勝ち負けにこだわるとき
喜びは苦しみへと病んでいく
ー谷川俊太郎「すこやかに」ー
仕事
が
早く
終わったなら
以前ならば
さぁ
何処
で
お茶しようかなぁ
なんて
想っていただろうけれど
最近
は
日没まで
あと
どれくらいだから
あの山なら
まだ
間に合うかなぁ?
なんて
ソワソワ
する
自身
の
フットワーク
と
ココロモチ
に
つい
笑ってしまいます
昨日
は
ビュンと
小佐々町
の
冷水岳まで
クルマ
を
走らせちゃいましたよ
(展望台からの北九十九島の眺望)
陽が長くなったものの
あくまでも
目的地到達時刻
は
夕方のチャイムの音
が
響き渡る頃
を
目安
に
しておきます
慣れた友人
を
頼り
連歩する時
は
ライト
を
携行したりして
ちょっとだけ
冒険しますが
ふだん
は
すこしだけ
慎重なくらいが
ちょうどいい
のです
稜線
を
ひたすら歩き
その途中
たくさん
群生してる
愛らしき
アオモジ
の
花々
に
春の気配
と
生の躍動感
を
分け与えてもらえた
気
が
しました
アオモジ
の
名前
も
歩きながら
必死
に
スマホ
で
検索する始末
せめて
主立った
四季折々
の
山林
に
自生する
植物
の
名前だけでも
憶えてみたいなぁ
なんて
次なる
課題
も
見出せるコト
が
出来ました
本来ならば
此処からが
山歩き
なのだろうけれど
残念ながら
タイムアップ
近々
また
来るね!
と
標識
に
誓い
来た道
を
戻ります
と
いうのも
もう
ひとつだけ
寄り道したかった場所
が
あるから
いつぶりだろう
大好きな場所
本土最西端の地
神崎鼻
落日
が
ジュッと
線香花火
の
終い
の
ように
水平線
に
震えながら
沈む
様
は
何度見ても
胸
が
キュウ
と
狭くなります
わたしたち
も
いつか
あんなふうに
静かに
燃えたまま
消えていくのかしらねぇ・・
なんて
浸っていると
夕闇の
思うツボ!
哀しみ
の
餌食
に
なる前
に
急げ〜
急げ〜
と
ムダ
に
から騒ぎ
大はしゃぎ
しながら
丘陵
を
駆け下り
クルマ
へ
飛び乗り
現実へと
帰っていくのでした
山も
海も
と
欲張った
束の間
の
タイムトラベラー
雑記
でした