僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

脈々と続くもの

2010-07-16 | Weblog
脈々と続いているもの、というのはほぼ例外なく大きな存在である。
ただ、あまりに大きすぎる上に、日々の変化がほとんど(見てとれ)ないので、特にマスコミも自分自身も関心を寄せることがない。
それが悪い方向に出たのがメキシコ湾の原油流出事故だったような気がする。最初はやれ地球の危機だのなんだの言って生態系を含めた悲惨な状況を伝えていたが、ある程度までいくとそれがマンネリ化してしまって報道的に面白くないので、ピタッと報道されなくなった。
今日久しぶりにそのことがニュースになっているな、と思ってみたら、ようやく原油流出を止める仮処置に成功した、とのことだった。
もちろん、この報道自体には何の問題もないし、それが当然だと思うけど、最初~今までの間がきっと一番大切(悲惨)なことが起こっていたんじゃないか。生態系の破壊の進行はもちろんのこと、それに立ち向かっている人の苦労も並大抵やなかったやろう。
ニュースとして新しさがないから、だけでそれらを報道しないのは、視聴率至上主義のマスコミ界では仕方ないのかも知れないが、なにかそこには底知れない危うさを感じてしまう。

果たして自分はどうなんだろう。あまりに当たり前にあるものへの畏敬の念を忘れていないだろうか。
なんでもかんでもすぐ忘れてしまう俺だからこそ、せめて、人が忘れてしまいがちなことをしっかり覚えていたいと思うのだ。