平成15年度日米国民交流若手教員のアメリカ派遣をふり返る。
9月22日から28日までは、デンバーでの語学研修と生活や習慣に慣れるための準備。
アメリカと言えばやはりアメリカンフットボール。
ぜひ観戦したいと思いなかなか手に入らないチケットをとってもらい、メンバーみんなで観戦。
応援するのは、地元のNFLチーム「ブロンコス」。
チーム名の「ブロンコス」とは、野生馬という意味。
西部の荒々しく、たくましいイメージに由来する。1960年にチーム創設。
スタジアムは、7万6000人を収容できるインベスコフィールド。
スタジアムへの入場口でチアガールがおもてなし。
そして彼女たちは、この後フィールドでチームを応援。
まさにアメリカといった感じ。
試合前からスタジアムは、お祭り騒ぎ。
ビールを飲み陽気に騒ぐアメリカン。
選手が入場し練習が始まるとスタジアム内は、興奮のるつぼと化した。
練習も終わり、いよいよ試合を待つばかりの時、アメリカ国歌の独唱が始まった。
すると驚くべき光景が広がった。
国歌独唱と同時に約7万人の観客が一斉に国旗に向かって立ち上がり、
胸に片手を当て、国歌をかみしめるように聞き始めたのだ。
その真摯な姿に今まで感じたことのない感動をおぼえた。
さまざまな違いを持った人々が集まっているアメリカ。
個性が認められ、重視されているアメリカ。
一見、まとまりに欠けそうな人々が、国歌と国旗のもと、みごとにまとまっている。
国を愛するとは、言い換えれば、その国の自然・文化・歴史、
そして何より人を愛することだと思う。
そう考えると、日本(人)もとてもすばらしいとあらためて感じた。
アメフトの競技もさることながら、最も感動したことだった。
いろいろな意味で堪能した。
岬人(はなんちゅう)