伊方町では、県内に先がけてGIGAスクール構想が進められている。
町内の小中学生に1人1台のタブレットが教材として貸し出され、それを使った授業が行われている。
また、夏休みにも持ち帰りができ、家庭学習に役立てようと進められている。
これは、新型コロナウイルス感染予防のため臨時休業になったことも想定されている。
子どもたちの学びを止めないための「学びの保障」だ。
教育はどう変わっていくのか?!
政府は、変革が起き、激しく変化していくであろう社会において、
Society5.0の社会を担っていくこどもたちに必要なのは、学びの基盤だとしている。
つまり小中学校における義務教育では、そのような激動の時代を生きるために、
経済や情報の格差が拡大していく恐れがあるとしている。
政府の役目として、そのようなことのないよう、最先端の知識を追いかけることではなく、
Society5.0時代に求められる基礎的な力を確実に習得できることが課題になるとしている。
そのためには今までのように、一定の教員だけの教育ではなくなることが必要だと議論されている。
そのために以下のようなことを政府は目指す。
○ 教師だけではない教育
○ 紙だけではない教育
それまで義務教育の行っていた教員だけの学校から、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー
をはじめとした専門スタッフとのチーム学校のあり方の確立。
さらに教科書など紙ベースで行っていた教育も、ICT など先端技術を活用板教育に
変わっていく必要性が議論されている。
日本に必要な人材を育てる!
現代の日本ではソサエティ5.0の社会に突入するにあたって明らかな人材不足となっている。
最新技術のAIとともに共存していく社会のなかで人間の強みを発揮できる人材を育てるためには、
文章の読解力、論理的思考といった基盤を確保しながらも、
これまでの一斉一律から脱却するようになっていく。
その要となるのがIoT技術といわれており、今後最新技術を投入された授業により、
教育の変化が進めば、ますますソサエティ5.0への時代のシフトも進むだろう。
小学校では、新たにプログラミング教育が始められた。
またわが国の中でネックになっていた、地域格差の問題が、
このIoT技術の発展により解消されることを期待されている。
それまで地域において教育を受けることの難しかった世帯や、
高度な教育を受けることの出来なかった地域環境での教育の問題も
IoTの音質、画質の発展により解消できるのではないかと期待されている。
「Society5.netより部分引用」
金曜日に三崎港にある交流施設「はなはな」で、おもしろい仲間6人が集まり、
オンラインについての話で盛り上がった。
伊方町のICT環境はどの程度整備されているのか、ICTの良さと可能性等、話は多岐にわたった。
私は、人口40人過ぎの超田舎に住んでいるが、家にはインターネットが引かれていて、
WiFi無線でどこでもスマホやパソコンを使うことができる。
テレワークもさらに進んでいくだろう。
今日は雨の中、縁側で楽しい時間を過ごしている。
【自然いっぱいの中でテレワーク】
これさえあれば、世界中の人とつながることができる。
Society5.0(超スマート社会)という言葉を耳にすることがある。
「ソサエティ・ゴーテンゼロ」と読む。
狩猟社会(Society1.0)に始まり、農耕社会(Society2.0)、
産業革命後、工業化により大量生産が可能になった工業社会(Society3.0)へと発展してきた。
さらにインターネットの登場により、容易に情報の共有が可能な現在の情報社会(Society4.0)。
そしてSociety5.0(超スマート社会)とは、
今以上に様々な人やモノがネットワークと繋がることにより、生活が便利になったり、
経済が発展したり、社会的な課題が解決していくと期待されている。
少子高齢社会の田舎では、介護や生産は人間ではなくロボットが行い、
交通機関も全て自動運転になってくかもしれない。
医療や交通、物流、教育等の面で田舎の不便さが解消されていくだろう。
不便さが少なくなった田舎、自然いっぱいの田舎、感染症リスクの少ない田舎、
歴史と伝統が受け継がれている田舎、人情味ある田舎等、その良さをあげればたくさんある。
今でも田舎暮らしを楽しんでいるが、ますます憧れる時代がやって来るだろう。
大自然の中のパソコンが、未来を物語っている。
岬人(はなんちゅう)
7~9月にかけて自然災害について考えることが多い。
子どもたちが、自分の命を守るために、どんな力が必要か。
1 自然災害等の現状、原因および減災について理解を深める。
その上で、的確な思考・判断に基づく適切な意志決定や行動選択ができるようにする。
学校の各教科には、これらの内容が入っている。例えば、中学校の社会科では、日本の地形や気候を学び、
そこから起こりそうな自然災害について学ぶ。そして、それに対する防災、減災の対策についても学ぶ。
2 地震や台風・集中豪雨等に伴う危険を理解・予測し、自分の安全のための行動ができるようにする。
また、ふだんから備えができるようにする。
これは各家庭での意識が大きい。防災グッズを準備しておくとか、
家族でもしものときについて話し合っておくとか。
3 自分や他の人の生命を尊重し、安全で安心な社会づくりの大切さを十分に分かる。
学校、家庭、地域の安全活動に進んで参加・協力し、貢献できるようにする。
学校や地域では、防災訓練や避難訓練が行われる。
先日、三崎中学校では津波を想定し、保育所との合同避難訓練が行われた。
中学生が園児の手を引いて避難をした。
不安がる園児、早く動けない園児、新型コロナウイルス感染にも配慮しながらの避難訓練だった。
災害は、いつ、どこで、どんなふうにおこるか分からない。
いかな場合にも安全にできるようにすることが重要だ。
教育の役割はとても大きい。
「生きる力を育む防災教育の展開」より 文科省 2013(H25)3月
7月に入り、全国で大雨が続いている。
佐田岬では、他に比べなぜか弱い。
それでも、7月7日(火)と8日(水)に、伊方町内の学校は臨時休業となった。
大雨警報が発令されたのだ。
さらに警戒レベルが1つ上がり、レベル4に当たる土砂災害警戒が出された。
7日深夜1時前、町内防災無線が流れた。
「避難所が開設されたので、避難準備をしてください。」
という内容。
わが家でも妻が荷物をまとめてバックにつめ、いつでも避難できるよう準備してくれた。
外の様子を見ながら夜を過ごし、夜が明けた。
朝7時頃、避難所になっていた三崎高校体育館に行ってみたら、避難者は誰もいなかった。
職員に聞いてみると、三崎高校の寮生30人ほどと一世帯が避難されていたとのこと。
この人たちの意識の高さに感激した。
人には、「平常バイアス」という心理があり、それは良くも悪くも働く場合がある。
「これくらいのことなら大丈夫。」
「最悪のことなんて、起こるはずがない。」
災害に対しては、平常バイアスを否定する意識を高めなければならない。
写真は、ちょうど2年前の七夕。
わが家のみかん畑の一部が流され、道をふさぎ、平礒の人たちで復旧作業を行った。
野村や大洲、吉田、上島等県内で多くの水害、土砂災害が起こり、多くのものが奪われた。
そして今、九州熊本、鹿児島等で再び繰り返されている。
その映像を見る度に心が痛む。
復旧に向けて、泥まみれになりながら汗している人たちを見ていると、胸が熱くなる。
今、自分に何ができるかを問うている。
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
昨日と今日は、真夏のような暑さ。
プールからは小学生たちの喜ぶ声が響いてきます。
そんなはしゃぎ声を聞きながら、先日行ったプール清掃を思い出しました。
一生懸命に黙々と掃除する姿を見たのです。
この姿の延長に、小学生たちの喜ぶ声があったのです。
自分の一生懸命さが、誰かの幸せにつながっていくことのすばらしさ。
イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんがよく言われる言葉「凡事徹底」。
「掃除」など、誰でもできる凡事(あたりまえなこと)を、
誰にもできないレベルまで極めていくことに、自らの大きな成長がある、ということです。
彼女たちのひたむきな姿に、自分らしさが表れています。
※ 愛媛県 伊方町立三崎中学校ホームページ
クリック → https://misaki-j.esnet.ed.jp/
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
グランド入口付近に、地域の方のおかげで花を植えることができました。
植え終わった生徒が教室へ戻っていく中、最期まで残っていたT君。
地域の方の道具を運び、後片付けを手助けしたのです。
地域の方曰く、「あの子は、小学校のときからそうでした。
いつも何か手伝うことはないですか、と言ってくれて、最期まで手伝ってくれました。」
手助けが終わったT君は、地域の方に深々と頭を下げ、お礼を言って教室に戻りました。
誠意ある、とても美しい姿でした。
自分らしさがカタチに表れています。
※ 愛媛県 三崎中学校ホームページ
クリック → https://misaki-j.esnet.ed.jp/
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
1年生の授業中の姿勢。
思わずその美しさに立ち止まり、写真に納めた。
美しさに下手な言葉は要らない。
真摯に取り組もうとする彼の思いを想像すると、胸が熱くなった。
肩の力を少しぬいていいよ、と伝えたくなるくらいだ。
自分らしさがカタチに表れている。
三崎中学校ホームページ
※ クリック https://misaki-j.esnet.ed.jp/
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
今年は、高校受験。
思ったように勉強が進まず、「自分は何をしているんだ」と悩むこともあるようです。
でも、彼女には、高校に行って叶えたい夢があります。
苦手な数学の計算問題に一生懸命に取り組んでいる姿。
努力には夢があります。
自分らしさがカタチに表れています。
愛媛県 伊方町立三崎中学校ホームページ
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
【磨けば光る】
【隅々まで磨く】
全校32名で3階建ての校舎と運動場を掃除するのは大変です。
しかも新型コロナウイルス感染予防のため、マスクをして掃除することはとても息苦しい。
教室ドアのレールの溝。担当箱の荷物の奥。
掃除場所として、誰が見てもきれいな所もあるし、掃除をしなくても、誰にもわからない隅々もあります。
つまり、さぼっても誰にも分かりません。
まるで心まで磨いているような掃除姿。
自分らしさをカタチに表しています。
【三崎中学校 生徒会スローガン】
翔(はばた)け未来へ ~個性をカタチに~
それにふさわしい今日の1枚。
3年生にとっては中学校最後の総体。
新型コロナウイルス問題によって、八西地区総体が実施されるか、中止されるか大きく揺れ動いています。
そんな中、きたるべきときに向けて、今日も一生懸命に運動場10周の部活前ランニングをする3年生たち。
そして、その背中を見つめ、追いかける後輩たち。
自分らしさがカタチに表れています。
5月24日(日)、青い岬。
佐田に用事があった。
午後4時頃、日はまだ高く、初夏の強い日差しが海に照り付けていた。
水面がまるで銀盤のようにキラキラと輝き、目を開けるのがまぶしい。
この風景が大好き。
まぶしくて、けることができなかった幼き頃の思い出が強く残っている。
美しきふるさとの風景。
「大佐田を眺める」
大久小学校からの重要な情報。
猛毒のあるヒョウモンダコが目撃されたとのこと。
噛まれると、最悪死んでしまうこともある。
5月8日(金)お昼頃。
大久小学校前の海岸で目撃された。
家庭、地域でも気を付けていかなければならない。
「体に丸い鮮やかな模様あり」
実は、この話には続きがある。
4年生の児童が、近所のおじさんとおばさんと一緒にニナ拾いをしていた。
おばさんが拾ったサザエの殻の中から、ヒョウモンダコが出てきた。
おばさんは、このタコが危険な生物であることを知らず、児童に見せた。
すると、その4年生の児童は、次のように言った。
「それはヒョウモンダコと言って、フグの毒と同じテトロドトキシンという猛毒を持ってる。
もし噛まれたら死んでしまうこともある。
模様が青色に変色したら怒っている証拠だから絶対触っちゃだめ。」
と、おばさんに教え、事なきを得た。
しかも帰宅後、祖父にこのことを話し、祖父から伊方町役場に連絡されたとのこと。
近所のおばさん曰く、「〇〇君は、私の命の恩人です。」
ヒョウモンダコに関する知識といい、適切な対応といい、すばらしい賢さだ。
4年生とは思えない賢さに驚き、うれしくなった。
自然とともにある暮らしがここにある。
【ブックカバーチャレンジ】 6日目!
この企画は、好きな本の表紙を1日1冊ずつ7日間アップしていくというもの。
その度、どなたか1人を指名して、その人にも同じことをしてもらいます。
つまり、「活字文化活性化」と「人つなぎ」企画です。
本書内の説明は、要りません。...
外出自粛の今だからこそ、本によってつながり、心を耕したいものです。
私は、埼玉県蕨市の歌って踊れる魅力ある公務員、福田望さんから指名され、この企画に賛同しました。
ブックカバーチャレンジ6日目の本は、
「ミライの授業 (瀧本哲史 著)」。
この本は、実におもしろい。読みやすい。
どうして勉強しなくちゃいけないんだろう?
若者は未来の住人であり、大人は過去の住人。
未来は、つくることができる!
では、6日目に指名させてもらう人は、大学生の我が娘「浅野ひかる」。
今回の7名の人選は、老若男女、様々な仕事や活動の違い、住んでいる場所の違い、
国籍の違い等で選ばせていただきました。
我が娘は、日本の若い女子大生ということで選びました。
本人もやる気満々です。
つながりの広がりが楽しみです。
【ブックカバーチャレンジ】 5日目!
この企画は、好きな本の表紙を1日1冊ずつ7日間アップしていくというもの。
その度、どなたか1人を指名して、その人にも同じことをしてもらいます。
つまり、「活字文化活性化」と「人つなぎ」企画です。...
本書内の説明は、要りません。...
外出自粛の今だからこそ、本によってつながり、心を耕したいものです。
私は、埼玉県蕨市の歌って踊れる魅力ある公務員、福田望さんから指名され、この企画に賛同しました。
ブックカバーチャレンジ5日目の本は、
「今やれる青春 (若松進一 著)」。
36歳のとき、国立大洲青年の家に務め始めました。そのとき、出会ったのが、双海町の若松進一さん。
若松さんに出会っていなかったら、地域教育・実践に思いを傾ける今の自分はなかったでしょう。
自分も、地域もしっかりと自立し、今やれることに情熱を傾ける大切さ。笑いと勇気が湧いてくる1冊です。
では、5日目に指名させていただく方は、この本の著者、我が師であり、我が仲間である「若松進一さん」。
とても忙しい方なので、つながるかどうか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。