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「境界の短いトンネルを抜けると、幼い頃に見た田園が、直ぐそこにあった。」
冒頭のフレーズは、ご存知 川端康成の「雪国」の もじり であるが、前週の「迎陽隧道」から、2~300mも奥に入ると随所に田園風景が望める。
昭和20年3月、東京大空襲で大森に住んでいた家が全焼し、親戚を頼って石川県の七尾に疎開し、2年程、田舎の生活を味わったが、親代々の東京生まれの小生は、身近に田園に触れたのは、それ以来のことではないだろうか。
山裾には苧ム、その手前には田畑が望まれるが、これらが判別できるよう原版をあまり損なわず、エンボス効果を用い作品とした。
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