させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

カウンター

2014-09-04 08:40:52 | 日々のこと



バードモナミの

カウンターは

七席


ワタシは

お客として

通っていたころは

右から二番目が

好きだったなぁ


目の前に

バナナが

置いてあって

甘い香りに

包まれながら

ぎっしり

あらゆるジャンルの

名盤が詰まった

レコード棚を

見上げたり

雑誌を

ぱらりと捲ったり

ボーッとしたり

ホォッとしたものだ


いま

スタッフとなって

カウンターに

お客さまを

迎え入れる側に

なって

改めて

あの時間の大切さが

思い起こされる


「袖触れ合うも 他生の縁」

ーワタシは

このコトバが

大好きだし

ほんとうに

そうだと思う


バードモナミの

カウンターに

於いても

まさに

そんな

メイクドラマが

繰り広げられるから


昨日は

英会話を

習い始めた

カワイコチャン



日本語検定二級に

挑む

ビューティフルガール



最初は

カウンターの

両端で

それぞれ

勉強していたのに

ひょんなコトで

鏡みたいな

似た境遇の

傍らの存在に

気付き

最終的には

肩を並べて

お互いの

練習台に

なってあげて

いたっけ


他にも

語り出したら

キリがナイくらい

笑いあり笑いあり

ちょっぴり泣き笑いあり



エピソードも

たくさん



つかのま

重い荷物を

下ろして

美味しいモノ

あたたかい時間を

共有する


見上げた

天窓の陽が

来た時よりも

やさしく感じられたなら

きっと

それは

プチ充電完了のサイン


さぁ

深緑の扉を

開けて


それぞれの

挑む場所へ


それぞれの

還る場所へ



「ありがとうございました」


ーそう見送る時には

なんだかお母さんの

ココロ持ちに

なっていて

必ず

ココロの中で

「行ってらっしゃい

気をつけて」

そう

呟いている



~大事なヒトを

待っている顔は

誰もがみんな

やさしく見えるけど

大事なヒトを

見送る時は

もっとステキだろう~

って

マッキーも

唄っていたっけ


カウンターの向こうの

近いけれど

全く異なるセカイが

上質な映画みたいに

ワタシを

やさしく撫ぜてくれる


救われているのは

いつも

ワタシのほう

だね


カウンターの

肘掛け部分が

擦れた分

また

刻まれる


ココに

たしかに

存在していたと

いうコトが



悩んだ自分も


解き放たれた自分も

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