喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

田舎の離任式

2012-03-30 | ブログ
 この時期は、別れと出会いとが入りまじる。
切なくて、わくわく・どきどきする。

 三崎中学校では、井原校長先生、阿部先生、米澤先生(スクールソーシャルワーカー)が離任されることになった。
 井原校長先生の「三崎は住んでいるとわかりにくいですが、外から来ると本当にすばらしいところだと実感します。」

 阿部先生の「私自身、あまり賢くなく、器用な方ではなかったので、同じように悩んでいる生徒の思いに耳を傾け、自信を取り戻すための力となりたい。」

 米澤先生の「小学校とちがい、初めての中学校は、感動と驚きの連続でした。」

 みなさんの最期の言葉を聞いていると、
さまざまなことが思い出され、胸にぐっとくるものがあった。
 生徒の中には、目を真っ赤にし涙している者もいた。

 4月に入ると、新しい出会いが待っている。

 

SAPPORO「麦とホップ 黒」

2012-03-29 | ブログ
 だいぶん暖かくなり、ビールのおいしい頃となってきた。
ビールが大好きでさまざまなビールを飲む。

 一番多いアサヒスーパードライ。
これはもう飲みすぎて慣れてしまった。

 たまに飲みたいキリンのラガー。
苦味があり大人という味。
昼間、軽く飲みたいならキリン一番搾り。

 野村町惣川にいたとき近くの土居の庄屋さんで売っていたサッポロ黒ラベル。
なつかしいときに飲みたい1本だ。

 ぜいたくな気分に浸りたいときには、
エビスビールかサントリープレミアムモルツ。



 加えて、安くてけっこうおいしい発泡酒やリキュール。
最近、「サントリー金麦」を好んで飲んでいた。
フルーティーな味わいが新鮮。
あまりビールも飲まない妻でさえ、一杯はおいしいと言っていた。

 そして、またおいしいものを見つけた。
SAPPORO「麦とホップ 黒」
黒の甘さと濃厚な味わい。
しばらくはまりそうだ。



 黒ビールは以前から好きで、めったに置いている店はなかったが、
あれば必ず買っていた。
人気がないのかあまり見ないのが残念だった。
 黒ビールと言えば、アイルランドのギネスが有名。
飲みに行ってあれば必ず飲んでいた。

 こうしてみただけでも、いろんなビールや発泡酒、リキュールとの出会いがあり、
楽しませてもらっている。
まさにわが人生の楽しみ。

 と思いながら、今、
SAPPORO「麦とホップ 黒」を飲み終えた。
 田舎でのんびりと飲むのはいいものだ。

春は別れの季節

2012-03-28 | ブログ
ずいぶん暖かくなり、メロディーラインの桜も咲き始めた。 桜の咲くころは、別れの季節。 昨夜は、瀬戸中学校の井上完二校長の退職祝い あっさりと歯に絹を着せないもの言いは心地よかった。 今夜は、国立大洲青少年の交流の家所新山長の送別会 要職にありながら、たいへん気さくでお話しやすく、視野の広い考え方を感じることができた。 お二人には、よい影響を与えていただいた。 まさに人は、出会いにより成長する

愛媛新聞ヤング落書き帳コーナー

2012-03-26 | ブログ
 昨日25日と今日26日の愛媛新聞ヤング落書き帳コーナーに
三崎中学校と被災地気仙沼市立大谷中学校との交流や支援について掲載された。

 この1年間、三崎中学校では、小さくても確実で継続的な支援をめざし取り組んできた。
平和や希望の証しである折鶴を送り続けてきたが、賛同してくれた地域の方の折鶴も合わせると、
1万羽にもなった。
まさに継続の力のすごさを感じる。

 それと一緒にいつもさまざまなカタチでメッセージを添えて。
そして時にはこちらでとれたサツマイモも送ったりもした。

 全く見返りを期待しない支援。
与え続けること。

 昨年末にその大谷中学校からお米が届いた。
津波で壊滅した田んぼを復活させ、育て、収穫したお米。
その取組にこちらが勇気をいただいた。

 3月卒業式前、そのお米を全校でいただいた。
「おいしー。」
ほとんどの子どもたちから自然に出た言葉だった。

 そんな交流の記事が掲載されている。
ぜひご覧いただきたいものだ。

 私たち佐田岬の三崎中学校は、被災地と直接つながることで、
の力強さを肌で感じることができている。

 

春のセンバツ選手宣誓 石巻工業高校

2012-03-26 | ブログ
 全国を感動の気持ちで満たした春のセンバツ選手宣誓。
大きな被害をもたらした被災地宮城県石巻の石巻工業高校野球部主将 阿部翔人君の宣誓。

 
『東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。

被災をされた方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみにくれてい

る方がたくさんいます。

 人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。

 しかし、日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず

大きな幸せが待っていると信じています。

だからこそ、日本中に届けます。

感動、勇気、そして笑顔を。

見せましょう、日本の底力、絆を。

 我々、高校球児ができること、それは、全力で戦いぬき、最後まであきらめないことです。

 今、野球ができることに感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。』
           
                     平成24年3月21日
                     選手代表 宮城県石巻工業高等学校 野球部主将 阿部翔人


 3月11日、伊方総合運動公園テニスコートで双岩中・保内中・愛宕中そして三崎中で練習試合をしていた。
午後2時46分、選手全員が集合し黙祷を捧げた。
その時に確認したことがある。
「今こうしてテニスができることに感謝し、精一杯テニスをしましょう。」
というなげかけをした。

 後日、双岩中の生徒で涙を流したり、翌日の日記にそのことを書いていた子がいたということを聞いた。
本当に純粋な心。
 今の生活に感謝し、今日も部活動をがんばる佐田岬の子どもたちがいる。

かわいい教え子たち

2012-03-25 | ブログ


 ふるさとの平礒は、人口50人の小さな郷。
1年前に引っ越して帰って来てから、この小さな郷にたくさんの人が訪れる。
風通しのよい郷。
交流人口が増えるということは新しい何かが生まれてくることを予感させる。

 今日、伊方中学校時代のかわいい教え子2人が訪ねてきてくれた。
14年前に出会い、今でもつきあいが続いている。
彼女たちにとっては、人生の半分以上の時間のつきあいとなる。
自分にとってこんな関係って、本当に幸せだと感じる。
生涯大切にしていきたい2人。

 今日、訪ねて来てくれた理由というのが、
友だちが結婚するので、その人に贈るためのビデオレターに協力してほしいということ。
もちろんその友だちも教え子の一人で、今でもつきあいが続いている。

 結婚することを聞いて驚いたが、それ以上にうれしかった。
笑顔の似合うとてもやさしい子で、きっとすてきなお嫁さんになる。

 ビデオレターでは、彼女のことを思い出しながら、
緊張の汗も出しながら、メッセージを贈らせてもらった。

 2人とは、それ以外のいろいろな話しもした。
すてきな大人になっている。
うれしさとそんなつながりが続いている幸せ感。

 静かな平礒の夜は、たくさんの笑い声で響いていた。

八西NTTドコモ杯  3位

2012-03-24 | ブログ
 今日は、毎年恒例の八西NTTドコモ杯が大洲で開かれた。
昨日までの雨が心配されたが何とかできそうな感じ。
朝6:30に三崎を出発して7:30過ぎに到着。

 自分たちでテント設営やアップなど次々とこなしていく。
指示されてしか動けないうちはホンモノではない。
回りの状況を見て判断し、自ら動ける力を育てている。

 昨日、キャプテンでエースがインフルエンザにかかり、出場できない状態。
チームにとってこれはたいへん大きな痛手。
でも考え方を変えれば、エースにかなりたよっていたので、
それぞれがひとりだちするには良い機会かもしれない。

 リーグ戦では、保内中Bと松柏中Aと対戦。
保内中Bには辛くも勝ったものの松柏中Aとはリズムに乗れず惨敗。
先日の南予大会と同じように勢いがなく、安定しない。
それでも2位通過で決勝トーナメントへ。

 相手は、1位通過してきた八代A。
運動能力が高く、波に乗ると手がつけられない。
 ベンチからの指示は、
「強風なのでミスが多くなる。とにかく1本目のサーブとレシーブをていねいにいけ。」
選手たちはその通りのプレーで無駄な失点が少なかった。
逆に能力の高い八代Aにミスが目立ち、結果的には2対0で勝利。
これで3位以上は確定。

 次は決勝戦出場をかけ、強豪愛宕A。
強気で攻めてくる愛宕に対して、ていねいにていねいにつなぐが、
相手が上手だった。
0-2で負け、3位。

 決勝戦は、その愛宕Aと双岩Aの宿敵の対決。
一進一退の攻防。
最後まで強気で攻め続けた愛宕Aが優勝。

 三崎中にとっては、収穫と課題がはっきりとわかった大会となった。
うつむくことなく、前を向いて歩こう。

平礒のホームステイ

2012-03-23 | 喜久家の情報
 現在喜久家ではイタリアトリノ出身のフェデリカが活動してくれている。
たった一人だけの生活。
つい先日までは6人でのワークキャンプだったのに。

 心細いことは多いようだが、
初めての一人暮らしをがんばっている。

 作業もとってもまじめで、助かっている。
そんな彼女を私の両親も気にかけていて、大切に思っている。

 昨夜は、我が実家に招待し、夕ご飯をいっしょに食べていた。
そして何とその夕食を作っていたのは、弟だった。
大根料理だったが、日本料理を20年ほどしていたので、味はとてもいい。

 食事中に、
「今晩は泊まっていくといい。」
ということになり、ホームステイすることになった。
フェデリカもうれしそうだった。

 喜久家の若者ボランティアのおかげで
平礒が明るい。

インフルエンザ

2012-03-22 | ブログ
 インフルエンザが流行っている。
わが家だけのことだが。

 まず、娘の一人がダウン。
1日後にもう一人の娘がダウン。
そして2日遅れて息子がダウン。

 ダウンした息子の代わりに最初の娘が復活。
今日は、二名津小学校の卒業式。
5年生として卒業生への言葉が言えたようだ。

 もう一人の娘は、登校できず。
ほろ苦いものとなった。
明日の終業式には出られそうです。

 みごとに子どもたち3人に感染し、
私たち夫婦や両親、弟には今のところ届かず。

 驚いたことは、今の薬はあっという間に熱は下がる。
医学の進歩というのはめざましい。
 でも基本は、基本的な生活習慣で、
自分の健康は、自分自身で守り、保つということにまちがいない。


 
 

南予中学生ソフトテニス大会  ~ホソイ杯~

2012-03-20 | ブログ
 テニスシーズンの幕開けとなる南予中学生ソフトテニス大会。
昨年11月以来の大会だ。

 三崎中学校ソフトテニス部でもこの大会を目標に冬場の練習を積んできた。
しかし思うような練習時間がとれず、プレーが安定しない状態での大会となった。

 はじめに3チームによるリーグ戦。
それに1位になれば、決勝トーナメントへ進む。

 リーグでは、城川中学校、大洲南中学校と対戦した。
城川中学校の試合は、最悪の状態。
1ポイント目が先にとれず、常に先行される。
追いかけようとするが、ミスが目立ち、本来の生き生きとした表情やプレーができない。
こうなると悪循環で運さえも逃げていく。

 結果、3ペアとも負け、2勝した城川中学校の1位が決定した。
 続く大洲南中学校との試合では、3番手として1年生のペアを出した。
交代した2年生ペアには、ぜひその原因を考え、乗り越えてほしいと願う。
 1番手は、先ほどの試合とは別人のようにプレーし、けっこう名の通った相手の1番手を寄せつけず圧勝。
 2番手は、ファイナルまでもつれこんだが、波にのれず敗退。

 選手たちに対して歯がゆい気持ちがいっぱいあったが、
最も力不足なのは、指導者の自分であるのはまちがいのないことだと思った。
 明日からさらに充実した練習としていかなければならないが、
子どもたち以上にがんばらなくてはならないのは、指導者の自分。

 負けや問題の中には、次の成功や解決のヒントがかくされている。
くやしさをくり返しながら、四国最西端の田舎のチームは進んでいく。

一緒に働くということ

2012-03-20 | ブログ
 日曜日、午前中は自宅で仕事をし、
午後からは柑橘の選果作業を手伝った。
 息子と娘1人もいっしょに。
子どもたちも最近よく手伝ってくれる。
うれしいことだ。

 倉庫に行ってみると喜久家ボランティアのフェデリカが黙々と運搬をしていた。
本当にありがたい。

 そこに私たち3人が加わったので、効率がいっきょにアップする。
選果がどんどん進んでいく。
子どもたちも一役を任せられ、よく働いてくれた。
どの作業をとっても大人でも必ず一人分が必要。
そう考えると、キャリーに新聞紙をしく作業をしていた娘も一人役。
 やがて弟も加わり、さらに効率アップ。

 家族みんなで一緒に働けるということも農業の良さの一つだろう。
これも幸せの一つ。
とても良い時間だった。



 


 

喜久家 IN 松山

2012-03-18 | 喜久家の情報
16日金曜日の夜。
三崎中学校では卒業式があり、その謝恩会を松田旅館で行っていたころ、
松山では喜久家に関係する仲間の飲み会があった。

 1昨年の喜久家国際ワークキャンプのリーダー、鈴木恭平君が卒業を前に帰ってきた。
彼はもう何度目になるだろう。5度目?
それくらい平礒や喜久家のことを大切に思ってくれている。
「若者・よそ者・ばか者」だ。
こんな人たちが地域を元気にしていく。

 鈴木君は、今回平礒に帰る前に、
松山にいる3人の女性仲間と会うことにしていたようだ。
しずかちゃん・ゆめちゃん・まりちゃんだ。
彼女たちもまた鈴木君といっしょに2年前のワークキャンプに参加してくれた後、
ずっと平礒や喜久家を大切にしてくれている。

 そんな集まりがあるということで弟やYGPの浜田君、
そして喜久家プロジェクトに興味ある新しい若者も参加して、
かなり盛りあがったようだ。

 喜久家プロジェクトが始まって5年目。
こんな集まりがあちこちで開かれることは、本当にうれしいことだ。

喜久家お別れ会

2012-03-15 | 喜久家の情報
 今日、喜久家を旅立った若者たちがいる。
大阪の千晶ちゃん、韓国のミナ、フランスのゾエ。
昨夜のお別れ会のために急きょ松山からかけつけてくれた南ちゃんも、そのお供をする。
明日は、ドイツのヘンドリックとアメリカのリタも出発。
 私は仕事のため見送りには行けないのが残念。

 毎年のことながら、別れは悲しい。
わずか2週間の出会いなのに、一生のつながりができそうなくらい深く心に残る。
日常に返れる安心感ともっと一緒にいたいという思いが入りまじることだろう。

 昨夜は、国際ワークキャンプメンバー最後の夜。
一緒に汗を流し、語り合った受け入れ農家のみなさんも集まった。
少し緊張していた2週間前とはまったくちがう表情。
大佐田の木野本さんが、笑いの渦に引きこんでいく。 
二名津の村市君は、おだやかに若者たちの声に耳をかたむける。
いいなー。この雰囲気。

 最後にこの2週間のスライドショーを観る。
笑いあり、涙あり。
千晶ちゃんの涙にもらい泣き。

 時計は真夜中12時を過ぎた。
お別れの時だ。
みんなが見送ってくれるなか、
最後のあいさつをかわし、かたい握手をする。

 若者たちのこの手が地域に元気を与えてくれた。
ありがとう。
また会おう。

 行ってらっしゃい。

愛される田村菓子舗 

2012-03-14 | ブログ
田村菓子舗 リニューアルオープン


 10日土曜日10:30、喜久家のボランティアと二名津の田村菓子舗リニューアルオープンに訪れました。
すでに地域の子ども3人が来ていて、奥のカウンターで飲み物を飲みながら、ケーキをいただいていました。
子どもから大人まで愛されるお店。

 また、店内には所狭しと、多くの花や植物が届けられていて、
華やかな雰囲気とさわやかな春の香りに包まれていました。
さまざまな地域の人から愛されるお店。 

 私も家族みんなで寄せ書きしたメッセージを添えて
チューリップをお届けしました。
 たいへん喜んでもらえたのが、とてもうれしかったです。
 3代目は、みなさんへの感謝の気持ちをブログにまとめていますので、ご覧ください。

http://ameblo.jp/sizenndou/

 本当にすてきなお店が佐田岬にできました。

 ぜひお立ち寄りください。