先日
ドラッグストアの
レジ待ちで
微熱の中
ボォッと
立ち尽くして
おりました
なにやら
アツイ視線を
感じるなぁと
目線を向けると
ソコには
買い物カートの
チャイルドシートに
ちょこんと
座らせられた
3歳くらいの
眼光鋭い
真顔の女の子が・・
造作は
ちょうど
となりのトトロに
出てくる
メイちゃんみたいに
愛敬あるのに
不思議と
表情を
魔法にかけられて
奪われてしまった
みたいに
強張らせていました
なんだか
不憫ねぇ・・
傍らにいた
ムスメと
互いの心中を
察しながら
暗いキモチになって
会計を済ませ
袋詰めしていると
お父さんらしきヒトが
ひいた
その
眼光ガールのカート
が
横に
並びました
隣に来るなり
壊れたオウムの
おもちゃみたいに
そのコが
繰り返し
何かを云ってるコトに
気がつきました
それは
たしかに
こちらに
向かって
「アンタ、カワイクナイネ」
そんな
ひどい
コトバ
でした
ムスメもワタシも
絶句
どう捉えられたか
と
いう
ショック
よりも
どうして
そんな
ちいさな女の子が
尖がったコトバで
だれかを
ズタズタに
しようと
しているのかと
いう事実が
上手く
消化出来なくて
フタリして
更に
暗いキモチのまま
帰路に着きました
このごろ
想うのは
ヒトは
感じたり
与えられたり
した
喜びや
痛みじゃないと
実感が
湧かない故に
だれかに
還したり
あえて
留めたり
出来ないんじゃ
ないかな
と
いうコト
ムスメも
怒りではなく
気懸りだったみたいで
翌日
フタリで
あの女の子
何らかの事情で
可愛がられて
いないんじゃないかなぁ・・
なんて
心配すると
共に
眼光ガールの
未来に
笑顔がありますようにと
祈らずには
いられませんでした
オンナは
生まれながらにして
オンナなり
だが
それ以上に
ヒトは
生まれながらに
ヒトなり
だれかと
比べるコト
だれかを
否定するコト
それに
何の意味も
無いコトを
あの子に
だれか
教えてあげるヒトが
傍らに
居てくれますように
そう
祈るばかりです
そして
あの
小さな
反面教師が
きっと
ワタシたちに
教えてくれた
~ココロは表情に映る~
というコト
を
胸に刻み込む為の
不思議な出逢い
だったと
意味づける
貴重な体験だった
今は
そう
想えて
仕方ありません