僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

三宅久之先生を偲ぶ

2012-11-16 | Weblog
評論家の三宅先生が亡くなった。
一度もお会いしたことがない方が亡くなって涙してしまうのは、先生が初めてで、私にはそれほど尊敬してやまない方であった。

数々の印象深い言葉がある。

「子供には人権なんかありません!」
善悪の分別がつかないような未熟者には人権なんかない。その権利は親にあり、だから親は子供をしっかりとしつけなければいけないのだ。と説いた。まったく同感である。

「容赦ない殺人を犯した人は厳罰に処されるべきである。しかし、被害者も悪い!」
確か深夜の2時、3時に一人で出歩いていた若い女性が襲われて亡くなった事件でこのようなコメントを出された。
つい、犯人の残虐性ばかりに目がいきがちだが、先生は「被害者の常識的な判断能力」にも言及された。犯人はもちろん厳罰を受けるべきだし、被害を受けられた方には全くお気の毒ではあるが、先生のおっしゃる通りだと思う。

「昔の人」であった。「正義と信念と覚悟」を持った人であった。つまり「武士」であり、今の日本に最も必要な人だった。

先生は、バカなことをいう人を「ポン助」と呼んだ。

先生、大阪の54歳のポン助ですが、ここに一人、先生を偲び、涙しております。
どうか安らかにお休みください。