喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

未来に残したい風景 ~佐田岬のアマルフィー、名取~

2019-04-27 | 佐田岬の風景
 10連休初日の佐田岬は、快晴です。

 山桜が散った後の萌えるような緑。
そして群青の海。

 釜木口から名取の梶谷鼻を撮りました。
名取には、元気な男子中学生が一人います。
彼はまだふるさと名取のすばらしさに気がついていないかもしれません。


 名取は、地質的にも歴史的にもおもしろい集落です。
名取の石垣といえば、まるでパッチワークのような美しさ。
また最近は、江戸時代において歴史的につながりがある、宮城県名取市の人たちとの交流を深めています。



 この景色の美しさは絶景です。

 これを見るたびに、イタリアのアマルフィ―海岸を想像します。
アマルフィ―は、イタリア南部のソレント半島南岸のサレルノ湾に面した海岸。
「世界一美しい海岸」といわれる景勝地・避寒地で、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。






 人家は、少し少ないですが、よく似ています。

 佐田岬のアマルフィ―、名取。
未来に残したい風景です。
 将来、アマルフィ―では、「イタリアの佐田岬」と呼ばれるといいな。


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佐田岬の休日 ~33年ぶりの自転車通~

2019-04-21 | 生き方
 日曜日だが、山積みの仕事をしに職場へ向かう。
地域を自転車で回ってみようと思い、平礒から自転車で約8㎞ある三崎中学校を目指した。
自動車なら15分ほどだが、ゆっくりと30分ほどかけて。
とはいえ、立こぎしなければならない上り坂も。

 三崎高校へ通っていたころ以来の自転車だ。
何と33年ぶり。


 実は、先週も自転車で行った。
 6年前、現在21歳の息子が高校生になるときに買った自転車。
息子が卒業した後は、娘が引き継いだ。
2年間乗ってバイク通を始めたので、乗られないまま倉庫で眠っていた。
さびや汚れが付いたものを磨き、動きが鈍くなったところに油を塗った。

 先週は、試運転を兼ねていた。
我が子が乗った自転車を父が引き継いだ。
いいものだ。
思いがこもった親子の自転車。長く大切にしていきたい。


 途中、瀬戸内海側から望む伽藍山。
三崎中学校の校歌の歌詞にも出てくる伽藍山。
そして二名津湾。


 二名津に入った。旧二名津中学校。
当時、正門前であいさつ活動をしていた。


 二名津中学校の側で、お大師様(弘法大師)のお接待をしていた。
私もお菓子をいただいた。
 今もなお、信仰心厚い地域の人たちによって引き継がれている。
いろいろな話を平尾長さんや山西のおばちゃんから聞いた。




 三崎トンネルを抜けると下り坂。
山桜の名所奥山は、今は葉桜がパッチワークのようにきれい。
 手前には、地域の人たちによって育てられた芝桜が鮮やかなピンク色。


 ついに三崎中学校に到着。
伽藍山をバックに、絵になる学校だ。


 途中、多くの地域の人たちに出会い、話を聞いた。
言葉の端々に、三崎中学校への温かい気持ちが感じられた。

 四国最西端の三崎中学校。
地域と共にある学校を目指したい。


            岬人(はなんちゅう)

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愛媛県PTA連合会制作のカレンダー

2019-04-20 | 教育
 愛媛県PTA連合会が作成したカレンダー。
様々な内容が詰まったすばらしいカレンダー。


             伊方町ゆるキャラ「サダンディー」とともに。

 このカレンダー作成に向けて、
愛媛県PTA連合会の行天雅史会長(伊方小・中PTA会員)の思いに感激。

〇 特色あるPTA活動を写真で紹介。(佐田岬灯台や佐田岬半島も掲載)
〇 「楽しい子育て全国キャンペーン」三行詩を紹介。
   家庭のルール・家族の絆・命の大切さなどがつまった詩。
〇 毎月10日は、「ありがとうの日」。
   家族や先生・地域の人に感謝する日として進められている。




   「愛媛県PTA連合会スローガン」
      愛の手で未来を築くPTA
  ~愛顔(えがお)あふれる子どもたちとともに~

 
 私たちは、一生に一度のぶっつけ本番の親業をになっている。
それは迷いながらも、やはりうれしいものだと感じている。
 様々な人たちと情報交換しながら、豊かな親子関係を築いていきたい。
 
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二名津にある慈照寺住職さんが、三崎中学校に甘茶を持って来られた

2019-04-13 | ふるさと
 4月8日のことです。
 二名津にある慈照寺速水住職さんが、三崎中学校に甘茶を持って来られました。
「今日は、花祭りなので、甘茶を作りました。どうぞ召し上がってください。」
とのこと。


 ありがたいことです。
三崎中学校は、地域の方のこのような温かい気持ちに支えられています。
地域から愛される学校を目指していきたい。

 早速、湯呑についで飲んでみました。
 甘~い。砂糖はもちろん入っていないのに、甘い。
蜂蜜をまぜたような甘さ。



 さて、聞きなれない花祭りとは、どんな祭りなのでしょうか。
花祭りとは、仏教を開いたお釈迦さまの誕生日にお祝いする行事のこと。

 誕生日といえば、イエスキリストの誕生日であるクリスマスが有名ですが、
仏教を信仰する人が多い日本では、花祭りがもっとにぎわってもよさそうなものです。

 お釈迦さまが生まれたインドのふるさとは、たくさんの花に囲まれた所だったそうです。
誕生日の4月8日には、たくさんの花を供えるようになり、
「花祭り」と呼ばれるようになったようです。


 中学校の社会科でもシャカについては習いますが、
地域や家庭でも話題になると、知識が暮らしと結びついたものになります。

 
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大学進学のために親元を巣立った娘の思い ~岡山大学 グローバル・ディスカバリー・プログラム~

2019-04-06 | 生き方
 娘たちがふるさとを離れ、1週間が経った。
我が家は、すごく静か。
あの笑いに満ちた、騒々しさがない。
妻は、冷蔵庫の食材が減らないと驚いている。
朝、トイレを待つこともない。

 妻と娘たちは毎日のようにライン電話で話をしているので、
寂しさは和らいでいる。

 どんな気持ちで新しい生活を送っているのだろうか。
今、家にいたころを振り返って、どう感じているのだろうか。
気になるところだ。

 そんなおり、フェイスブックに以下のようなことをアップしていた。
人は、思いを伝えあうことで、近づくことができる。



 「岡山大学に入学しました。

「勉強だけが大学じゃないよ。」
とは言いますが、今の私は、過去最高に勉強するのだと意気込んでいます。
今の私は。

 式典中、100回以上相槌を打ちました。
首が 寝違えたような状態です。
そして、背筋を伸ばしすぎて途中で つりました。
良い思い出です。
卒業式では、相槌200回を目指します🤤


 グローバル・ディスカバリー・プログラムの同級生は、インスタにおいても英語で投稿していました。
今の私にはできません。
4年後には、Facebookの投稿が英語だらけになっているはずです。多分。
よろしくお願い致します。


 妹のさやかに、毎日夜9時に安否確認のため連絡をするようにしています。
「おやすみ」でも「あ」でも「お」でも良いからメッセージを送り合おう!という決まりです。
 安否確認とは言ったものの、本当は、1人では寂しいので妹に構ってもらいたいだけです。
「3日もすれば慣れるけん、大丈夫よ。」
と妹は言ってくれました。
その通り。
まだ3日も経っていませんが、妹に連絡するのが既に面倒です。
 入学前後の週が、これほど忙しいとは思っていませんでした。




 今になり、これまでいかに両親に頼り切っていたかということを痛感しています。
(痛感していますが、だからといって困っていることも特にないのでご安心ください。)
 誰かが私が使用している家計簿アプリを覗くと、驚くでしょう。
かなり節約しています(自分としては)。
 今の私は自分で稼いだ金で生きているわけではないので、
両親に頼っているのは今も同じです。
ありがとうございます。

 父が人生で最も懸命に勉強に打ち込んだのは、大学生時らしいです。
 高校でも、これでもかというほど勉強していたそうなのに(祖母は口を開けば父の勤勉さについて語ります)、
どんな勉強量だったんだろうと、私には想像もつきません(´-`).。oO


 それにしても、家族に自分の投稿を見られるのって、気まずいというか何というか・・・普通に嫌。笑

 玄関のチャイムが鳴ったので、この辺で止めます。
まぁ扉は開けませんが🤫😜」


   「グローバル・ディスカバリー・プログラムのウェルカムパーティー」         

 親は子を思い、
子もあんがい親のことを思い。
 離れてみて、分かることが多い。

 ディスカバリーとは、「発見」すること。
大学生活で、新たな自分を発見してほしい。
多くの人との交わりの中で、新たな世界を発見してほしい。
 それを通して、成長していける。

 そんな時間は、とても大切だ。



      岬人(はなんちゅう)


   「グローバル・ディスカバリー・プログラムのウェルカムパーティー」  

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三崎高校を卒業した娘が、愛媛大学の入学式で思ったこと

2019-04-04 | 生き方
 今日、大学に入学した娘が次のような思いを残している。


~2019.4.4~
【入学式】
愛媛大学に入学しました。
今日も務めを果たしている両親はじめ、皆様に感謝しています。
ありがとうございました。



①入学式およびオリエンテーション
姉ひかると同様、この130分間、背筋を伸ばしたまま着席していました。
背中をつることはありませんでした。
(↑ここ重要)




②役職員·来賓紹介
相手が礼をされたら軽く座礼を返すのが高校までの通例だったため、本日も当たり前のように実践しました。
私だけでした💦
あとの学生は平然と着席しており、少し恥ずかしくなりつつ、しかし一人目の方に礼をした手前、あとの方にしないのも失礼か。
やはり最後まで続けるべきだ…
などとぐるぐる考えながらも、そんな素振りは決して見せず、結局最後までやりました。
加えて、祝詞·祝電紹介の最後、
「まことにありがとうございました。」
と、言われたあとは、座礼。
で す が、
こちらも上記と同様の結果でした。

あとの約1999人をさしおいて、自分だけが違う行動をとるのはさすがの私にもためらわれました。(自信のかたまり)
正しいことをしていると思っていても、大多数が同じ行動をとるとき、自分だけが違った行動をすれば自分が間違っているのではと不安になることがあります。
それと似た体験でした。
集団の力とは時に恐ろしいものであると同時に、どのようにでもなれる可能性があるということを、身をもって感じた次第です。

きっと今、皆さんの頭の中にも
欅坂46の『サイレントマジョリティー』が、
♪ちゃ ら ら ら ら ら…♪
と流れてだしていることでしょう。
しかしなりゆきとはいえ、自分の意志に従って最後まできっちりやり通せた自分を、
よく頑張ったと褒めてあげたいです。




こんな、今日の朝ご飯は何々食べました以下のような小さな話から、私は次のことに気づきました。
自分のことが好きだということです。

自分がとった行動を後悔することは多々ありますが、それはその時の私が考えてとりうる最善の行動だったのだから、それで良かったんだよ。
と、前向きにとらえています。
良いことをしたと思ったら自分を褒めます。




高校入学時は自分に自信がなく、全くの逆でしたが、高校生活を経て私は変わることができました。
そのきっかけを与えてくれた、今まで出会ってきた人々,培ってきた経験を力に、大学でも様々なことに挑戦します。
(いい感じにつなげる)


式後の午後からも充実した1日となったのですが、それはまたの機会にお話しします。
多くの方々に祝福され、良い大学生活のスタートが切れそうです。
(姉ひかると同じようにシメたいと思います↓)

明日は履修登録日につき、計画を立てなければいけないのでこの辺りで止めます。
まぁどうせ寝てしまいますが😋」

 
 ほのぼのとした生き方。
それでいいのだ。
それこそ、ふるさとが教えてくれた生き方だから。


               岬人(はなんちゅう)
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佐田岬の桜シリーズ1 ~三崎高校下に続く桜並木~

2019-04-04 | 佐田岬の風景
 佐田岬の桜が見ごろをむかえている。
ハンパない美しさ。

 まずは、三崎高等学校前の桜並木。
オレンジ色した岬めぐりの伊予鉄バスとのコントラストがまたいい。


 振り向くと、県内でも誇れる桜並木。
今日も多くの人が、散歩やランニングをしていた。
 こんな場所に愛媛県立三崎高等学校はある。




 そんな桜並木の中途に、新しい名所ができていた。
奥山の山桜が、見事。





「桜」は、春に薄いピンク色の綺麗な花を咲かせる樹木の「サクラ」を意味する。
日本では主にバラ科サクラ属の植物全般を指して「サクラ」という。
一方漢字ができた中国では「ユスラウメ」という特定の品種を表している。

 漢字の成り立ちには、このユスラウメの特徴が深く関係しているといわれている。
「桜」の由来を探るには、旧字体である元々の形に注目。
 「桜」は「櫻」と書き、これを分解するとその意味が見えてくる。
ツクリにある「賏」は貝を2つ並べたネックレスを表し、「女」を組み合わせた「嬰」で「(女性の)首飾り」を意味している。
これに「木」を合わせて、「首飾りのような樹木」を表すようになった。


 首飾りといえば丸い玉がいくつも連なっている様子を想像する。
ここから、サクランボのように連なる丸い実をつける「ユスラウメ」を意味するようになったといわれている。
 日本では、その後に似たような特徴をもつバラ科サクラ属の植物全般を指すように意味が変化した。
 また、漢字を簡略化するようになって「桜」が使われるようになった。

 佐田岬の桜。
未来に残したいふるさとの風景だ。


                         岬人(はなんちゅう)

 
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