喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

「勝利よりも勝ち誇るに足る敗北」  モンテーニュ 

2018-02-28 | 生き方
 2月28日は、ミシェル・ド・モンテーニュ(哲学者)の誕生日。

 こんな言葉を残している。


「世の中には、

勝利よりももっと

勝ち誇るに足る

敗北があるものだ。」





「2014(H24)喜久家国際ワークキャンプにて~母とかおちゃん~」 
         
               岬人(はなんちゅう)

「いかなる運命のもとでも、精一杯行動する」 ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー

2018-02-27 | 生き方
2月27日は、ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー(詩人)の誕生日。


「それでは、

立ちあがり、行動しよう。

いかなる運命のもとでも、

精一杯に。」




         「キルギス出身のベクザットの一生懸命さ」


        岬人(はなんちゅう)

「海よりも、空よりも広いものは…」 ヴィクトル・ユーゴー 

2018-02-26 | 生き方
2月26日は、ヴィクトル・ユーゴー(詩人)の誕生日。


 海よりも広いものある。

 それは空だ。

 空よりも広いものがある。

 それは人の心だ。



         岬人(はなんちゅう)

「一つの長所を伸ばす」  ルノワール

2018-02-25 | 生き方
 2月25日は、ルノワール(画家)の誕生日。


「100の欠点を

なくしている暇があるなら、

1つの長所を

伸ばしたほうがいい。」





       「フランス出身のガレットとドイツ出身のローマン」


              岬人(はなんちゅう)

喜久家国際ワークキャンプの可能性 ~帰国生の約9割「留学経験が就活にプラス」トビタテ!留学JAPAN調査~

2018-02-25 | 教育
 喜久家国際ワークキャンプのワークが始まった。
私も若いときにこんな経験がしたっかたなー。
 若者たちの可能性が広がる。

 愛媛県立三崎高等学校2年の娘が昨夏、カンボジアで国際ボランティアのために留学した。
その他様々な分野での留学帰国生の変化がおもしろい。


          「2017(平成29)年 喜久家国際ワークキャンプ」

『留学経験者に就職活動について聞いたところ、
留学帰国生の89.2%が留学経験が就職活動に「良い影響を与えた」と回答したことが、
留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」が行った「派遣留学生の就職活動調査」結果により明らかになった。

 留学経験が志望業界や企業に変化をもたらしている割合も65%以上にのぼった。

 派遣留学生の就職活動調査は、文部科学省が官民協働で取り組んでいる
留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」がインターネット調査にて実施したもの。

 2017年に新卒向け就職活動を経験した「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生を対象に、
2017年10月18日~11月13日にかけて調査を行い、483名の有効回答を得た。



 就職活動を経験した留学帰国生に
「留学経験が就職活動に良い影響を与えたか」を聞いたところ、
89.2%の学生が「良い影響を与えた」と回答。
「まったく影響しなかった」と回答した学生は4.3%となり、トビタテ!留学JAPANは留学経験は就職活動のプラスになったと分析している。


 就職活動において具体的に評価されたポイントは、
留学経験で培った「何事にも挑戦するチャレンジ精神」がもっとも多く76.7%。
 ついで「広い視野で物事を捉える力」61.0%、
「対人コミュニケーション能力」56.8%が続いた。


 留学前後で働いてみたいと感じる企業や仕事についての変化について調査したところ、
65.7%の学生が「留学によって志望業界・企業に変化があった」と回答。

 「将来日本の成長に貢献できる企業」を志望する割合は留学前の43.6%から留学後59.1%に増加。
 「外国語を使える企業」は留学前36.8%から留学後48.8%に高まった。
 一方、「生涯年収が高い企業」は留学前28.4%から留学後23.8%へ減少、
 「周りに好感をもってもらえる企業」も留学前20.9%から留学後16.8%へ意向が低くなっている。

 トビタテ!留学JAPANはこの結果から、留学生は留学経験を経て高収入や安定した仕事よりも、
グローバルな環境で自分がやりたいことにチャレンジしたい、日本に貢献したい意向が強まっている傾向が見られるとしている。



             「2017(平成29)年 喜久家国際ワークキャンプ」


 留学の影響で留年・休学した学生は、47.1%と全体の約半数におよぶ。
「留年・休学による就職活動への影響」については、「マイナスの影響があった」と回答した学生は5.3%にとどまり、少数派だった。
 全体的には「影響なし」46.5%よりも「プラスに影響した」48.2%という回答が多かった。

 マイナスの影響について具体的にみると「同期に比べて1年就職活動が遅れる結果、情報収集や相談がしづらい」が91.6%と最多に。
 プラスの影響では「将来について考えを深めたうえで、就職活動に臨むことができる」96.3%、
「就職活動を1年早く終わらせた友人から情報収集ができる」54.1%という意見のほか、
「留学前後で就職活動を2回行うことができる」13.7%という声があがった。』



              「2017(平成29)年 喜久家国際ワークキャンプ」


 1度しかない人生。
 いろいろな世界を見て、様々な人と出会い、豊かに育っていく。
なんて、すてきなことだろう。

 日本一細長い佐田岬半島の先端で、
未来を拓く若者たちが育っていく。

 そしてそんな若者たちに関わることができるうれしさ、おもしろさ。
今日の佐田岬は、春の風が吹いている。


           岬人(はなんちゅう)



       

喜久家国際ワークキャンプのワーク開始 ~H30年度「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース、779校1,781人が応募~

2018-02-25 | 教育
今朝から、いよいよ喜久家国際ワークキャンプのワークが始まった。
 朝7:30分前に我が家の前に若者たちが集まり、
受け入れ先の迎えを待っていた。

 国内外の若者が、超田舎での活動を体験する。
これはとてもいい経験になるだろうと思う。

 日本の若者の内向き志向が心配されているが、海外からの若者たちのいい刺激を受けることだろう。


               「2016喜久家国際ワークキャンプ」
 
 愛媛県立三崎高等学校2年の娘が、昨夏カンボジアへ国際ボランティアとして2週間の留学をした。
来年度の応募が始まったようだ。


『文部科学省は平成30年2月20日、平成30年度官民協働海外留学支援制度
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」高校生コースの第4期派遣について、応募状況を公表した。
 応募生徒数は1,781人、応募生徒の在籍学校数は779校。

 日本政府と民間企業が官民協働で取り組む留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」は、
2013年10月に開始。
 東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、
大学生の海外留学を12万人、
高校生の海外留学を6万人まで引き上げることを目標としている。

 第4期派遣の平成30年度高校生コースでは、「アカデミック(テイクオフ)」、「アカデミック(ショート)」、
「アカデミック(ロング)」、「プロフェッショナル」、「スポーツ・芸術」、
「国際ボランティア」の6分野にて、合計500人を採用予定。
 なお、新高校1年生向け「アカデミック(テイクオフ)」は4月26日まで募集を行っているため、
2月20日公表の応募状況に含まれていない。


 文部科学省によると、新高校1年生向け「アカデミック(テイクオフ)」を除いた採用予定の450人に対し、
国立49校202人、公立407校729人、私立323校850人から応募があった。
 応募生徒数の合計は1,781人、応募倍率は3.96倍。
娘が参加した(平成29年度)の応募生徒数1,635人と比べると、146人増加した。

 今後の日程は、2月中旬~末に書面審査(1次審査)、3月中旬~下旬に全国9都市で面接審査(2次審査)を実施。
採否結果は5月中旬に通知される予定となっており、6月中旬に壮行会と事前研修会を行う。
 留学は7月1日よりスタートする。 』



                「2016喜久家国際ワークキャンプ」

 若者は、旅をしろ。

 今回の喜久家国際ワークキャンプを経験した若者たちは、
今後海外での活動に挑戦していくことがとても多い。

 ここでの経験が大きなきっかけとなっていく。
 私たち受け入れ側は、若者たちのそのような育ちに、わずかながら関わることができる。
うれしいことだ。




         岬人(はなんちゅう)

喜久家国際ワークキャンプ2018 始まる

2018-02-24 | 生き方
 2018年(平成30年)2月23日(金)、
「喜久家国際ワークキャンプ」が始まった。

 フランス、ドイツ、ロシア、タイ、日本各地からの
10名を超える若者たちが愛媛県佐田岬半島の西端、伊方町平礒に集まった。

 また22日には、4年前のメンバーである沙英ちゃんも郷帰りし、
なつかしい話とその後の活動を聞いて大いに盛り上がった。

 途中、写真を撮ることさえ忘れ、
片づけの場面だけとなってしまった。



 小さな小さな郷の新しい物語がまた始まる。


       岬人(はなんちゅう)

「夜眠るときにふり返る」 スティーブ・ジョブズ 

2018-02-24 | 生き方
 2月24日は、スティーブ・ジョブズ(実業家)の誕生日。


 墓場で一番の金持ちになることは、重要ではない。

 夜眠るとき、

我々は、すばらしいことをしたと言えること、

それが重要だ。



                「家族とふるさとのために生きる父」

         岬人(はなんちゅう)

「若さを振りかざして運命に向かう」 倉田百三 

2018-02-23 | 生き方
 2月23日は、倉田百三(劇作家)の誕生日。


 若いときには、

若い心で

生きていくよりないのだ。

 若さを振りかざして

運命に向かうのだよ。





              「息子の友達の農業男子たち」


                  岬人(はなんちゅう)

父親とは‥  ~ふるさとに生きる父~ 

2018-02-22 | 感動
 ふるさとで両親と同居している。
 毎朝、そして帰宅して、母家に顔を出し、両親の様子をみたり、
何気ない会話を楽しんだりしている。

 心にグッとくる新聞記事があった。

『 父親とは・・・
 
 いつのころからか父親を超えていると思っていた。
体格では高校生の時に抜かしていたし、学歴でも勝っている。
社会での肩書でも私の方が受けがいいと思っている。
父は借家住まいで、私は持ち家。
父と違って酒にも飲まれない。
 
 その父がこの冬84歳で他界した。
亡くなる十日前に、入院した父を家族が交代で夜間の付き添いをした。
 
 最後の付き添いとなったその夜、私は間違いに気づいた。
意識がもうろう状態の父に向かって私は言った。
「何不自由なく育ててくれてありがとう」。

 父はベッドの中でわずかな力を振り絞って私の頭をなでてくれた。

 その時思った。
私は父を超えてなんかいない。
私はいつまでもこの人の子どもなんだと。
 涙が流れた。

 それから3日後に父はこの世を去った。
この夏、初盆を迎える。
きっと日本の歴史にまったくその名を残すことのない父の人生に、精一杯の拍手を送る。
 
 オヤジ、あなたの孫となるこの子たち3人を嫁さんと一緒に、
誰にも恥じない立派な大人に育ててみせます。
 
 これからも少しでもあなたに近づいていきたい。』


 77歳になる私の父はまだ健在だが、
この気持ちはよくわかる。

 今夜、いつもよりも少し長く、
父や母とおしゃべりしてみようかと思う。

         
          岬人(はなんちゅう) 

「死について考えることからの解放」 ジュール・ルナール 

2018-02-22 | 生き方
 2月22日は、ジュール・ルナール(作家)の誕生日。

 
 死ぬことは悪くない。

 死について考えることから

 解放してくれるから。





      「元航空隊員 杉野富也さん」


       岬人(はなんちゅう)

「長生きの秘訣は、‥」 ジャンヌ・カルマン

2018-02-21 | 生き方
 2月21日(水)は、ジャンヌ・カルマン(世界最長寿記録保持者)の誕生日。


 長生きの秘訣は、

「退屈しないこと」、

 「よく笑うこと」、

 「どうにもならないことは くよくよしないこと」よ。



            「長生きしそうな母」    

「具体的ということは、最良の結論」  石川啄木

2018-02-20 | 生き方
2月20日(火)は、石川啄木(詩人)の誕生日。


 いかなる問題であっても、

具体的であるということは

最後の、

そして最良の結論だ。



            
   「平礒 みかん畑と釜木湾」
          

ふるさと佐田岬の豊かで、幸せな暮らし ~老いていく母に頭を下げる~

2018-02-15 | 感動
 先日2月12日(月)。
仕事に行こうとしていると、母が作業していた。


「何しよるが?」
母は、
「ジャガイモを植えるための準備をしよるんよ。」
との返事。

 先日手術したばかりの眼のことが気になり、
「眼の調子はどうよ?」
母は、
「よー、見えるんよ。お世話になったなー。」
と目を大きく開き、うれしそうに返事をした。

 胸が熱くなった。



 夜帰宅し、いつものように母家の戸を開ける。
明かりはついているが、誰もいないので、
「母ーちゃん、おるかな?」
と寝室に向かって大きな声で呼びかける。

すると
「ジャガイモを植えて、疲れて寝よるんよ。」
としんどそうな声が返って来た。

 申しわけなさで、寝室の母に向かって静かに頭を下げた。

 いくつになっても親を超えることはできない、と思った。



 私は、こうやってふるさとに住み、親の様子を間近で感じることができる。
それは本当に幸せなことだ。

 本当の豊かさ、幸せがここにはある。



       岬人(はなんちゅう)





 

 

 

春の道後、石手寺を散策して感じたこと

2018-02-15 | 感動
 4年前の平成26年(2014年)2月14日(金)のブログを読み返してみた。
寒くなったり、温かくなったり、三寒四温の季節。
 一気に暖かくなるのもいいが、こんな時期も趣があっていい。

 道後、石手寺という歴史ある地域を歩いて感じたことを綴っていた。


「世の中は、バレンタインデーということでうきうきしている日。
松山で愛媛県内から集まった150人の前で、プレゼンをすることになっていた。

 道中、長浜・双海あたりでは北西の風がきびしく、護岸に打ちつけられた波しぶきがあがっていた。
そして見上げれば、山の上のあたりはうっすら雪化粧。





 プレゼン内容を巻き返しくり返し、シュミレーションし準備した。
何とも重いバレンタインデー。
 でもその甲斐あってか、本番ではあまり緊張することなく、
かえって熱くなるような場面さえあった。
 こうして何とか務めを終えることができ、肩の荷もおりた。

 その夜は、関係者といっしょに松山の夜を満喫した。
昼間の延長のような熱い時間だった。
 そのせいか、いつものように酔うことなくベッドに。
そして疲れのせいか、ぐっすり。

 翌朝15日は、さわやかな目ざめだった。
天気も落ち着き、プチ旅行気分を味わいに道後を散策することにした。

 まず向かったのは、一度行ってみたかった「石手寺」。
四国八十八カ所51番札所で、境内ほとんどの堂塔が国宝、国の重要文化財に指定されている壮観さ。
それに寺宝を常時展示している宝物館を備えており、四国霊場では随一ともいえる文化財の寺院。

 それらに見とれていると、ひとりのおばあちゃんに声をかけられた。
「お接待、いただきませんか。」
地元のお大師さん信者のみなさんが、白装束に身をつつみ、お接待をしていた。
何とこの日は、お釈迦様の命日ということだった。
 
 せっかくなので、お接待のあられをいただき、お参りをした。
信者のみなさんは、それからもお参りに来られた多くの人に声をかけ、お接待。




 お堂の中から鉦の音色といっしょにご詠歌が聞こえてくる。
それに心ひかれたのか、一人の女性が見入っていた。
 
 その女性におばあちゃんが何やら話しをされている。
背中には「南無大師遍照金剛」の尊い文字。
おばあちゃんの話しにうなづきながら耳を傾ける女性。
ふたりの女性の美しい光景だった。


 そんな温かい思いで、寺の隅々、回廊にいたるまで歩いた。
次に向かったのは、伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)。



 下から見上げる美しい階段。
国の重要文化財に指定されている社殿は、全国に3例しかない八幡造。
 その後、昨年の夏の火災でなくなってはいたが、一遍上人が生まれた宝厳寺にも足をのばした。

 かなり歩きお腹も減ったところで、これまた一度行ってみたかった「道後やや」のお昼をいただくことにした。



 全てを愛媛県内の地産地消にこだわりつくしたもの。
ビュッフェ形式を取り入れているのだが、デザートの柑橘だけでも
みかん、伊予柑、デコポン、はるみ、清見…など8種類ほどあった。
 器は、砥部焼。

 少しずつ取って食べてもお腹いっぱい。

 心もお腹も満たされた道後散策。
前日のプレゼンのごほうびのようだった。

 私のふるさとも、このような温かい、こだわりのあるふるさとにしていきたい。」 


                       岬人(はなんちゅう)