春色とは何色なんだろう
たぶん透明なんじゃないかなあ
冬はちょっとだけ灰色だった
なにもかもが薄暗くて
そのときは気づかなかったけど
最近になって「やっと透き通った」と
何度かおもった。
緑とか黄色の花とか見てると
光がありのままで
私に届きはじめた予感がする
ー 最果タヒ「ガラスの詩」ー
要らないモノ
は
たくさん
あるだろう
誰かには
必要だから
存在しているだけで
手に入らないモノ
も
たくさん
あるだろう
代わりに
誰かが
それを
大切にするだろう
伸ばせば
触れられる
必要なモノ
が
ワタシには
在って
それを
守るコトが
出来るのは
ワタシのココロ
次第
なんて
なんと
責任重大で
なんと
自由なコト
だろう
たしかに
其処に在る
温もりは
向こう側が
透けて見えるほど
純粋で
しなやかで
泣けるほど
いとしい
けれど
ほのかに
あたたかくて
ワタシを
安心させる
シアワセ
とは
時に
カタチを
変えて
より
見つけやすいよう
より
伝わりやすいよう
指先に
ふれる
その感覚を
憶えていよう
たとえ
掴めなくなる
その日
が
来ても
この
ココロだけは
手離さずに
いよう