僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

友の畑は

2015-11-20 | Weblog
数日前の徳之島の50年に一度の大雨。
友だちが植えたグリーンピースの種がどうなったか心配していたが、なんとか最小限の被害で済んだらしい。

とにかく農業は、やらなければ絶対にできないし、やっても絶対できるとは限らないという限りなく厳しいものである。これからがまた大変らしいがなにわともあれ最悪の事態にはならずホッとしている。

フェイスブックやライン等のSNSが全盛だ。私も色々なバンド仲間から連絡に不便だからフェイスブックを始めたら?と言われるが断固として拒否し続けている。友達限定で公開できるとか、嫌ならやめればいいとか、色々なことを言われるが、とにかく言いたいこと、そこで起こっていることの温度が伝わらないのが一番嫌だし、自分の行動を人に知って欲しいとも思わないし、人と人はそんなところで繋がるものではない、という思いがやっぱり強いから。


「トンボ釣り今日はどこまで行ったやら」、これは江戸時代の俳人、加賀の千代女が帰ってくることのない、亡くなったわが子を思いよんだ句であるらしい。SNSなどなくても、いや、ないからこそ伝わる激しく切ない思いに心が揺り動かされる。

「友の畑は今日どうなったか」私にはこれだけで十分なのである。