不意
に
列車
で
帰る
仕事終わり
に
駅まで
の
道
も
車窓
に
映る
普段着
も
持ち慣れた
カバン
も
片道切符
の
魔法
に
かかる
と
二駅
だけ
の
小さな旅
に
変わるから
不思議
です
うたたね
の
中
に
いる
ヒト
も
子どもみたい
に
肩並べて
窓の外
覗き込む
恋人たち
も
みな
規則正しく
揺れていて
小さな旅
を
共有してる
ように
見えるのだから
不思議
です
愉しもう
と
想えば
愉しくなる
の
が
不思議
です
僅か
な
時間
も
些細
な
出来事
も
イメージ
を
遥か
に
超えて
愉しくなる
から
不思議です
だって
同じ
時間でしょう?
疲れたなぁ
で
終わる
の
か
頑張ったね
と
労う
の
か
次なる
チャンス
は
また
いつ
なのか
解らないから
愉しむコト
に
決めた
の
です
瞬間
を
人生
を
日々
を
小さな
冒険
と
意味付けて
小さな
旅
と
位置付けて