喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

明日、喜久家国際ワークキャンプスタート!

2010-02-28 | ブログ
 いよいよ明日、3月1日。
毎年恒例の「喜久家国際ワークキャンプ」がスタート。
3月14日(日)までの予定。

 今年のメンバーは、
日本・韓国・中国・フランス・イタリアの10人。

 期間中、農作業を中心として、学校訪問・交流会などが予定されています。
異国情調豊かな、カラフルな田舎に変わるときです。

 このブログを見られている方で興味がある方・参加してみたいと思う方は、
ぜひ書きこんでみてください。

 また、3月7日(日)の夕方6時から
交流会を行います。
それぞれが飲みたいもの・食べたいものを持ち寄る、持ち寄りパーティー。
 昨年は、何と35名くらいの交流会になりました。
八幡浜YGP・えひめ子どもチャレンジ・地元のまちおこしにがんばっている方・そして地域づくりのカリスマ双海町の若松進一さんなど多彩な参加者で盛り上がりました。
 参加希望の方は、書きこんでください。

 平礒の人口が45人ですから、ほぼ倍増したことになります。

 今年もカラフルな田舎に変身!

                                 岬人 おさむ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国のヒロイン 2人目

2010-02-27 | ブログ
 韓国のヒロイン2人目は、エンちゃんこと本名ギムジウン。
写真のように本当すてきな女性。
ついたニックネームが、「お嬢」。
松山の「えひめ子どもチャレンジ」の中学生が農業体験に来たときにつけたニックネーム。
 
 エンちゃんは、1月下旬から1ヶ月、喜久家でワークキャンプをしてくれました。
もの静かで、笑顔のとってもすてきな女性。
みかんの収穫作業もまじめにやってくれて、うちの母のお気に入り。

 ソウル近くの福祉大学1年生。
将来は、「白衣の天使」。
 初めてのワークキャンプが、この喜久家だったのです。
「何が楽しかった?」との質問に
「みんなで一緒に生活できたこと。みんなで一緒にご飯を作り、食べて。みんなで一緒に楽しいお話をして。みんなで一緒に作業をして。みんなで一緒に九州阿蘇の旅行にも行きました。」

 エンちゃんから出てくる純粋な言葉に、胸がつまる思いがしました。
「みんなでいっしょに」
あらためて、この大切さを感じることができたように思います。

 春は、お別れの季節です。
そして次の再会への約束。
「行ってらっしゃい!」

                     岬人 おさむ
                             
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すばらしい韓国

2010-02-27 | ブログ
 バンクーバーオリンピック 女子フィギア。
私は、浅田真央さんに期待していたけれど、
圧倒的なすばらしさで韓国のキムヨナが金メダル。
今や国民的ヒロイン。
 
 実は、喜久家にも韓国のヒロインが2人。
その一人が、写真の「ソンミ」
1月1日元旦から来てくれて2ヶ月、今日旅立ちました。

キムヨナと同じ大学に通っています。
ソンミいわく、キムヨナを大学で見かけたこともないし、来ているということも聞いたことがない、とのこと。
1年に数回しか大学に来ていないのでは。
2人が通う大学は、韓国でも屈指の名門大学。
 
 ソンミは、今までにトルコのワークキャンプにも参加したことのある
とても明るく、活動的な女性でした。
地域の人からも大人気。
 
 昨夜は、別れを惜しんで喜久家のメンバー(ソンミ・ジウン・恭平・藤井君)と私で
ささやかなパーティーをしました。
場所は、三崎にある大好きな「ちどり」。
 
 これまでの様々な思い出をスライドショーでふり返りながら、名残はつきません。
気づいたら12時をまわっていて、ちどりのお母さんにお礼を言い店を出ました。
 来たときには降っていた春一番の雨もあがり、きれいな月が見えました。
「きれいな月だね~」
と5人で一緒に見上げながら、忘れられない思い出の時間となりました。

                            岬人 おさむ
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥の唄

2010-02-25 | ブログ
 待ってました春一番。
朝、気温が18度もあって空気が生温いな~、と思っていたら
どんどん風が強くなり始めました。
ついに来ました、春一番。
こちらでは、南風(まじ)と言います。
 古民家のため、寒いすきま風が入っていた喜久家も暖かくなります。

 この春の風に乗って、鳥たちも多くなってきます。
実はこの佐田岬半島は、知る人ぞ知る全国的に有名な「渡り鳥の渡りのルート」なのです。
九州まで最短で10数㎞。しかも渡りの季節、この佐田岬半島には鳥たちのえさがあるのです。
そうです。農家の人たちが丹精こめて作ったみかんが。
したがって、私の中には「鳥は敵」という思いが強かったのです。
 
 でもよくよく鳥のことを調べていくと、おもしろいことがたくさんわかってきました。
これは本当にすごい。
おいおい書いていきたいと思います。

 写真は、職場の窓から撮ったもの。
しなびたみかんを輪切りにして、桃の枝につけておくと、それをめあてに鳥たちが1羽・2羽。
 これはメジロです。しぶい色をした、きれいなメジロ。
そして圧巻なのはやはりその鳴き声。「ティー、ティー」
岬のメジロは、愛好家にもかなり評価が高いようです。
 おや次のお客は、雀ですね。
この続きは、また。
                       岬人 おさむ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青年海外協力隊 ~風になりたい~

2010-02-24 | ブログ
 ちょうど1年前、喜久家には愛知出身の市前寛子さんがいました。
喜久家に申し込んだ理由は、
「JICAの青年海外協力隊に参加したい。そのためにボランティア活動の実績をつみたい」
とのこと。
過去、最終選考まで残り、涙をのんでいました。
今回は、勤めていた介護施設の仕事も辞めて、熱き思いをこめていました。
 彼女は、実に下向きな女性でした。
日々のみかん作業。そして休みの日には三崎のデイサービスなどにボランティアとして関わっていました。
 その結果、みごと合格採用。彼女も地域の人たちもどんなに喜んだことでしょう。
現在、南米パラグアイで元気に活動しています。

 実は、おもしろい縁があるもので。
市前さんと交替で帰国したのが、愛媛県伊方町二名津出身の田村元美さん。
つまりこの地域の人なのです。
実家は、揚げパンやウニまんじゅうなどで有名な老舗の田村菓子舗。
どんな人でも包みこんでしまうような、あたたかい雰囲気をもった女性です。
 
 先日、三崎中学校の後輩たちに向けて講演会が開かれました。
やわらかい雰囲気の中、笑いあり、驚きあり、感動あり。
 感動の話を1つ。
当時、パラグアイ駐在の田村さんからの呼びかけにより、三崎中学校で文房具や靴などを集め、パラグアイに贈りました。
現地の小学校では、その贈呈式が開かれ、一品ずつ最も必要な子どもに手渡されていったそうです。
靴を買えない貧しい女の子がいました。いくら寒い日でも裸足にサンダルで往復10㎞の山道を通っていました。
贈った靴が何とその子の足にピッタリと合ったのです。
もうその子の喜びようといったらすごいもので、村に帰ってもみんなから喜ばれたそうです。

 日本の田舎三崎と地球の反対側南米パラグアイの田舎がつながったのです。
世界は、思ったよりも広く、いや思ったよりも近いのかもしれません。

                                   岬人 おさむ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みかんの楽校

2010-02-23 | 日々の暮らし

 日曜日、小学校3年生になる双子の娘たちを連れて、平礒へ収穫手伝いに行きました。
春の空気は爽快。
踏みしめる土もとてもやわらかく、全身で春を感じました。


 娘たちも慣れない手つきでハサミをパチンパチン。
大きなサンフルーツに驚きの声をあげながら、楽しんでいました。
ここは、みかんの楽校なのです。


 1年間かけて、心をこめて作ったサンフルーツ。
誰の手に届き、食べてもらうのでしょう。
「おいしく喜んでもらうといいなー」
そんな話もしながら、汗を流した春の日でした。

                             岬人 おさむ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨水

2010-02-20 | ブログ
 昨日、2月19日は、24節気で雨水(うすい)。
旧暦つまり月の暦(太陰暦)では、1月6日にあたります。
 雨水とは、凍りついていた雪や氷がとけて水になり、雪も雨になって降る頃を言います。
そういえば最近は、寒さと暖かさが入り交じっているような天気。
三寒四温とは、まさにこのこと。雨も多い。 雨水は、3月5日までの期間です。
 平礒でも収穫作業が思うようにできず、雨の時は倉庫での選果作業。
 
 なぜ、旧暦をもちだしたかというと、2月8日にテイ、10日にはゴーとシュウが喜久家を旅立ちました。
3人とも2月14日が台湾の正月なのでそれまでに帰りたいとのこと。
中国や台湾では、まだ太陰暦が大切にされているようなのです。
 
日本に西洋の太陽暦が持ちこまれたのは、明治になってから。
でもそれ以降も農業や漁業で生活する人たちにとっては、太陰暦(月の暦)が大切にされてきました。
我が実家でも70歳をこえた両親は、旧暦で節目の日には神棚にお供え物をします。
 
 日本の季節感にピッタリの太陰暦(月の暦)をちょっと意識して生活してみようと思っています。

これぞ田舎の生活。
農村のスローライフ。
                           岬人 おさむ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喜久家の風

2010-02-18 | 喜久家の情報
「風は土を作り、風土は人を作る」
これは、私が所属するえひめ年輪塾塾頭清水さんの口ぐせです。
何ともあじわい深い言葉です。
日本一細長い佐田岬半島に吹く風は、土を作り人を作ってきました。

 喜久家の庭からは、釜木湾をはさみ遠く向こうにデッカ高原が見えます。
そこには、岬の風を受け、風車が悠然と回っています。

 この2月で4年目を迎えた喜久家プロジェクト。
国内外の若者たちと共に、地域にさわやかな風を吹かせていきます。

                岬人(はなんちゅう) おさむ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おおずふれあいスクール農業体験

2010-02-18 | 喜久家ボランティア
 今年も楽しみなメンバーやってきました。
国立大洲青少年交流の家にある「おおずふれあいスクール」農業体験。
2月16日(火)~18日(木)の3日間。
今年で3年目になります。

毎年参加のメンバーもいて、受け入れ農家さんとの親しい交流が積み重ねられています。
 現在喜久家には、恭平君・藤井君・韓国のソンミちゃん・エンちゃんの4人が共同生活。
昨夜は、ふれあいスクールのメンバーと一緒にカレーライスを作り、夕食会をしました。
こんな夕食って本当おいしいですね。
「同じ釜の飯を食う」一体感もあるし。

 夕食後は、お茶をしながら、喜久家の話などで花が咲きました。
いつしかマジックショウも始まり、とっても楽しい時間が流れました。
喜久家は、こんなつながりを大切にしていきたいと思っています。
 帰り道、澄みきった夜空の星が、いつもより輝いて見えました。

 おおずふれあいスクールのみなさん、ありがとうございました。
最終日の農作業もよろしくお願いします。

              
                   岬人(はなんちゅう) おさむ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする