僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

ローカル線

2013-04-02 | Weblog
春休み。この時期は桜も満開なら子供たちの笑顔も満開だ。

昨晩からウチに孫たちの友達4人が泊まりに来ていた。その内3人は何度か見たことがあったが、一人だけ知らない女の子がいたので、「名前は?どこに住んでるの?」と聞くと、
「○○□□□、住所は高槻市○○町○-○-○○○」とまぁ、まだわずか4歳の幼児が、ここまでを立て板に水のごとくスラスラと。私なんか朝食べたご飯も忘れる時があるのに。
おまけに、聞けば、この子はインタナショナルスクールにも通っていて英語もそれなりにペラペラで、しかも両親の携帯電話の番号もちゃんと言えるらしい。もうこうなるとつけ入る隙の見当たらないスーパー幼児なのである。

それに対してウチの孫たち。思い通りにならなければ一番下の妹にさえ、時に手を挙げることもあれば、叱られていつまでも泣いていることもある。やれお兄ちゃんがどうした弟がどうしたでしょっちゅう喧嘩している。自分の住所なんかもちろん言えない。ま、教えてもいないと思うが。そんな彼らだが、この間一番上の孫が私の嫁にこう言ったそうな。

嫁「桜見てきたん?どうやった?」
孫「うん、エルグランドに入れよ思っても入りきらへんくらいたくさん咲いてたで」

とても子供らしく分かりやすい例えだと思う。自分と嫁に身近なもので、自分の思いをきちんと表現している。

子供の育て方、教育の価値観は親によって当然違う。インターナショナルにももちろん素晴らしい価値があるのだろう。でもやっぱり私は覚えれば済むようなことより、「想像力を働かせて、自分の大切な家族に物事を伝える」という力を付けさせるような教育方針が好きである。

家族はローカル線だ。そこには子供の時にしか乗れない路線がいっぱいあり、愛と夢と希望が溢れている。いきなり国際線に乗せるのは少し違うような気がするが。