初めて 大森平和島の親もとから離れ、移り住んだのが梅屋敷・・・と言っても結婚して独立したためであるが・・・
4畳半一間と半畳の台所の新所帯、1階に大家さん、2階に2世帯の貸し部屋がありその内の一つ。
住まいは、この商店街通りから一つずれた裏通りで、京急の梅屋敷駅からは6分、勤め先までは歩いて約20分、買い物は近場の廉い商店街でと、共稼ぎ時期の生活環境としては優れていたが、給料の 1/3 を家賃で持っていかれ、大家のために働かされているのかと、家賃を払う度に感じたものである。
結局のところ、上の息子が生まれてからも1年半、都合4年半を梅屋敷で過ごしたことになるが、横浜の日野に越してからも、通勤の行き返りには、この商店街を通り、また、商店街の中ほどの大林寺には両親の墓もあり、定年後も年に数回は訪れており、梅屋敷は浅からぬ因縁を感じる場所である。
作品は、午前中ということもあり、まだ 人通りの少ない商店街を、水彩:トラディショナル効果を用い写画にしたもの、右上の「うめやしき」の看板が作品の意義を高めている。
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