喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

お伊勢参り 内宮 中継

2013-12-29 | ブログ
皇室のご祖神の天照大神をお祀りする、わが国で最も尊いお宮。



五十鈴川の川上に千古の森に囲まれて、2000年の時を超えて古代のたたずまいを伝えている



中心の正殿は五重の垣根に囲まれている。

唯一、神明造の社。

荘厳なたたずまい。






娘がおみくじをさがしていたが、ここに参ることじたいが、すべて吉とされていることから、ないようだ。

帰りは、五十鈴川のほとりを歩いて帰る。

最後に赤福を食べて、お伊勢参りを終えた。
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お伊勢参り おはらい町 中継

2013-12-29 | ブログ
ものすごい人で、内宮近くの駐車場には停められない。

1キロ手前の市営駐車場に停め、腹ごしらえ。 伊勢うどんをいただき、おはらい町を歩く。




内宮の門前町で、さまざまな店でにぎわっている。



何と、喜久屋という店もあった。


昔は神楽のおはらいをする町として、にぎわったそうだ。

内宮に近づくにつれ、人の波が激しくなってきた。

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伊勢は晴天なり

2013-12-29 | ブログ
今朝の伊勢は、昨日の天気がうそのような日本晴れ

太陽の女神、天照大御神を想像させる。
ホテルでゆったりとした朝食をとり、8時45分に出発

山麓を貫く伊勢自動車道を南下。 右手には、白い雪をかぶった山々。左手には、広い平野を見渡すことができる。
刈り取りが終わったきれいな田んぼが広がる。 野菜畑や少しの果樹園も見られる。

多気町の標識。
あの高校生レストランで有名なところ。
なるほど清らかな水と豊かな食材がここにはあるのだ。

あと20キロ。
それにしても天気がいい。
真っ青な広い空。
まぶしい太陽。

伊勢は、晴天なり。









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津は伊勢でもつ

2013-12-28 | ブログ
先ほど、午後6時過ぎに今夜の宿である津に到着。

 京都に入ったあたりから雪が降り始め、フロントガラスにあたっては消えていく。
路面に積もるまでは降らず、無事に到着。

 愛媛最西端の平磯を出発して、ちょうど12時間。
長かった。
途中新居浜までの高速道路が通行止めだったのが痛かった。

 今夜の宿は、県庁所在地の津、プラザ同津。
津は32万石の城下町。

「津は伊勢でもち、伊勢は津でもつ」
と言われている。
明日に備え、早速、夕御飯にしようと店を探すが、なかなか見あたらない。

 そしてようやくあったのが、すき家。
松阪牛で有名なこの地で、すき家の肉料理を食べる。
あまりのギャップだが、いたしかたない。

 お腹も満たされ、ホテルの和室で旅の疲れを癒している。

 伊勢神宮に祀られているのは、太陽の神である天照大御神。
明日の日の出から楽しみだ。
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お伊勢参り ライヴ

2013-12-28 | ブログ
伊勢神宮は、20年に一度の式年遷宮。
これが最初で最後のお伊勢参りという両親の願いにより、年の瀬あわただしい時だがお伊勢参りに向かう。

 朝、6時半。日の出までにはまだ1時間もあり、冷え込んでいた。

昨夜遅くまで準備したたくさんの荷物を要領よく積みこんでいく。
弟の洋海に見送られ、7人で出発。

 今日も厳しい寒波が、西日本を襲い、川内から新居浜まで雪のため通行止め。
高速道路を下り、国道を走る。
ところが渋滞で前になかなか進まない。






 予定を大幅に遅れ、 ただ今姫路を走行中。
今夜の宿、三重県の県庁所在、津まであと200キロ。
2時間半はかかり、到着は5時過ぎになるだろう。

 それにしても、四国最西端に住む人からすると憧れのお伊勢参り。
便利な時代になったものだ。



 妻と運転を交代しながら、ライヴで記録していくことにする。
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クリスマスの思い出 ~ゴスペル・コンサート~

2013-12-26 | ブログ
 クリスマスが終わった。
何か、もの寂しい気持ちと、正月へ向けてそわそわした気持ちとが入りまじる。

 今年のクリスマスに関して、いつもの年以上にいろいろなことがあった。
職場のハワイ出身の女性からのクリスマスカードとプレゼント。

 そして今回のことも思い出に残るもの。
 12月23日、前日松山で泊まり、帰りにショッピングモール「エミフル・松前」にたまたま立ち寄った。
入り口を入ると、コンサートイベントのリハーサルをしていた。
エスカレーターに乗り2階へ上っていく。

 すると1階の客席から手を振る人がいた。
いとこの真由美さん。
 そしてその近くからもう一人、手を振っている。
何と23年前の野村中学校勤務時代の教え子、佐藤めぐみさん。
 ビックリして2人に手を振り返した。

 驚いたのは、私だけではなく2人も席の前後で顔を見合わせ
「えっ、どうして知っているの?」
「えー、どうしてあなたこそ」
「だって、いとこなんよ。」
「だって、教え子なんよ。」
と大騒ぎ。

 すごい勢いで2階に駆け上がって来て、
そのつながりに私たちは、驚きと笑いが止まらなかった。

 彼女たち2人は、ゴスペル聖歌隊「Rejoice」に所属していて、この後歌う予定。
めぐみさんとは、10年ぶりの再会。
フェイスブックでつながっていたので、その活動の様子は知っていて、
一度見てみたいとずっと思っていた。

 11時30分。いよいよスタート。
生で聞くのは初めてで、いきなりそのダイナミックな歌声と豊かな表情に圧倒された。

 

『ゴスペル(Gospel)とは、
God Spell → Good Spell(良い知らせ)が変化した言葉だと言われ、
日本語では、福音(=良い知らせ)と訳される。
 17世紀に奴隷としてアメリカ大陸へ連行された、アフリカ人が、自由を剥奪され、救いを与える福音と出会い、
神に彼らの賛美をささげるようになったのがゴスペルの始まりだと言われている。』


 立派に成長した教え子の様子を、23年前の中学生の頃と重ね合わせながら見ていた。
面影を残しながら、すてきな女性になっていた。
 途中、何と涙をふく様子が見られた。
頬を流れ落ちるひと筋の涙。



「私は、ゴスペルによって自分らしさを取りもどしました。」
ということを言っていた彼女。
 これまでのいろいろな苦悩とそこから立ち上がれた喜びを思い出したのだろうか。
胸の内はわからないが、そんな彼女を思うと、がんばってきたんだなー、ともらい泣きしそうになった。




 ゴスペル。
まさに魂の歌。
    




                                    岬人(はなんちゅう)

 







 
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ハワイアンのクリスマス

2013-12-25 | ブログ
 わが家は、クリスチャンでもないのにクリスマスを楽しむ。
大らかにいろいろな文化を取り入れ、自分たちにあったものにする日本人。
これもまたいいのかも。

 1週間前の16日(月)。
 職場でいっしょに働く、ハワイ出身のALT(外国語指導助手)がクリスマスプレゼントを
カードといっしょにプレゼントしてくれた。
 それも何人にも。




 1年で最も楽しい、大切なクリスマス。

 そのすばらしさを伝えようとしてくれたのだ。
その気持ちがうれしくて。

 もっと異文化をわかりたいと思った。
そして、日本のすばらしい文化を伝えたいと思った。




                岬人(はなんちゅう)


 
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冬至のお日さまの様子

2013-12-22 | ブログ
 喜久家ブログは、もともとふるさとの様子を、現在ふるさとで住んでいない人にお伝えする、
という思いで書き始めたもの。

 書き始めて4年、変わってきたことがある。
① ささいなことやその変化を感じようとするようになった。
② 人との関わりをていねいにするようになった。
③ 伝えるということで、客観的なデータを大切にするようになった。


 今日は、今年2013年の冬至。
昼間の時間が1年で最も短い日であり、これを境に昼間が徐々に長くなっていく。
このことは知識として知っている。

 でも田舎では、それを体で感じやすい。



 写真は、先日の日の出写真。
 田舎では自然をものさしとすることが多い。

① 日の出の位置が、季節によってちがう。

  夏の日の出は、もっと左側。つまり東より。
 冬至に近づくにつれ、南側によっていく。
  ちなみに日の入りも南側によっていく。


  太陽の南中高度(太陽が空のどれくらい高い所を通過しているように見えるか)は、
 夏至の頃が、約80度つまり頭の真上を通過しているように見えるのに対して、
 冬至である今の時期は、約30度。
  太陽を見上げる角度が全くちがう。
 だから影の長さが冬場は長くなる。


  このことは、知識としては知っているのであたりまえのことだが、
 それを生活のなかで実感していることは少ないだろう。

  まわりを人工的な建物で囲まれた都市ではなおさらかもしれない。


② 冬至は、日の出が一番遅く、日没が一番早い日ではない。

  この意外な事実は、数年前に職場で釣りが趣味の井原さんから聞いて気づいたこと。

  ここ最近、日の出時刻が遅くなってきている実感。
 今日の伊方町の日の出時刻は、7時11分。
 平礒は、その方向に釜木の山があるので、太陽が顔を出すのは、もっと遅くなる。
  その時間がさらに遅くなっている。

  これはまさに事実で、日の出が一番遅いのは、
 冬至よりも10日ほど後。つまり年末年始、初日の出のころになる。


  逆に、夕方が少し明るくなってきた感じがする。
 日没が遅くなってきた感じ。
  今日の伊方町の日の入り時刻は、午後5時7分。

  これもまさに事実で、日没が一番遅いのは、冬至の10日ほど前、12月中旬。
 すでに徐々に夕方が明るくなってきている。
  

  
  では、気温、寒さはどうかというと、
 私たちは、その時刻や明るさ・暗さによって気温のかんちがいをおこしやすい。

  暗い真夜中が一番気温が低く寒い、と思いがち。
 でも実際は、日の出あたりが最も寒い。


  これも早起きの田舎者には、実感としてわかること。

  私たちは、自然の流れの中で生きている。
 できれば、それが体にとっても、いいこと。
  
  そんな暮らしに小さな幸せを感じている。


                        岬人(はなんちゅう)

  
   

  
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今日は、今年の冬至

2013-12-22 | ブログ
 今日は、今年2013年の冬至。

 冬至は、昼が一番短い。
ゆず湯に入り、かぼちゃを食べるといい。

 

 写真は、柚ではなく、愛媛ならではの「みかん湯」。
 我が家だけかもしれない?

 冬至について、昔は冬至は日照時間が短く、太陽からの恵みを受ける時間が短いことから、
「死に一番近い日」と言われていた。
 そんなこともあり、その厄払いの意味を込めて、体を温め、無病息災を祈っていた。


① 冬至のこの日、北半球では太陽の高さが、一年で最も低い位置にあり、
 日照時間が一年で最も短く、反対に夜は長くなる。

  冬至を境に、少しずつ日は長くなるが、寒さは厳しくなっていく。


② 二十四節気の二十二番目。
  二十四節気とは、節分を基準に1年を24等分して約15日ごとに分けた季節のことで、
 冬至・夏至・春分・秋分などもこれに含まれる。

  1年を4つの季節に分け、さらにその季節内は、6つに分けられる。
 どの季節も6つのなかで最初は、立春・立夏・立秋・立冬。
  春分・夏至・秋分・冬至といったそれぞれの季節内での分かれ目は、
 6つのなかで4番目になる。
  
  冬至は、全体の二十二番目で、すでに立冬は過ぎ、冬に入っている。
 冬至の後は残すところ、小寒そして大寒となり、寒さがきびしくなっていく。

③ かぼちゃを食べるといい
  冬至にかぼちゃを食べる風習は、緑黄色野菜が少なくなる冬の時期に、
 ビタミンやカロチンが多く含まれるかぼちゃを食べて風邪をひかずに冬を
 乗り切るための先人の知恵。

  秋に収穫が終わると冬には食べられる野菜がめっきり少なくなり、
 そんな中で本来の旬は夏だが、栄養があり保存もきくかぼちゃは、
 とても重宝されている。

  現在ではかぼちゃは一年中手に入るが、風邪防止はもちろん、美肌や動脈硬化などの予防のためにも、
 冬至の日だけでなく、この時期にかぼちゃを食べるのは身体のためにも良い。


④ 運(うん)がいい
  冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込めるという言い伝えがある。

  だいこん・にんじん・れんこん・うどん・ぎんなん・きんかんなどなど、
 「ん」のつくものを『運盛り』といい、げんかつぎをしてきた。

  かぼちゃは漢字で書くと南京(なんきん)なので、こちらも運盛り。

  地域によっては、冬至の七種として、「ん」が2つつく食品、
 なんきん・にんじん・だいこん・れんこん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うどん(うんどん)
 を食べると病気にならず出世するとも言われているようだ。

 「ん」は平仮名の終わりであることから、こちらにも一陽来復の願いが込められている。

⑤ ゆず湯
  ゆずを浮かべたお風呂。
 ゆず湯は血液の流れをよくする効果があり、冷え性や神経痛、腰痛などに効く。
 ひび・あかぎれを治し、風邪を予防する働きも。
 また、その香りに邪気を払う力があると言われている。


  
  まさに日本の自然・文化・慣習・食などが深く関わった冬至。
 田舎には、まだずいぶんとそんなものが残っている。

                           岬人(はなんちゅう)




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ふるさとブログ(喜久家プロジェクト・ブログ)を書き続けて

2013-12-21 | ブログ
 「継続は力なり」
というがこれを続けてきたというものがなかなか思いあたらない。

 どんなに小さなことでも、続けることがいかにむずかしいことかを感じている。

 尊敬する双海町の若松さんが
「はがきを毎日1週間書くことは、おそらくがんばれば誰にでもできます。
誰にでもできることなので平凡。
 ただしそれを20年続けるということは、多くの人がまねできないこと。
非凡なことです。」

 平凡と非凡の大きなちがいは、継続するということ。

 そんな若松さんは、はがき以外に、社会が情報化社会になるのにあわせ、
ブログも毎日2本書かれている。

 私など到底足元にもおよばないが、
何か続けてみようと大きな影響を受けた。
 4年前に、喜久家ボランティアがブログを立ち上げ発信し始めた。
彼女たちは期間が過ぎ、旅立っていくとき、
「できたら、この後ブログをたのみます。」
と言われ、引きついだ。



 コンセプトとして、
○ ふるさとの様子を発信していく。
○ 田舎・農業・ボランティアの良さを発信していく。
○ 広く日本・世界に目を向け、地元で実践できることに目を向ける。


 という内容なので、ずいぶんと限定されたもの。
「ふるさとを離れて暮らす人たちに、ふるさとの様子を伝えられたらいいな。」
「そんな時代遅れのような暮らしが、日本の佐田岬にある。」


 4年前引きついだころ、このブログを見てくれている人は、10人ほどだった。
 コメントもあったので、誰が見てくれているかわかった。
その人たちの顔を思い浮かべながら書き続けた。
それが少しずつ増え始め、先週は過去最高の人数。
 1週間で、1552人。
 1日平均、224人が見てもらったことになる。
最も多かった日で、1日301人。


 何か不思議な感じがする。
まるで徒然草のごとく、つれずれなるままにそこはかとなく書きしるしているだけ。
 4年前のように顔が思い浮かぶ人の方がはるかに少なく、
いったいどんな人が見てくれているのか思い浮かばない。

 でも心から感謝している。
何らかの気持ちで通じ合うところがあるということに。
 さざ波にしかならないだろうが、さざ波でいい。
ふるさと・田舎・社会を変えるつながりになってほしい。


 今朝は、早起きした。
そして今日もつれづれなるままに書いている。

                       岬人(はなんちゅう)



 
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二名津のクリスマス・イルミネーション 2013年バージョン

2013-12-21 | ブログ
 二名津のクリスマスイルミネーション 2013年バージョン



 クリスマス間近。
1年中で一番夜がにぎやかなこの時期。

 各家々や街角には、きれいなイルミネーションが輝く。

 こちら二名津でも毎年恒例のイルミネーション。
旧二名津中学校校舎に飾りつけられている。
 今年は、さらにグレードアップして輝きを増していて、
見る人を幸せな気持ちにさせてくれる。

 これは、二名津地区を中心とした有志の若者たちが、
「地域を楽しく、盛り上げよう」
と数年前から行っている。

 予算は、地区の人たちからの寄付。

 全てが手づくり。



 先日、平礒への帰りに娘たちと立ち寄りながめた。
「きれいやね。」
との声。
 
 娘たちは、これから将来、様々なイルミネーションを見るだろうが、
真っ暗なふるさとの夜を照らす忘れられないワンシーンになることはまちがいないだろう。

 イルミネーションの輝き。
そしてそれを創った地域の人たちの輝き。

 両方を楽しむことができた夜だった。

                         岬人(はなんちゅう)
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驚きの岬アジ (はなあじ)

2013-12-18 | ブログ
 12月14日(土)、東温市の酒井あいさんとその先輩岡野さんが佐田岬を訪ねてくれた。

 ぜひ会ってもらいたい人との「人つなぎ」。
田村菓子舗の3代目よっくんに会ってもらい、何か新しいつながりができることを楽しみにしながら店を出た。
夕暮れがせまり、うす暗くなってきた。

 実は岡野さんは、たいへんな釣り好き。
今回も、時間があればあこがれの佐田岬で釣りをしようと準備していた。
今、二名津湾では岬のアジがわいている。
この時間でも防波堤には、所せましと釣り人が竿をたれている。

「少しの時間でもいいので釣ってみますか。」
ということで、手ぎわよく準備し万全。
ちょうどその時、隣のおじさんの竿がものすごいしゃくりで反り返った。
そして海面から姿を現したのは、ものすごい大きさのアジ。



 岡野さんもこれにはビックリ。
「こんなアジは初めて見ました。」
との驚きの声。




 大きさを測るのに、あいさんの手をあててもらった。
40㎝くらいはあるだろうか。
がぜんやる気が高まった岡野さんは、護岸からルアーを投げる。

 隣のおじさんの竿が再びしなった。
これも大きいアジ。
防波堤でも次々と大きい岬のアジが釣り上げられていた。
豪快、爽快!

 こんなアジがわいている状態がもう1ヶ月近く続いている。
今朝も小雨が降るなか、漁師や釣り人が何人もいた。


 私はいつも誰かにもらって食べるだけだが、
これもまたよし。
 岬の旬のあじ。

              岬人(はなんちゅう)


 

 

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人つなぎ ~佐田岬編その3 田村菓子舗の3代目~

2013-12-17 | ブログ
 12月14日(土)、東温市の酒井あいさんとその先輩岡野さんが佐田岬を訪ねてくれた。

 あいさんから、岡野さんというとてもすばらしい人を紹介してもらった。
それにお返ししたく、岬の人を2人につなげたいと思った。

 それは、ふるさと平礒の道行くおっちゃん、おばちゃんであったり、
船山食堂のおばあちゃんであったり。
 そして夕方も近づいていたので、ぜひつなげたい人である
二名津の田村菓子舗の3代目、よっくんに電話をかけた。

 4時30分から仕事が入っているらしく、わずか30分であったが急いで車を走らせた。
車を降り、海岸ばた集落独特のまちなみに岡野さんの
「ふるさと因島にそっくりです。いいですね。」
との驚きの声。
哀愁漂う雰囲気。

 田村菓子舗に着き、お互いを紹介する。
あいさんも岡野さんも手づくり感あふれるこの店の雰囲気がとても気に入ったみたい。
そしてそれを手がけたよっくんのことも。

 あいさんは、黒め塩ぼーろやうにまんじゅう。
岡野さんも、うにまんじゅう、そして何とウニの瓶づめに興味を示した。
さすがその道のプロだ。




 よっくんも、あいさんのボランティアによってどんな豊かさを手に入れることができるかという
理論的な話に納得。

 時間があれば、さらにさらに広く、深く盛りあがっただろうが、
時間となったので店を出た。

 店の前は、二名津の若者のリーダーである増田さんを中心とした人たちが手がげた広場に
芝生が植えられていた。
この場所が、地域の人たちの憩いの場となり、新しい風が吹く場ともなる予感がする。



 再会を期待して、記念撮影。

 

 この出会いにより、新しい風が吹くことを楽しみにしている。

                             岬人(はなんちゅう)
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人つなぎ ~佐田岬編 その2~

2013-12-16 | ブログ
 12月14日(土)、東温市の酒井あいさんとその先輩岡野さんが佐田岬を訪ねてくれた。

 遅めのお昼を船山食堂でとった。
朝、電話をして予約しておいた。
船山食堂のおばあちゃんに会ってほしいと思ったからだ。

 途中予約時間よりも遅くなりそうだったので、電話を入れる。
するとおばあちゃんから

「わざわざありがとうございます。もう電話はかまいませんよ。
いつになってもかまいません。
今日は特に冷えますからお客さんに温かい物を食べていただきたいと思います。」


 船山食堂のメニューは、コーヒー、うどん、定食の3つだけ。
80歳になるおばあちゃんが細々と1人で開いている。

 おすすめは、800円の定食。
でもこれには、200円の食後のコーヒーもついているので、実際は600円。
 手作り感あふれる味噌汁、酢の物、漬け物、豚肉炒め。
そして今日の魚は、サバの塩焼きとハマチの刺身。
これで600円というのはありえない。

 子どもや孫たちは、おばあちゃんの体も心配だし、
もうけにならないので、店を閉めた方がいいと声をかけるそうだ。

 先日、大洲であった研修会で偶然にもおばあちゃんのお孫さんと知り合った。
 お孫さんがおばあちゃんの言葉を聞かせてくれた。

「祖母が開いている食堂は、もうけなどほとんどなく、
その労力を考えたら赤字です。
 でも祖母は、お客さんとふれあうことが何よりの楽しみだと言うのです。」


 働くとは、生きがい、やりがい、おもてなしとは。
そんなことを考えさせられる。

 あいさんは、地域づくりの重要なしくみとして、
おばあちゃんのそんな人間関係づくりについて考えを聞かせてくれた。
 この船山食堂は、たとえお客さんが多くなくとも、お客さんが来なくなるなることはないだろう。
それは全て、おばあちゃんの魅力があるがゆえのことだろう。


 岡野さんは、仕事がら青魚(例えばサバ、イワシ、ハマチ)が健康にどれほどよいか教えてくれた。
佐田岬の人たちは、昔から青魚が中心の食。
長生きで元気の秘訣は、青魚をよく食べていることがかなり大きな理由。
 それを聞いていると、つくづく豊かな岬だと感じる。


 何と1時間半も船山食堂にいて、帰りぎわ。
おばあちゃんが、
「息子が大阪にいますが、毎朝電話で今日の定食のメニューを聞いてくれます。
それを息子はホームページで紹介してくれます。」

と、うれしそうに話すおばあちゃんの顔が温かかった。

 親孝行者のすばらしい息子。
 遠く離れていても田舎で暮らす親のために、そしてふるさとのために、
できることはあるものだ。

 あいさんと岡野さんにぜひ会ってもらいたかったおばあちゃん。
私の人つなぎ。
 
 続いて2人目は、二名津の田村菓子舗へ。


追伸
 1年前の夏にこの喜久家プロジェクトブログで書いていた船山食堂を紹介したい。

http://blog.goo.ne.jp/kikuya2009/e/1fca1a59807a85242a8f8730a6cbaad9
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人つなぎ

2013-12-14 | ブログ
 人と人がつながることでおもしろいことが起きる。
それは足し算のようなこともあるし、かけ算のようなこともある。


 今日、また、とてもすてきなつながりができた。
 ふるさと平礒で若者と共に行っている郷づくり「喜久家プロジェクト」をいつも気にかけてくれて、
応援してくれている酒井あいさん。
あいさんが、わざわざ遠く平礒に来てくれた。
しかもとてもすてきな先輩を連れて。

 大学時代を愛媛で過ごし、ふるさとが広島でありながら、
今もなお愛媛を大切に思ってくれている岡野さん。
初対面でありながら、誰もを受け入れられるような雰囲気。
そしてはずむ会話。

 学生時代から、そして今も仕事の関係で世界のいろいろなところに行かれている。
その旅のスタイルも、「かわいい子には、旅をさせろ」
のようなエキサイティングなもの。
 まるで「地球の歩き方」の寄り道編を書けるような。

 今は、日本の水産会社大手に勤めていて、
お客さまの豊かな食と健康を願って働かれている。

 お互い、田舎のすばらしさ、
自然体験や生活体験、社会体験のすばらしさを肌で感じるタイプのようで、
似ていると思った。


 せっかくなので小さな平礒を案内させてもらった。
「小さなこともすばらしい」
 小径にも、積み上げられた石垣にも、古い家にも、色づいてきた柑橘にも
温かい人の手が加えられている。






 郷を見下ろすお墓に立ち、
郷の昔やならわしについても話をさせてもらった。



 あいさんのおかげでまたひとり、すてきな人とつながった。

 あっという間に午後2時近く。
予約をしていた名取の船山食堂へ向かった。

 おばちゃんの温かいおもてなしを受け、
また話に花が咲いた。

 続いて、二名津の田村菓子舗へ。

                      岬人(はなんちゅう)

 
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