フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

コマドリ, Japanese robin, Erithacus akahige

2010-05-15 17:06:34 | Birds
コマドリは人に対する警戒心が小さく、じっと待っていると2-3mのところまで近づいてきてくれる。

「コマドリの賭け」ジョー・ネスポ(ランダムハウス講談社)
原題は「The Redbreast」(=ヨーロッパコマドリ)、北欧でベストセラーになったミステリー小説。
小説のところどころに、鳥に関するエピソードが散りばめられている。

-「9割の鳥は南に渡る。でも少数ながらここに残る鳥もいるの。いわば賭けに出るわけよ」
-「渡りをしない鳥は、こっちが穏やかな冬になることを期待して残るの。
--生き延びられるかもしれないけれど、見込み違いなら死ぬことになる。
--ならば、なぜ南に向かわないんだって疑問が湧くでしょう?
--北国に残る鳥たちはただの怠け者なのか?」
-「要は、穏やかな冬だったら、ほかの鳥が戻ってくる前に巣作りに最適な場所を選べるってことなの」
こんな感じ・・・
鳥に関するエピソードはたいしたことはないが、ミステリー小説としては面白い。

今週は、山形でコマドリなどの夏鳥が大量死しているのが見つかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100512-00000149-mailo-l06
このニュースを見て、上記の小説を思い出した。
今回の大量死は天候不順が原因と思われるが、渡りをするのも命がけなんだね。

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