今日は、平成27年度決算の分科会審査です。
4部会に分かれて決算書類を審査します。
そのなかで、気になる事項があります。
それは、平成24年に玄海地区8漁業協同組合が合併し発足した「佐賀玄海漁協」へ支援金を毎年、約1000万円を補助金として支援しています。
合併漁協の運営を支援することが目的です。
その目的が達成しているのかを確認するのが議会の役割です。
志佐治徳議員が、「財政状況を知りたい」と決算資料の提出を求めました。
漁協側は、「県には提出の義務があるが、市にはない」として、決算資料の提出を拒否し続けています。
市側も「漁協がいっているので」と資料の提出に後ろ向きです。
議会は、補助金を支給する事でその団体が健全に運営できているかを確認する必要があります。
補助金を受けている団体は、決算状況を市に報告する事が補助金支給の条件となっています。それを拒否するのは、議会の審議権を阻害するものであります。
これではお互いの信頼関係は築けません。
唐津市はくわえて、佐賀玄海漁協が抱えている負債のうち、約1億円以上の保証人となっているにもかかわらず、漁協を説得する事ができずにいます。
私は、漁協が健全に運営していくことを願っています。
そのための支援金が必要であれば支援することにやぶさかではありません。
そのためには、信頼関係が必要だと考えます。
漁協の「カネは貰うが、財布の中身は教えない」という態度は頂けません。
それを認めている唐津市もいただけません。
議会の態度(プライド)が問われています。