東近江市立玉緒小学校も体育館・プール新築工事に伴う、発掘調査の現地説明会
平成3~4年にかけて新校舎が建設されました。3代目の校舎です。
東近江市立玉緒小学校
〒527-0063 滋賀県東近江市大森町971
東近江市教育委員会 埋蔵文化財センターが遺構について説明。
地表から2m位の深さに溝・堀建物跡・井戸跡・集石遺構など多数出ています。
出土品:遺物・土器などは少なかったようです。
玉緒小学校は、江戸時代に最上氏の大森陣屋があったところであり、以前の発掘調査で陣屋跡や堀が発見されています。
今回は、大森陣屋の西側であり、最上氏よりも古い室町時代の布施氏?のものではないか、詳細不明です。
布施氏は、大森城の下屋敷を、大森町内に居館があった記録が無い。今後調査が進めば解明に期待したい。
発掘された場所から6か所、集石遺構が見つかっています。多くの石が積み上げられていますが、何のために集めているのか不明です。
【集石遺構】
西側に3か所井戸が発見されています。中に入って見られなかったので深さは解りませんが生活水と使っていたのでしょうか。
又、建物跡があります。余り大きくないので、物置小屋のようです。
【井戸と建物跡】
東側には、幅が2m位、深さ1.5m程の堀があります。布引山方向から北へ延びているようです。
【写真右側の堀】
北側には、溝が見つかっています。手前(小学校の校舎側)に向かって溝幅が広くなっています。
2015.12.13の現地
参考資料:近江ノ国米ちゃん
本日も訪問、ありがとうございました!!感謝!!