フクロウの生息する高原・清里より

八ヶ岳と周辺の生き物を紹介

チャナメツムタケ

2021-10-24 16:33:15 | Mushrooms
週末は、清里高原の萌木の村で「カントリーフェスタin萌木の村2021」が開催された。
昨日の朝から駐車場は満車になり、臨時の駐車場が開設され、交通整理が行われていた。
今年いちばんの賑わいだったようだ。

観光客を避けて、静かな森の中を歩いてきた。
夜間に氷点下まで冷え込むようになったので、きのこの発生はとても少ない。
晩秋の森に群生するチャナメツムタケ。
ナメコに似てぬめりが強く、汁物にあう。
私が最もたくさん食べる天然のきのこである。
ヤマブシタケ
奥行きが15cm以上の特大のヤマブシタケ(やや老菌)。
7週連続してヤマブシタケを見つけることができた。
先週見つけたヤマブシタケの幼菌
少し針を伸ばしたところで成長が止まって乾燥し始めている。
キンチャワンタケ
カベンタケ

数年前の秋、森の中できのこびくを腰につけた初老の夫婦に会った。
きのこ狩りのベテランかな?と思いきや、私のほうにきのこびくを差し出し、食べられるきのこを選り分けてくれという。
どんなきのこがあるか興味があったので拝見すると、全くの初心者らしく、毒きのこを含めて目に付くきのこを片っ端から採っていたようだ。
あまり目ぼしいきのこはなかったが、確実に食べられるものだけ選んであげた。
私が選んだものは大丈夫だけど、赤の他人に選んでもらったきのこを食べていたら、いつか痛い目にあうよ。