いつのまにか
背の丈も
足のサイズも
うんと
大きく
なった
キミ
初めて
の
革靴
は
照れるくらい
ピカピカ
で
意外な場所
が
靴擦れしたり
で
なんだか
気恥ずかしさ
と
誇らしさ
を
一歩
また
一歩
踏みしめるように
キミ
は
空を
仰ぎ
玄関の扉を
開き
その
最初
の
一歩
を
踏み出したね
おはよう
と
ありがとう
と
ごめんなさい
と
おやすみなさい
ごはん粒
を
残さず
食べて
玄関
の
靴
を
脱ぎ揃える
そんな
特別じゃないけど
当たり前でもない
自然な美しい所作
を
忘れないでいて
いまから
うんと
オトナ
に
なっても
いまから
うんと
離れて
いっても
新しい
門出
の
日
おめでとう
ありがとう