喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

三崎高校短編映画 「せんたんビギンズ」撮影

2018-08-28 | 地域づくり
 三崎高校(生徒)の母校を大切に思う気持ちに、

思いをもった大人たちが惹かれた。

 そして、映画制作へとつながっていった。

 
 三崎高校短編映画 「せんたんビギンズ」

 
 上映会は、9月22日・23日の「せんたんミーティング」にて。
おもしろそうだ。



田舎暮らしの豊かさ ~毎晩、親子で晩酌~

2018-08-27 | 田舎暮らし
 今年の4月から家業の柑橘農家を継いだ息子。
猛暑の今年の夏も、毎日みかん山へ農作業に行く。

 今日も暑いなか、朝早くから農薬散布に出かけて行った。
 
 そんな中、楽しみは晩酌。
夕食時はほぼ毎日、親子でおいしいビールをぐいっと。

 こんな暮らしでいいじゃないか。 
いや、こんな暮らしがいい。

 田舎暮らしの豊かさ。

           岬人(はな)


LGBTから思う 自分らしい生き方

2018-08-27 | 生き方
おもしろいアプリがあったので、変装してみた。
見た目だけだと男性、女性どちらでもいけるかも、と思ってしまう。

 男性って、女性って何の違いだろうか?
違いにこだわらなければならないのだろうか?




 昨日の24時間テレビでも取りあげられていたが、性に対しての考え方が変化している。


 LGBT とは (知恵蔵より)

「Lesbian」(レズビアン、女性同性愛者)、
「Gay」(ゲイ、男性同性愛者)、
「Bisexual」(バイセクシュアル、両性愛者)、
「Transgender」(トランスジェンダー、出生時に診断された性と自認する性の不一致)の頭文字をとり、
セクシュアル・マイノリティー(性的少数者)の一部の人々を指した総称。

 もともと欧米などで使われていた言葉で、
米国で差別撤廃や法的権利獲得などを求めて別々に活動していたレズビアンやゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの人々が、
1990年代のエイズ問題を機に連帯し、自分たちをLGBTと呼ぶようになった。

日本では、90年代から「プライド」と呼ばれるLGBTの人々などによるパレードや映画祭など、
LGBTへの理解を深める活動が各地で行われるようになり、LGBTという言葉が広まっていった。

 広告会社である電通が2015年、20~59歳の男女約7万人を対象に行った調査によると、
LGBTに該当する人の割合は7.6%だった。


 性的少数者の権利を守り、当事者が生活しやすい環境を整えるための行政や企業などの取り組みも進められている。
 同性カップルに結婚に相当する関係などを認める同性パートナーシップ制度は、
15年に東京都渋谷区で条例が施行されて以降、東京都世田谷区や那覇市、札幌市などでも導入された。

 東京都国立市では18年4月、個人の性的指向や性自認を第三者が勝手に公表する
「アウティング」を禁じる全国初の条例が施行された。

 教育現場では、文部科学省が15年、都道府県の教育委員会などにLGBT生徒へのきめ細かな対応を求める通知を出し、
16年には教職員向けにLGBT生徒への対応をまとめた手引きを発行した。

 17年に改訂されたいじめ防止基本方針には、LGBT生徒への配慮が盛り込まれている。


 また、外資系企業を中心に、一部の企業では、性的指向や性自認による差別を禁じる社内規定や、
社内の支援グループの整備などが進められている。


 LGBTの割合は、100人中約8人。
40人の学級なら3人か4人。
 これは左利きの割合くらいだろうか。

 
 個人が尊重される社会。
かけがえのない一度きりの人生。
どんな生き方をするか、もっと自分らしい生き方を求めていい。

 
               岬人(はなんちゅう)

H30年度「笑顔でつなぐ、学校・家庭・地域の集い」 ~税所篤快さんを迎えて~

2018-08-26 | 教育
 お盆前の8月11日(土)の午後。
わが家から砥部町(県生涯学習センター)まで車を運転して2時間30分。
そこまでして参加したい集いがあった。

 「笑顔でつなぐ、学校・家庭・地域の集い」
 今のような不透明な社会だからこそ、学校・家庭・地域が連携して、
それぞれがもっている教育力を高めていくことが大切。
 
 大会テーマは、「社会総がかりで、愛媛の子どもたちを健やかに育てよう」
 このようなことは、私が暮らす田舎ではまだまだ当たり前に残っている雰囲気。
地域の人たちみんなで子どもを見まもり、育てていく。
私の息子や娘たちもそんなふるさとが大好き。



 今年の集いには、知り合いの税所篤快さんの講演があったので、なおさら参加したかった。



 いよいよ税所篤快さんの講演が始まった。


 税所さんは、知る人ぞ知るとてもすごい活動をされている。
世界最貧国の一つであるバングラデシュの教育力を高めるためのシステムを創られた。
 貧しい国に共通していることだが、圧倒的に教師の数が少ない。
学ぶことよりも、まずは生きることが優先されるから。

 そんな教師のすくなさをカバーするために、
一流講師の授業を録画して、それを使って学ぶしくみを創った。
 いわゆる林修さんで有名な東進衛星予備校の方法。

 その取組が評価され、アメリカの雑誌フォーブスで、
アジアを代表する若者「 30 Under 30」に選ばれた人だ。
 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュで起こした奇跡。




 ところが税所さんは英語が苦手だった。


 どうやら本当のグローバル人材というのは、英語や多言語を流ちょうにしゃべることができることではないようだ。
英語は、便利な伝達手段に他ならない。
 大切なものは、他にある。
その人の人間味、共生力、前向きさ、創造力等。
それを幼い頃から養っていくことが大切。


 会場からの質問に、会場を歩き回って答えられた。


 
 講演が終わり、愛媛県PTA連合会会長の行天さんがジョークを交えてお礼を述べられた。
いつもと変わらない人を惹きつける魅力はすごい。


 その後、会場の外で税所さんと再会の握手とあいさつをし、
原点ともいうべき著書を購入した。
「前へ! 前へ! 前へ!」


 記念にサインも



 会場では、思わぬ感動的な他の再会もあった。
「あのー、浅野さんですよね。」
と背後からの声。
 ふり返ると若い女性。
 大学生に成長していたのでわからなかったが、私がお世話になっている先輩の娘さんだった。
彼女が幼い頃は、家族みんなで集まり、遊んであげた子だ。
息子と同じ年齢でもある。

 今、愛媛大学3回生。
国際貢献に関心があり、ぜひ税所さんの活動を知りたいと思い、バスを乗り継ぎ参加したとのこと。
 それならばぜひ税所さんと出会えばよいと思い、紹介した。
名刺もいただいたようなので、この後どう広がっていくのかが楽しみだ。


 人生、Do it. Do it. Go Ahead.
そんな子ども・若者たちをみんなで育てていきたい。

      
           岬人(はなんちゅう) 

 

おいしい田舎暮らし ~絶品がそろう民宿みちもとの料理~

2018-08-26 | 田舎暮らし
 暑かった今年の夏もいろいろなことがあった。
ふり返ってみた。

 7月24日(火)、夕方5時30分。
いよいよ始まった職場の慰労会というか暑気払いというか。

 会場は、伊方町鳥津にある「民宿みちもと」。
家主の人柄とおいしい料理が最高。
最近は、なかなか予約がとれないほど。

 職場の女性たちに大人気。


 ではその品々を。
まずは、トマトたっぷりのサラダから始まる。


 もやしがメインのサラダ。


 地元でとれたハマチや鯛の刺身。
醤油もあわせ、たまらないおいしさ。


 私たちの地域ではめったに食べない岩手特産のジャージャー麺。


 夏はやはりナス。


 ひと工夫された鰹のたたき。


 かに味噌とアワビの珍味。


 デザート



 実は、呑むほどに酔っぱらい、撮影し忘れた料理もあった。
これだけの地元の食材を生かした創作的な料理がそろい、料金は3000円。
 飲み物は、好きな物を持ち込み可。

 季節ごとに訪れたい「民宿みちもと」。
実はすでに秋を予定している。



 田舎暮らしは、いいものだ。
地元ならではのおいしい暮らし。


        岬人(はなんちゅう)


齊藤孝の「誰も教えてくれない、人を動かす文書術」から学ぶ ~引用と出典でおトク感を出す~

2018-08-26 | 教育
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3.引用と出典でおトク感を出す

 3つ目はこれです。
文章を書くときに、意識して「引用」を使っている人も多いと思います。
引用する際のポイントがありますので、シェアさせてください。

 他人に読んでもらうことを前提に文章を書いたけれど、
どうにも読んだ人におもしろいと思ってもらえないときもあります。
 新しい発見やワクワクのない文章だという印象を与えてしまったときは、
どうにかしてそれをカバーしなければなりません。

 そういったときには「引用」を文章の中で効果的に使うことでリカバリーできることがあります。

” 書き手が何か新しい発見をしていなくても、あるいは全体の主旨がつまらくても、
キラリと光る言葉が引用され、しかも出典まで明らかになっていると、
「読んで得したな」という感想を持ってもらえるのです。 ”


 ただ、一言で「引用」と言ってもそれは偉人の言葉を使うといった意味だけではありません。
 本を読むなり映画を観るなりしたとき、面白いセリフ、気に入ったひとこと、
というのがあったら、それをノートに書き取っておくのがいいでしょう。


               「平礒のフクロイセ」

 引用をすることのメリットとしてもっとも大きなものは
「文章に説得力を持たせれる」ということでしょう。
 最初に言いましたように、良い文章とは、人の心を動かす文章です。
読んだ人があなたの主張を聞いて、なにか現実での行動が変わっていくのが最高の文章なのです。

 人の心を動かすときに「説得力」というのはとても重要なファクターです。


 たとえば、私は毎朝「早起き」を頑張っていますが、朝早くから活動を始めるメリットをいくら声だかに叫んでも、
通りすがりで読んでくれた人の心を一度で動かすのは難しいでしょう。
 もし、その相手が私にすでに好意をもってくれたりといったなにか特別な理由があれば可能かもしれませんが、
そんなことが仮にあったとしても極々少数です。

 つまり、(言葉はよくないですが)どこの馬の骨ともつかない無名のブロガーが早起きの良さを語っても、
賛同してくれる人はすぐには出てきれくれないのです。

 けれど、私の話にプラスして、たとえばファーストリテイリング(ユニクロ)CEOの柳井正さんやワタミの渡邉美樹さん、
果てはビル・ゲイツまで偉大な業績を残している社長たちは、例外なく朝の時間を大切にしていて、
彼らの「早起きのメリットや素晴らしさについて語った言葉」を引用して、
話をすれば同じ私の話であっても急に「聞いてみようかな」といった気持ちが芽生えてくるものなのです。

 現在、活躍中に人間だけでなく、たとえば文豪ゲーテも早朝の時間を大切にしていて、
『朝の時間は金貨をくわえてくる』と金言を残しています。
そういった言葉も引用していくと、さらに話の「説得力」が増してきます。

 つまり、引用とは、その言葉を語った人の「権威」まで借りてこれるということなのです。
なので、私がひとりで早起きを勧めるより、私とゲーテと有名な社長たちがいっしょになって勧めた方が効果が出るのは当然です。

 人は案外、「どんな内容の話か」ということよりも
「だれが話しているのか」を重要視しているのかもしれませんね。



               「龍神様と延命地蔵を祀る」

 最後にひとつ、引用をしていく際の注意点を書いておきます。
それは、誰でも知っているような名言やことわざなどは、引用しても効果が出ないということです。

” あんまり安っぽい、誰でも知っているような言葉を引用したのでは輝きません。
 単なる横流し情報ではなく、自分で本を読みながらふっと見つけた言葉、
きちんと原典にあたりながら見つけた言葉にこそ価値があります。 ”


 
 偉大な先人たちの言葉を生かそう。
先人の考え、精神、経験等から学ぶ姿勢。
 自分の内に様々な人が生きていく。

             岬人(はなんちゅう)

齊藤孝の「誰も教えてくれない、人を動かす文書術」から学ぶ ~凡庸な結論はNG~

2018-08-25 | 教育
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2.文章においては「凡庸な結論」は絶対に避ける

 文章を書くときに、無難さを求めての一般論や凡庸な内容を「結論」としてしまうと、
一気にその文章は読む価値のない、退屈な文章になってしまいます。

 テレビや対面での話し合いなどの「口語」での文章と、
目で読む「文語」は大きく異なります。
 お粗末な結論は、口語では許されますが、文語では絶対にしてはいけないのです。


” 「結局のところ、人生で大切なのは、人間性を磨くことである」
「自分が納得できる生き方をすることが、一番大事だと思う」

 これをテレビで、それなりの人が口にするなら、
「ああ、そうなの」程度に受け流すことはできますが、
同じことを活字にした途端、この言葉は意味の含有率がほぼ0の、
クサくてダサい文章になってしまいます。 ”


 道徳的な結論というのも要注意です。
これもまったく「凡庸」な結論になってしまうためです。
 
 道徳的な解というのは、つい「まとまりがあっていいな」と勘違いしてしまいそうになるのですが、
言い換えれば感性が鈍いということです。
 社会通念上、「当たり前」とされているようなことを、
長い文章の結論に持ってこられると読んだ人は「損した」と感じてしまいます。


 実際、時間をかけて読んだのに、
新しい知見を得ることができなかったのですから、損をしたというのは当たっています。
 私たちは文章を書く上で、とくにこのことに注意するべきでしょう。
読者に損をさせてはいけないのです。


            「三崎の傳宗寺と大クスの木」

” 文章の結論には、もっと発見が必要です。
私たちが目指す文章は、凡庸に流れてはなりません。
自分の認識や発見をもっともっと込めるべきなのです。 ”


 なるほど。
感性を鋭く、豊かに。

              岬人(はなんちゅう)

齋藤孝「誰も教えてくれない、人を動かす文章術」より ~アウトプットを意識する~ 

2018-08-25 | 教育
 ブログも含め、文章を書いたり、打ったりすることが多い。
おもしろい記事があった。

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 メールを含め、私たちの生活においては、実は、文章力が日々、求められています。
そこで求められているのは「実用的」文章力ですが、その「実用的」というのは、本質的には「人を動かす」という意味なのです。
一見拙い文章でも、人の心を動かすのなら、それは力のある文章と言えます。


 つまり、文章は「上手か下手か」ではなく、
「人の心を動かすか、否か」が重要なポイントになってくるということです。

 読んだ人の気持ちを変えるような文章を書くためには、どのようなことを意識すればいいのでしょうか?
特に大事だと思った点をシェアします。


●人の心を動かせる文章にする3つのテクニック

1.アウトプットを意識しておく

 人は「文章を書く」ということも含めて、あらゆる作品を創造していますが、
実は0からすべて自分で創造したものではありません。
と言うよりも、まったくなにもないところから創り上げるなんて芸当は人にはできないのです。

 すべての発明品や技術特許、それにアイデアはいずれも「別のなにかの既存知識」があったからこそ生まれています。
それは既存のものを掛け合わせて新しい価値を生み出したり
(簡単な例で言うと、えんぴつ×消しゴムの一体化やサンダル×足つぼの健康サンダルなど)、
既存のものをさらに洗練・発展させたりといったことです。

 まったくなにもない白紙の状態からものを生み出すことはできないのです。
 あの有名な発明王のエジソンも、「百科事典の暗記」を日々の習慣にしていて、それを彼の娘にもさせたそうです。
エジソンはきっと、アイデアは既存の知識からしか生まれないと知っていたので、
ならその「既存の知識」は幅広くたくさん持っている方が有利だと考えていたのでしょう。
そして、実際にその読みは的中していたということが、その後成し遂げた彼の偉大な発明の数々から伺い知ることができます。


     「三崎にある伝宗寺の大クスの木」

 文章を書くという作業でも、これとまったく同じことが言えます。
以下のように説明されています。

「文章というのはほとんど自分の内部に蓄積された他者の認識です。
私が読んできた本は膨大な数に上ります。
また私自身、結構な数の著作を出してきましたが、その99%は自分が読んできた本から得た、他者の認識で成り立っています。
 自分自身で、まったく0の状態から生み出した認識というのは、ごくごくわずかなのです。」


 意図している・していないに関わらず、私たちは文章を書くとき、
以前にインプットした他者の考えを自分なりに咀嚼して再構築して外部に出していたのです。
自分の頭で考えた完全にオリジナルな文章を書くというのは、かなり困難です。
まずそれに気付く必要があります。

 そうして、それに気付けば、今度は「インプット」の段階から自分なりに考えて、
アイデアなりコメントを付け足すようにしていきます。
「書く」という作業を前提として学ぶと、インプットの仕方や気構えは驚くほど変わります。
「アウトプット」を学びの段階から、常に意識しておくということです。


「その知識、ネタが外にあるもの、他人のものであっても、
いったん自分で文章にまとめることで、自分で活用できるネタにしてしまうことができるのです。
 さらにそこに、あなた自身の知識や経験を絡めていくと、
他人の論だったものが換骨奪取されて、自分自身のオリジナルなネタになってしまうのです。」


            岬人(はなんちゅう) 

人に動いてもらいたいなら、「アイメッセージ」を使いこなす (リクナビNEXTジャーナルより)

2018-08-25 | 生き方
 リクナビNEXTジャーナルにおもしろい記事があった。

 人に動いてもらいたいなら、「iメッセージ」を使いこなす。


要望を伝える2つの方法

 自分の要求や要望を伝える方法は、2つあります。
ユー(You)メッセージと、アイ(I)メッセージです。


「書類を出しっぱなしにしないで、しっかり保管しておいてくれ」
この指示は、ユーメッセージになっています。
主語が抜けているのでわかりにくいかもしれませんが、主語と述語で明確に言うと次のような命令形になっています。

「あなた(ユー)は、書類をしっかり保管しなさい」
ユーメッセージは、ダイレクトに命令をしているように伝わってしまいます。
人はコントロールされることが嫌いです。命令されると、反論したくなります。

「今、大事な仕事を抱えていて、それどころじゃないんですよ!」とキレてしまう人もいるかもしれません。
特に体育会系の会社や、中年管理職以上だと、
「上司と部下や、先輩後輩の関係なら、命令するのは当然だろ!」
と思う人も多いかもしれません。


         「税所篤快さんに質問する参加者」

 でも、人たらしと言われる人たちは、人に気持ちよく動いてもらうのがうまいです。
そこで、人に要望や要求を伝えるときは、基本的にアイメッセージを使うことをおすすめします。

「書類を出しっぱなしにしないで、しっかり保管しておいてくれると、私は安心できるんだよな」
主語を補完すると、次のような文章になります。

「私は安心できるんだよ。あなたが書類をしっかり保管してくれると」
「私(アイ)」を主語にして、メッセージを伝えるから、アイメッセージです。

 さきほどの命令形と比べて、どう感じられましたか?

 この言い方だと、あくまで自分の気持ちや感情を述べているに過ぎません。相手を責めることもありません。
相手にしてみれば、命令されているわけではないので、選択権が残されています。
そのまま、書類を放っといてもいいし、片付けてもいいし、相手次第です。
 でも多くの人は、命令されたわけではないのに、片付けようという気が起きます。



        「質問に答える税所さん」

 家庭でも同じです。
「ねえ、ちょっとゴミを捨ててきて」
このユーメッセージをアイメッセージに変換してみると、

「ねえ、ちょっとゴミを捨ててきてくれると、すごく助かるんだけど?」
このように、「あなたは◯◯をしなさい」というユーメッセージを言いたくなったら、ちょっと踏ん張って、
「私はうれしい」
「私は助かる」
「私は安心できる」
という自分の感情を言い表すアイメッセージに変換しましょう。


 自分の感情を言い表しているだけなのに、相手はなぜか自ら、あなたの要望を叶えてあげたくなってしまうのです。
命令されて動くよりも、自分の意志で動いてもらうほうがいいのは当然ですね。
アイメッセージを使いこなせると、あなたの世界は大きく変わります。


 なるほど、ぜひやってみよう。

        岬人(はなんちゅう)

平礒のお精霊棚

2018-08-16 | 歴史・伝統・文化
 お盆の13日、昼下がり。
わが家では、おしょろい様を迎えるためのおしょろい棚、
つまり精霊棚(しょうろうだな)が作られる。
 
「精霊棚」とは、日本のお盆の時に先祖や精霊を迎えるのに必要な棚で盆棚とも呼ばれており、
一般的にお盆の間は精霊棚の上に真菰のゴザを敷いて仏壇から位牌と三具足を飾り、
お供え物を置く棚として使われる。

 精霊棚は地域や宗派によって形態が異なる。
 精霊棚の上に真菰を敷いた台の四隅には、葉っぱのついた青竹を立ててその青竹の上部にはしめ縄を張り、
このしめ縄の中に位牌、お盆のための供物や故人の好物を供えることになる。

 
 平礒のわが家の精霊棚。


 地域、家によって少しずつ違っている。


 
 13日の夕方、祖先の霊が迷わず帰ってくることができるように「迎え火」を焚く。
これを「迎え盆」と言う。

 15日は、お盆の間にすごした祖先の霊を送り出す「精霊送り」を行う。
このときには「送り火」を焚くことが一般的でこれを「送り盆」と呼ぶ。
 京都の「大文字焼き」も送り火の1つとなる。

 
 こんな小さな集落にも、伝統と文化が残されている。
しっかりと受け継ぎ、残していきたい。



            岬人(はなんちゅう)

盛り上がったふるさと平礒の盆踊り

2018-08-16 | ふるさと
 8月14日、フクロイセでのモウリョウが終わり、
午後6時半からの盆踊り。

 お寺に近づくにつれ、炭坑節の曲が大きく聞こえる。
到着すると、すでにたくさんの人たちが踊っている。
「いつもより多いな。」

 町見郷土館の高嶋学芸員さんが、
「平礒の盆踊りはいいですね。これですよ、これ。」
と感激してくれた。

 定番の炭坑節


 

 子どもたちが多い。
坂本九さんが歌うジェンカ。
これも平礒の盆踊りには欠かせない。


 子ども大人もジェンカで跳ねる。
「踊ろよこれが、ジェンカ。」
汗だくになって跳ねる。


 休憩では、アイスや飲み物、ビールがふるまわれる。
これがまたおいしい。


 先祖供養の盆踊り。
さぞ、ご先祖も喜んでくれたことだろう。

           岬人(はなんちゅう)

 


今年のモウリョウは人が多い

2018-08-14 | ふるさと
 朝6時に地区のマイク放送が響く。
「今日のモウリョウは、午後3時半から始めます」。

 モウリョウは、お盆に先祖を迎えるとても大切な行事。
ただし女人禁制が貫かれている。

 地区の最も高い所にある庵寺から鉦を叩きながら集落を下りてくる。
いち早くフクロイセの浜に着いた人たちは、鉦と太鼓を待つ。
 その間、笹舟を作り海に流す。

 みんなが集まり、モウリョウが始まる。
今年は、参加者が多い。
「ナー、モミド。 オーイナ。」

 
 








 長老の父が、鉦を打つ。



 終わると、竜神様と延命地蔵に向けて、自分の歳の数だけ拾ったまなご石を投げてお供えする。


 高齢のおっちゃんたちからは、
「1回では手に乗らない。」
「なんぼ数えたか忘れたわい。」
などの言葉が出てくる。




 私も、わりあいたいへん。


 初盆の家から接待を受け、三々五々帰っていく。
夜6時半からの盆踊りにそなえる。

 再び静かになったフクロイセの浜。


 情報化、グローバル化の世界はここにはない。
超ローカル。
これがまたいい。

 ふるさとのお盆は、そんなことを感じさせてくれる、ふるさとの良さを感じさせてくれる行事だ。

 さあ、今から先祖供養の盆踊りに行く。


               岬人(はなんちゅう)






坂村真民 「鈍刀を磨く」の教えより

2018-08-14 | 生き方
 今夜の盆踊りの準備をしながら、
坂村真民『詩集 自分の道をまっすぐゆこう』にある
「鈍刀を磨く」をかみしめた。



 鈍刀をいくら磨いても
無駄なことだというが
何もそんなことばに
耳を借す必要はない

せっせと磨くのだ

 刀は光らないかも知れないが
磨く本人が変わってくる

 つまり刀がすまぬすまぬと言いながら磨く本人を
光るものにしてくれるのだ

 そこが甚深微妙(じんじんみみょう)の世界だ
 だからせっせと磨くのだ



 磨きながら、実は一番磨かれているのは、
自分なのかもしれない。


     岬人(はなんちゅう)