洗面所
の
カベ
に
小さな
凹み
を
見つけた
そういえば
ムスコ
の
部屋
の
ベッドサイド
にも・・
さりげなく。
を
装って
訊ねてみたら
靴下履く時
に
手
が
すべって・・
とか
よく
解らない
云い訳
を
したのが
刹那かった
夕食
の
支度をしながら
キッチン
から
よく
見える
リビング
の
ソファ
で
ゴロン
と
横たわり
スマホ
の
ゲーム
に
興じながら
時折
舌打ち
している
ムスコ
の
大きなカラダ
に
彼方此方
と
小さな凹み
が
あるような
気
が
してきた
毎日
早朝から
列車
に
揺られ
与えられた
プログラム
を
消化し
部活
で
人間関係
の
調整など
しながら
帰り途
に
好きなオヤツ
を
買ったり
スマホ
の
中から
放たれる
大好きなモノたち。
で
気
を
紛らわせ
終わっていく
一日
青春。
の
汗
や
涙
は
きっと
人知れず。
か
または
本人すら
無自覚
な
トコロ
で
流している
で
あろうね
そんな
時
には
ワタシ
には
何
が
出来るだろう
あと一品・・
ちょうど
そう
考えていたから
カレ
の
好きな
新玉ねぎのスープ
を
作るコト
に
した
旬
の
甘さ
と
其々
の
旨み
が
溶け合った
其れ
は
きっと
ココロ
と
カラダ
を
つかのま
ホッ
と
温めてくれる
だろう
一緒
に
食事
を
とりながら
最近
の
出来事
や
世間話
を
し
なんとなく
小さな
凹み
の
理由
が
解った
気
が
した
つい
壁
を
叩いてしまったコト
も
申し訳なさそう
に
話してくれた
昔から
優しくて
ガマンしてしまう
トコロ
が
あるから
時
に
ココロ
が
飽和状態
に
なってしまったら
想い掛けない
方向
へ
ベクトル
が
向いてしまうんだろう
でも
壁
も
ココロ
も
痛い!
とは
発しないけれど
傷
は
残るし
なんの解決
にも
ならない
いつも
すこしでも
あなたが
ラクに
なれるコト
を
祈ってる。
そう
伝えては
みたけれど
果たして
汲めるコト
出来たかな・・
温かいスープ
みたい
に
カレ
にも
見守り
励まし
手助けしてくれる
存在
が
このセカイ
には
たくさん
居てくれるコト
を
憶えていて
くれるかな