喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

太平洋のど真ん中、マーシャル共和国でボランティア活動

2017-09-24 | 教育
本日9月24日土曜日、国立大洲青少年交流の家で、ボランティア養成講座があり、
講義の機会をいただいた。

 それを機会に自分のボランティア活動もふり返ってみたが、
活動をする際のある重要なポイントに気がついた。

 今までのふり返り。
写真は、平成18年ミクロネシア連邦のマーシャル共和国に行ったときのもの。


 白い浜に緑の椰子の木。そしてどこまでも青い空と海。


 毎日のように夕方になるとスコール。
そして雨が上がると、大きな虹。


 もぐると、初めてみるきれいな珊瑚。


 あるプライベート無人島で、マーシャルと日本の子どもたちが交流キャンプ。

 そして、2日間のキャンプを終え、無人島を出発するときに、
みんなで海岸清掃活動。

 こんなとびっきりのボランティア活動をしたのに、
何かすっきりとしない。
充実感が少ない。
 なぜだろう?

                 岬人
 
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美しき太平洋の島国マーシャルからボランティア活動を考える

2017-09-24 | 教育
 9月24日、国立大洲青少年交流の家で、ボランティア養成講座があり、
講義の機会をいただいた。

 それを機会に自分のボランティア活動もふり返ってみたが、
活動をする際のある重要なポイントに気がついた。

 今までのふり返り。
写真は、平成18年ミクロネシア連邦のマーシャル共和国に行ったときのもの。



 無人島キャンプの最終日、
「来たときよりも美しく」という日本人ならではの感覚で、海岸清掃等を行った。

「こんな美しい珊瑚礁の島国、マーシャル。ゴミもそんなに落ちていないだろう。」
というのが日本の子どもたち、そして私の考えだった。
 それでも水が入っていたペットボトルやビニールなどが回収された。

 たくさんのゴミを拾ったという充実感はなく、無人島を後にした。

 30分ほど船にゆられ、首都マジュロのある本島が近づいてきた。
本島といっても、細長い島で、一番幅のあるところでも200㍍しかない。
最も高い土地で3㍍。
周りを自然の防波堤である珊瑚礁に囲まれているため、大きな波をおさえてくれる。
そんなことを感動しながらながめていた。

 そのときだった。
私たちの目の前に広がった光景に開いた口がふさがらなかった。



 広がっていたのは、広大なゴミ捨て場。
波打ちぎわでは、廃車となりさびた日本製の車が積まれていた。
海底にも広がっている。
積まれた生活ゴミは、野焼きされていた。
立ちこめる黒い煙とプラスチックやビニールの焼けるにおい。
きれいな海に流れ出る汚れた黒い液。
 廃棄物処理場はない。

 これも現実なのだ。
「太平洋に浮かぶビーナスの首飾り」と言われているマーシャル諸島の現実なのだ。

 1時間前にした無人島のゴミ拾いボランティア活動がよみがえった。
この島々の1面しか見えず、思いもつかず、何となく拾っていた。
拾うというよりも島の自然を楽しんでいた。

 この島国のいろいろな面の現実を知っていれば、
先ほどのボランティア活動も全くちがっていたものになっていただろう。
 
 これが、ボランティア活動の大きなポイントだと思う。
現実の課題があって、ボランティア活動が行われる。
そしてその活動の結果があらわれてくる。
 現実の課題をしっかりととらえられていないと、
その後の活動や成果はうすっぺらいものとなってしまうだろう。

 そしてこの美しい島国マーシャルの1番大きな課題が見えてきた。
そのことについては、また次に。

                           岬人

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台風一過の佐田岬

2017-09-18 | 佐田岬の風景
 昨日、午後から四国に上陸した台風18号。

 全国に大なり小なり、影響をおよぼした。

 台風が過ぎ去った後の海や空はすっきりとしている。

 お気に入りの大久展望台から、名取の梶谷鼻を望む。
いつもは群青の海が、台風によりかき混ぜられて、ミントグリーンのような色。


 こちら釜木湾。
山の土砂が流れこみ、ミルク紅茶のような海。




 空は、空気中の塵を洗い落とし、青く澄んでいる。


 帰宅してからは、玄関前に散乱した木々や葉っぱのかたづけをした。
台風前の準備もたいへんだが、もっと大切なのは、台風一過の後かたづけ。

 1時間ほどで終わり、ひと休み。
蝉の声も秋っぽい。
 
 佐田岬の昼下がりのひととき。


         岬人(はなんちゅう)
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佐田岬の運動会 ~すばらしい伊方中学校の運動会~

2017-09-11 | 教育
 9月9日(土)、佐田岬では多くの中学校で運動会が行われた。
伊方中学校の運動会もすばらしかった。
中学生の若さ、さわやかさ、情熱あふれるものだった。
 選手宣誓


 フィリピンの民族ダンスであるバンブーダンス


 力比べの剛力伝

 
 運動会について、ウィキペディアで調べてみた。
 「イギリスやドイツの職工体育的行事に起源を有するが、
日本で最初に行われた運動会は定説によれば1874年3月21日、海軍兵学寮で行われた競闘遊戯会であるとされる。
 イギリス人英語教師フレデリック・ウィリアム・ストレンジの指導によって行われたとされ、
ストレンジは後に異動先の東京大学予備門でも運動会を開催している。
 ただし、1868年に幕府の横須賀製鉄所において技術者・職工らによって行われたものが最初であるとする説もある。



 1878年5月25日には札幌農学校で「力芸会」が開催された。
その後、わずか数年で北海道内の小中学校に広がったといわれる。
 また、1883年からは東京大学で「運動会」が定期開催されている。
その後、初代文部大臣・森有礼が体育の集団訓練を薦めるため学校で運動会を行うようになった。



 日本が近代国家を形成する過程において、運動会は大きな役割を果たしたといわれる。
1つには、地方自治制度の整備や産業化の進展による伝統的地域社会の再編成がすすむなかで、
地域社会の統合に寄与したことがあげられる。

 在学生だけではなくその地域の大人たち、しかも子供を学校に通わせていない大人たちをも含めて、
運動会に積極的に参加することで学校を中心とする地域社会の連帯を再確認し、強固にすることが可能となった。

 運動会は従来のムラにおける「ハレ」の場に代わる役割を果たしつつ、地域社会の連帯感の強化に大きな意味を持ったのである。」


 チームワークを必要とする「ムカデ競走」。


 最近は団結力、表現力を高めるために、熱い応援合戦も見ごたえがある。 






 運動会の終わりには、ブロック解団式。


 佐田岬の中学生たちの純粋な目がいい。
佐田岬の未来は、明るい。



             岬人(はなんちゅう)
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月のある風景 ~佐田岬の満月~

2017-09-08 | 佐田岬の風景
 9月6日(水)は、満月だった。
田舎の夜は、人工的な明かりが少ないので、暗い闇夜。
そんな闇夜に、明るい月が昇ってくると、月明かりで周りを見ることができる。

 釜木湾と山の稜線が見られる。
この月明かりで見られる風景が好きだ。


 月について調べてみた。

「月には、それぞれ違ったパワーが宿っています。
新月は植物でいうと、種まきに適した時期です。
そのため、新しいことを始めたり、願い事をするのには最適な時期です。
そのほか仕事では企画や会議をしたり、貯蓄計画を立てたり、好きな人を誘ったり、告白するのもこの時期が適しています。

 そして、満月へと近づく上弦の月は、吸収力が次第に高まっていきます。
そのため、不足している栄養分を補ったり、パックやエステなどで保湿ケアなどをするのにも適しています。

 満月は、祈るのではなく、行動することによって結果が得られる日です。
そのためこの日は、願い事をするのではなく、まさに実践することに注力しましょう。

 満月から段々欠けていく下弦の月は、デトックスに最適な時期です。
またダイエットも結果が出やすいので、この時期に始めると良いでしょう。
また別れにも適した時期と言われているので、余計な人間関係などを断ち切るのに良い時期です。
この時期にデトックスし、次の新月から新しい出会いのために備えましょう。

 そして、また新月へと戻り、サイクルが一巡します。
あなたも、月のパワーを味方につけて、運気を上げてみてください。」



 農業は、月の動きと関係していることが多い。
父親から、そんなことをいろいろ聞いている。

 月のある風景。
田舎の夜の楽しみだ。




        岬人(はなんちゅう)
 
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夏の終わりの佐田岬ムーンビーチ

2017-09-06 | 佐田岬の風景
 8月27日(日)昼下がり。
夏の終わりの佐田岬、井野浦ムーンビーチ。
 静かで、どことなく哀愁が漂う。

 2組ほどの家族が海水浴を楽しんでいた。

 赤灯台には、若者たちが佐田岬の風を楽しんでいた。


 何を話ししたのだろう。
佐田岬には、人の心を元気づけたり、癒やしたりする風が吹く。


 風に乗って、赤とんぼが舞っていた。


        岬人(はなんちゅう)
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秋晴れの佐田岬の風景 ~九町、豊之浦の風景~

2017-09-04 | 佐田岬の風景
 9月3日(日)。
うろこ雲が空を泳ぐ、涼しい秋晴れの日。

 九町、豊之浦を経由して湊浦へ。

 二見から九町を望む。


 九町から女子岬を望む。


 絶景の豊之浦。


 そして黒島、宇和海。


 この同じ風景は2度とない。

 佐田岬は、豊かだ。


          岬人(はなんちゅう)
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息子へ乗り継がれるバイク

2017-09-04 | 感動
 9月3日(日)朝、帰省していた息子が松山に出発。
夏休みを利用して、自動二輪の免許をとった。




 貧乏学生にバイクなど買うお金はない。
そこで考えたのが、私が使っていたバイク。

 20歳のとき、バイトをして中古で買ったバイクだ。
当時大人気だった「ホンダXLR 250」

 このバイクで日本中を走った。
いろいろなものを見たし、多くの人とのすばらしい出会いがあった。
たくさんの思い出がつまっている。


 
 間もなく30年経つ。
そのバイクを息子が乗り継ぐ。



 息子にゆずったのは、バイクであり、物語の続きでもある。
 物語の続きが始まる。
息子は、どんな物語をつくっていくのだろう。
楽しみにしている。


       岬人(はなんちゅう)

 
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愛媛県立三崎高等学校の体育祭のすばらしさ

2017-09-02 | 感動
 昨日、佐田岬の空に広がったうろこ雲。
そんな時、翌日は天気が崩れることが多い。

 三崎高校の体育祭があるので、心配していた。
結果は、晴天。
 外れたのか。そうとも言えない。
風が涼しく、けっこう強かった。
天気が変わっている。しかも来週は雨予報。



 午前中は仕事だったため、午後から母校の体育祭を見に行く。

 感動の場面がいくつもあった。

1 魂の応援合戦
  男子のみの力強い応援。
 太鼓と手拍子と声のみのシンプルさ。




 顔をくしゃくしゃにして、体の中から声をふりしぼる。
指先にまで、思いがこもる。



2 はじけるダンス
  見ていて、本当楽しくなるこの男子のダンス。
 体全体で、リズムをとり、楽しさを表現。
 佐田岬の太陽だ。


  観客の目をくぎ付けにしたダンスのきれ、なめらかさ。
 楽しそうなキラキラとした表情。
 さわやかな佐田岬の風のようだ。



3 生徒ともに歩む先生方
  先生方全員参加のリレーで体育祭を盛り上げる。
 いい顔をしておられる。
  生徒が頼れる「チーム三崎高校」だ。



4 保護者も熱い
  女子のリレーに直前に飛び入り参加。
 平均年齢は、42歳くらいだろうか。
  子どもたちは、この親父の背中を見て育つ。



5 卒業生が多数参加
  毎年のことながら、卒業生が多数集まる。
 この時のために遠くから帰って来る者もいる。
  フォークダンスの女性役が足りないので、飛び入り参加の卒業生。
 これも三崎高校ならではだ。



6 精一杯
  最後のスウェーデンリレー。
 足が重くなるも、懸命にバトンをつなごうとする若者たち。
 たのもしい。
  そして会場の後かたづけも進んで取り組んでいた。
 社会は、そんな若者を求めている。


  結果発表。
 勝敗はつくが、それ以上のものを手に入れたにちがいない。
  将来、この日の光景を思い出し、勇気づけてくれることだろう。


 三崎高校OBとして、小さいながら、思いがぎっしりつまった体育祭をうれしく思う。
そして後輩である若者たちを、たのもしく思う。
 
 ふるさと佐田岬の未来は明るい。


                岬人(はなんちゅう)

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佐田岬の秋空 ~秋を感じるうろこ雲~

2017-09-02 | 佐田岬の風景
 昨日の昼過ぎ、伊方町スポーツセンターの上に、うろこ雲が広がっていた。
あまりにもきれいだったのでカメラを取り出し、シャッターを押す。



 調べてみた。

「うころ雲は、巻積雲の別名です。
 巻積雲は、白くて非常に小さな雲がたくさん集まって出来ている雲です。
その見た目が魚の鱗のように見えることから、うろこ雲、いわし雲、さば雲等の別名がつきました。

 日本では、特に秋に良く見られます。
うろこ雲を見ると、何となく秋の気配を感じますよね。

 秋の季語として、短歌や俳句にも読まれています。

 なぜ秋に多くみられるかというと、うろこ雲が出来るメカニズムに秘密があります。
 秋ごろになると、空が晴れていても朝晩が急に冷え込んで寒くなることがありますよね。
寒くなった時には、放射冷却現象が起きています。
放射冷却現象とは、地面が熱を放射することで、温度が一気に下がる現象です。

 こうして出来た大きな寒暖差によってうろこ雲が作られています。
 うろこ雲が目立ち始めるということは、気温が下がってきているという合図です。
厚手の上着やコートを押し入れの中から出して、来たる寒さに準備しましょう!」




 なるほど。
でもうろこ雲が見えたら、明日の天気は崩れる、雨になる!
と体で感じてきた。

「うろこ雲が出ると明日は雨が降るとよく言われていますが、これは本当です。

 うろこ雲が出来ているということは、上空で暖かい空気と冷たい空気の対流が進んでいる証拠であり、
高気圧が過ぎ去って行って低気圧や前線がやってくる前触れなのです。

 うろこ雲がきれいだなと秋の風流を感じた翌日は、天気予報をチェックしてかならず折りたたみ傘を持ち歩きましょう。」


 さあ、うろこ雲がきれいにできた昨日。
翌日である今日の天気はどうなっただろうか?

 田舎では、自然の変化から天気を予測することができる。
幸せな感覚だ。

           岬人(はなんちゅう)





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