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昨日の決算特別委員会で、唐津市は市税滞納者の3千円以下の預貯金も差し押さえしているこが明らかになりました。
私は、「納税力がありながら納税しない人を免責せよ」と主張しているわけではありませ。
唐津市が徴税という権力であまりの低額な預貯金を「差し押さえ」る行為は行き過ぎではないか、市民の生活実態に沿った徴税行政に改めるよう求めたものです。
財務部長の答弁では、平成22年度の預貯金の差し押さえ件数は256件で2104万8千円でした。
そのうち1万円以下の差し押さえ件数は38件。金額で11万5千円です。平均すると3千円となります。
平均が3千円ですから、3千円以下もおられます。
このような僅かな預金を差し押さえられた家庭はどうやって今日の食事をするのでしょうか。
財政部長は、「適正に執行されたもの」と答弁しましたが、私には「他の滞納者への見せしめ」としか見えません。
とても「慈悲のある徴税行政」とは思えません。
差し押さえできないモノが法律で定められています。例えば、生活に欠かせない衣類や食料、生業の道具などです。
私は、「食料及び燃料」などを調達するために必要な「相当の金銭」についても認めるべきだと考えます。
低額預貯金の差し押さえは止めて、滞納者の生活実態をよく把握して保護規定も必要でです。
団体への補助金も取り上げました。
運動団体の補助金が団体の運営費のほぼ9割を占めている補助金の監査が領収書も見ないまま監査をしてたことも明らかになりました。
今日は、市民厚生常任委員会の議案審議です。その点や国保の問題を審議します。
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写真は、綿の花です。