第66話. 少し前進 巡航ミサイルと陸上型イージスとシェルターの検討

2017-12-10 11:56:26 | ★政治 外交 歴史
湖畔人です。

日本政府が、射程900キロ超の長距離巡航ミサイルの導入と、その搭載を可能にする戦闘機への改造の検討を始めると公表しましたね。来年の予算に調査費を計上する検討を始めた、という事でまだ調査の検討か、と思いますが、でも遺憾しか言わないよりはマシですね。また、イージス・アショア(陸上型イージス)の導入も決まったようですし、自民党内にもシェルター整備の推進をする方針が示されました。やっとか、と言う感も否めないですが、多少は前進したようです。小野田防衛相は穏やかな感じですが、やる事をやれる人なのかもしれません。
ただ、第64話でも指摘しましたように、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を北が保有してしまうと、もうどうにもならなくなりますので、まずすべきは北の非核化を急がせることです。国連も話し合いの場を、と言っていますが、彼らには彼らのアクションの仕方やポーズもあるでしょうが、北は一貫して“核の放棄はしない”と明言しているので、全く効果が無いと思うし、これをすることで時がどんどん過ぎて行くとすると、時間が掛かれば掛かる程、北の核の開発は進んでいく事になるので、日本にとっては、ただの迷惑な行為、と言う事なのかもしれません。今日本が急ぐべきは、北の非核化です。その非核化の実現は、今はアメリカにお願いする事位しか出来る事がほとんど無いので、とにかく、アメリカに対し、時間を掛けずに非核化を実現してください、と何度も何度もお願いするしかありません。個人的には、経済制裁と言う名の兵糧攻めは、中露が抜け道を作るので、中々効果が出きらない、と思いますので、ピンポイントか大規模攻撃かは別として軍事アクションが必ず要る、と思います。
抑止力と言う意味では、北が終わっても中国が待っていますので、核戦力を政治利用させないため、核の脅威を無力化させるためにも、日本も潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を持つべきです。
また、北の非核化に対し何もできないと言いましたが、後処理には貢献が要ります。有事の際には、日本海に難民を乗せた多数の北の船舶が漂着する事が想定されますから、海上保安庁の船舶と臨時職員を増やし、警察も増やし、今の所、日本に僅か3ヶ所しかないと言う難民を長期に受入れ可能な収容所の増設もし、難民の受け入れの体制を整えるべきです。
先日も松前町で暴れた北の漁船一艘だけで大騒ぎしていましたが、あれが同時に日本海沿岸で数百、数千件も起きたらどうするのでしょう。空腹の難民が民家に押し寄せ、食料を奪ったり、一般の市民に危害を及ぼす事なんてあったら、どうする気なのでしょう、町の消防団も含め、各自治体を巻き込んで、対応の仕方をシミュレーションしておくべきです、下手をすると、今月中にでも起き得る事なのですから、急ぎ対応が必要ですね。
改善傾向の政府には、難民対応も急ぎ検討いただきたい所です。

湖畔人