僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

妖怪人間

2008-03-11 | Weblog

今朝の通勤途中の話。
信号待ちをしていた俺の前を一台の軽自動車が通り過ぎようとしていた。
で、その時、何気なく車の中を見た俺はその光景のあまりのひどさにあきれ返って
しまった。

運転席には若い女性。それがなんと!その女性は左のひざの上におよそ1~2歳位

幼児を乗せて左手で抱き、しかも右腕で携帯を持ち、メール(電話やなく!)を打ちな
がらハンドルを残った右手の小指と薬指程度で操作しとった。おまけにシートベルトも
締めとらへん。

これだけを一瞬で見て取れるくらいやから、速度はおそらく時速10キロくらいやったとは
思う。俺が信号待ちをしてた交差点から10mほど先に次の信号があり、その信号はた
ぶん赤に変わってたから、一応徐行という言葉位は知ってて、それだけはなんとかした
んやろう。

それにしても…どないなんよ、このバカさ加減は。これでも人の親やで。

尊敬する評論家の三宅久之先生がテレビでよくこうおっしゃっている。
「なんの躾もされていない子供は人間になりきっていない。だから子供に人権なんてあ
りません。だからこそ、親が無理やりでもなんでも「人間として」きちんと躾ける必要が
ある。それを経て初めて人間になっていくんです。」と。

ホンマその通りやと思う。最近は、子供にも人権があるだのなんだの言って、やたら
子供の「自主性」とやらを尊重するあまり、本当に大切なことを子供に何も伝えらてい
ない親がどえらく増えてるのとちゃうやろか。

きっとこのバカ×1臆ドライバーも親にきちんと躾けてもらえなかったんやろう。それでも
子供が可愛かったらそんなことしたらあかんに“決まってる”と思うわな、フツー。
少なくとも母性としてそう思うのが母親やと思うんやけど、それもこのバカにまだ×100
臆した親の遺伝子からもう無くなりかけていたということなんやろね。

昔、「妖怪人間ベム」というアニメがあって、その中でベムがエンディングに言う決まり
文句が「早く人間になりたーい」という言葉やった。
このバカ親は明らかに人間になりきれていない。それならせめて人間になれるように
と努力するならいいが、自分は人間だと思っているからこれまた始末が悪い。

ほんまにこの頃そういう人がが多すぎる。そしてそういう人と出会うたび、自分にはそん
な人をどうすることもできんわけやからとにかく自分のことだけを考えて生きよう、と思う
ようになる。

この「自己中心細菌」は、思いのほか伝染力が強く、速度も早い。中国側の企みとは
別の意味合いで、これはホンマにもうメタミドホスがどうのこうのと言ってる場合やない
のかも知れんねぇ。