させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

バクチノキ

2018-03-08 01:24:20 | 日々のこと





人はたったひとつの自分の一生を
生きることしか出来なくて 
あといくつかの他人の人生を
ひっかいたくらいで終わる 
でもそのひっかきかたに
自分の一生がかかっているのだ

ー谷川俊太郎「午前二時のサイレント映画」ー




大好きな場所



スクッと

伸び立つ

樹木



ずっと

気になっていた



特徴



羅列して

検索してみると



おそらく



~バクチノキ ~



では

ないか



辿り着いた




鱗状



樹皮



剥がれ

中からは

なんとも

生々しい

赤い木肌



現れる




〜樹皮が自然にばっさり剥がれ落ちる様子が
いさぎよく、失敗を恐れず大胆に
挑戦する人にふさわしい。〜



とも

記され

縁起木

としても

認識されているらしい



すくすくと

成長を続けている

樹木



樹表



生きているんだぞ!



云わんばかり



赤い木肌



まるで

血流



血脈



あるかのような

躍動感



充ち溢れている




対して

傍らに

葉も

枝も

落とされた

朽ちかけ



一本



バクチノキ



在るのだが



まるで

風化した遺跡みたい



首を擡げように

佇んでいて




それは

堅く

厚い

鱗状の樹皮が

剝げ落ちるコトなく

挑むコト



止めてしまった

悲哀感



充ち満ちていた




同じ

土壌



根を下ろした筈が

いつのまにか

全く

異なる

生き様



選んでしまう

今生



人々



多様なる

生きざま

そのもの



ようで

ハッと

させられた



だった




その場所



導かれるように

辿り着く



いうコト



望むモノ

望まれるモノ



両立している





だと

想う



でも

その場所



気付かなければいけないコト



知るか

知らぬまま

終わらせていくか



枝葉の数



根の張り方



遷っていく



だろう



傷付いても

成長できるなら

悦んで

その身を

晒せるような

バクチノキ





時々

行方を

見誤りそうになる

ワタシ



生き神さま

なのかもしれない






ヒト



どうしても

利き手



利き目



有る様に

少しだけ

偏った捉え方



してしまう



それが

個性



主張

なのだけれど

大切なモノ



増えれば

増えるほど

それでは

生き辛く

行き詰まって

しまう

のも

正直なところ





脱皮



最期の瞬間

まで

繰り返せるくらい



貪欲さ



引き際の良さ



併せ持ったモノ



在りたい







空に

憧れながらも



自身



大地に

然りと

根を張り巡らせられる

たじろが無い

生き様



貫けるモノ



在りたい





時々



風に

褒めてもらうかのように




枝葉



撫ぜて

貰い

ながら



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