3月2日(月)から始まった喜久家国際ワークキャンプは、今日3月16日(月)をもって2週間の活動を終了。
午後1時。三崎JA前のバス停から全てのメンバーが旅立っていった。
毎回そうだが、寂しさがずいぶんとこみ上げてくる。
がまんしても次から次へと涙がこみ上げ、流れ落ちる。
若者たちのすてきな涙。
また、感動の最高の表現ハグで、別れを惜しむロシアのサーシャと美奈ちゃん。
わずか2週間なのに。
一生忘れられない思い出がそれぞれにできる。
本当、すばらしい。
みんな後ろ髪を引かれる思いで、バスに乗りこんでいく。
準備から運営・まとめまで勤めたリーダーの薫ちゃんにとっては、特に様々な思いがかけめぐったことだろう。
「よくがんばったね。」
「ありがとう。」
というねぎらいの言葉といつもの
「行ってらっしゃい。」
これが別れや終わりのような気がしない。
これまでもそうであったように、またいつか会えるような気がする。
手を振り、見送る私たちに応えるために、全員バスの左側の席に座る。
バスがゆっくりと動き出す。
するとみんながさらに大きく手を振る。
そして、飛び交ういつもの声。
「行ってらっしゃーい。」
「行ってきまーす。」
少しずつ遠ざかり、小さくなっていく岬めぐりのバス。
見送ってからやがて8時間が経とうとしている。
若者たちは、どんな思いでいるのだろう。
平礒、喜久家での思いを聞かせてほしい。
実は、見送られる方よりも、見送る方がさびしいかもしれない。
この2週間、あたりまえにいた姿がもうここにない。
あの歓声がもう聞こえない。
何か、心にポッカリと穴があいたような気がする。
今夜から、喜久家にはひっそりと静かな時が流れる。
こんなふうにセンチメンタルな気分になるのも、すばらしいメンバーたちのおかげ。
有り難い。
そしていつかまた必ず帰って来てくれることを楽しみにしている。
その時には、心をこめて言いたい。
「お帰りなさい。」
岬人(はなんちゅう)