喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

桜咲く岬には、愛がある

2021-03-25 | 感動

 とてもきれいな桜。
でもこの後、それよりももっときれいな写真が撮れた。

 この公園は、実は個人がつくられたもの。
二名津の堀本ひでさんご夫婦。

 見学を自由にしていいということで、写真を撮っていた。
そこへ、軽トラに乗ったひでさんとお母さんがやって来た。
 お母さんは、毎日楽しみにこの公園に来て、散歩したり、花を見たりされるらしい。
一回りされ、ベンチに座ったところを1枚。
心穏やかに、岬の風景を楽しまれているようだ。

 寄って行き、挨拶をした。
するとおばあちゃんから、「娘さんたちは元気ですか?」と声をかけられる。
昔、二名津に住んでいたころ、地域を歩き回っていた娘たちは、多くの人たちから可愛がられた。
90歳近いおばあちゃんも、それを覚えており、懐かしく話してくれたのだ。

 ひでさんは優しく語られた。
「実はこの公園は、おふくろのためにつくったんよ。
自分だけのためやったら、ようつくらん。
おふくろの喜ぶ顔を見ることがうれしい。」

 胸が熱くなった。
最高の親孝行。


 記念に写真を撮らせてもらった。
この桜をも色あせる最高の写真だ。

 桜咲く岬には、愛がある。

      岬人(はなんちゅう)

 


桜のある風景

2021-03-25 | 佐田岬の風景

 ふるさと佐田岬は、今、桜の季節。
とても好きな風景の一つ。

 三崎の国道を車で走っていると、いつも気になる場所がある。
そこは、二名津の堀本ひでさんが個人で作った庭。

 桜がいっぱいだ。
地面に花咲くピンク色の芝桜。
やがて斜面にも広がっていく。

 
 しだれ桜。
立派な成木になるには、50年はかかると言われている。
名木の桜は、しだれ桜が多い。
将来、このしだれ桜もきっと注目されるにちがいない。

 

 庭の後ろに、借景のように広がる奥山。
佐田岬半島でも指折りの山桜がきれいな風景だ。

 

 そして、これら全てを写した一枚。
ぜいたく過ぎる、桜がある風景。

 

 でもこの後、もっと美しい写真が撮れた。
感動の風景だ。

 

            岬人(はなんちゅう)