僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

怪我と人生

2008-07-18 | Weblog

「無事、これ名馬」という格言がある。
それほどに怪我をせず、体調を壊さず何かを続けるということは素晴らしい。

ところで名馬かどうかは別として、俺もアマチュアギタリストとして今まで
35年ほどギターを弾いてきたんやけど、その間、高校生の頃、ラグビーで
指を骨折した以外は、指の怪我や疾病でギターが弾けなるなるってことが
なかったのが結構自慢やった。
そやのにこの間ついに怪我をしてしまった。
弾いてる時に左手の人差し指に"ピキッ"という感触が走り、同時に激痛が
して、まったく弦を押さえるどころではなくなってしまっのよ。
医者に行く間もないし、会社の近くの医者はヤブやし、もう自分の判断で
しばらく安静にして、ギターを全くさわらずに1週間ほど過ごしたんやけど、
全く痛みが引かない。
とはいえ、放っておいてもよくなる訳がないので、特に腫れとかがないので、
冷やす必要はないやろうと判断し、以前に嫁の肩こり等の治療用に買った
赤外線の温熱機で毎晩30分ほど暖めることを続け、ギターは2週間以上
弾くのをやめてみた。そうするとちょっとマシになったような気がしてそっと
ギターを弾いてみるとやっぱり痛い。そんなことを続けてかれこれ1ヶ月半。

ちょっとづつマシにはなっているものの、何ともなかった時とは比べ物になら
ないほど痛いので、ここでちょっと考えてみた。ひょっとしたら安静にしてい
る間にもう直ってて、あとは逆に指を使わないから痛いんとちゃうか?と。
要するにリハビリができてないだけやないのん?と。
そこでついに思い切って痛い指を無理やり動かしてみることに。
グイっと指を逆に反らせてみたり、曲げ伸ばしを繰り返してみたり。とても
痛いけど、それを我慢して続けること2日目。なんや感触が元に戻ってきて
る。100%とまではいかないものの、80%くらいは回復してる感じや。
これは…と思い、ギターを持ってみる。すると…やっぱり少しは痛いが今ま
でとは全然違ってある程度曲が弾けるようになってきた。

なのに…また昨日あたりから痛い。今度はちょっと熱を持ってる感じがする
ので、逆に冷やしてみたらかなりマシにはなるが、しばらくするとやっぱり
痛みが走る。

ギターなど弾かない人にとってはたかが指先のことやねんろうけど、俺の
場合この指は、生き甲斐と言っても過言じゃないギターが弾けなくなると
いう可能性も秘めているわけで、大げさじゃなくこれは人生を左右する一
大事。
さすがに2ヶ月近くもこの状態というのはあまりにおかしいので来週どこか
1日休みを取って大病院で診てもらうことにしようと思う。

無事、とはなんと素晴らしいことであろうか。
人は日々無事に過ごしているだけで十分立派なのだと、指先を見つめな
がらつくづく思う。