
今日
は
ムスメ
の
二十歳の誕生日
この春から
は
社会人です
そんな
門出に相応しく
今日から
東京で
一人暮らしを
始めます
ワタシも
それに合わせて
いま
東京へ
来ています
オ・ト・ナ
の
入口
に
まさか
の
母親同伴
なんて
申し訳ない
気もするけれど
イヤな顔もせず
都会っぽくない
下町
の
四川料理屋
の
定食
で

はたまた
夜景も
僅かにしか見えない
ホテル
の
一室
で

ハッピーバースデートゥーユー
なんて
ふたり
調子っ外れで
唄いながら
乾杯し
お祝いしたのでした
今朝は
心友たちも
見送りに来てくれました

愛犬も
カノジョの巣立ちを
哀しげでしたが
見守っていました

ワタシよりも
うんと
おだやかで
うんと
オトナで
うんと
想いやり溢れる
カノジョが
大好きです
同じ齢の頃には
こんなに
精神的に
自立していなかったよなぁ〜
と
うっかり
ボンヤリ
かあさん
は
背筋を伸ばし
知らない街を
堂々と
半歩先行く
ムスメの
頼もしき背中に
つい
見惚れてしまうのでした
ムスメの住む街
は
駅の名前にも
なっている
大きな
稲荷神社
が
あって
せっかく
の
ご縁だから
と
夜にも
関わらず
お詣りさせて
いただきました

お稲荷さん
は
女性の神さま
と
云うから
きっと
カノジョの
日常
を
ワタシの分まで
見守ってくださるかな
よろしく
お願いしますよ

マンホールの蓋
にも

やけに
明るい
橋の袂にも

春の花が
綻び始めていました
自身
で
見つけた
新しいセカイ
自身
で
歩こうと
決め
手繰り寄せた所縁
貴女
の
人生
は
貴女次第
で
いくらでも
輝くから
どうか
どうか
健康には
気をつけて
美しい花の時代
を
美しい青の時代
を
謳歌していってね
おめでとう
そして
ほんとうに
出逢ってくれて
ありがとう