マーマレード。柑橘農家でありながら、作ることも食べることもめったにない。
以前、親戚の濱田のおばちゃんが作ってくれたことを覚えているくらい。
ところが、以下のような記事を見つけた。
イギリス人にとってマーマレード作りは年に1度の儀式のようなもの。
セヴィルオレンジが出回る1月、人々は大きな鍋でたくさんのマーマレードを作ります。
今年の出来は?色は?味は?
春の訪れを待つキッチンは柑橘の爽やかな香りとオレンジ色に包まれます。
そんなマーマレードに光を当てたのが、2006年に始まったマーマレードのコンテスト、
「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」。
第1回はほんの数十瓶だった応募数は、現在では世界40カ国から3000を超えるまでになり、
春直前のイギリスの人気イベントへと成長しました。
この「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」の記念すべき第1回 日本大会が
愛媛県八幡浜市で開催されたのは2019年5月のこと。
初の開催にも関わらず1600を超える作品応募があるなど、大盛況のうちに幕を閉じました。
残念なから2020年の第2回大会は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが
2021年の第3回大会は、最大限の感染拡大対策を取りながら
実施する運びとなりました。
以下、第3回大会の様子。
地元、三崎高校生もすばらしい賞を獲得するなど大活躍。
この他、地域の方も受賞された方がおられた。
そんな一人、大石さんにたまたま出会い、マーマレード作りの話に花が咲いた。
そして何と、「もう少しだけ残りがあるので、食べられますか?」の声。
もちろん、少し遠慮しながらも、めずらしいマーマレードをいただいた。
清見タンゴール、デコポン、はるみで作った逸品。
田舎には、こんなことがあるからうれしい。
食べるのももったいないなく、見つめているだけで幸せな気分にひたれた。
5月のさわやかな岬にピッタリ。
柑橘の味わい方として、まだまだたくさんありそうだ。
これから、この逸品を少しずつ味わっていきたい。
岬人(はなんちゅう)