湖畔人です。
次は、ネオアコと言う括りで良いのかどうかちょっと微妙な立ち位置ですが、リバプール出身で当時のUKギターポップの代表格の一つのEcho & the Bunnymenの『BRING ON THE DANCING HORSES』のご紹介です。
通常の彼らの曲の多くは、青森のジョンガラ節か?と言う位、暗く重く湿り気の強いギターサウンドにこれまたクセの強いボーカルをのせた情感的な曲が多くて、特に彼等の代表曲の一つ『Killing Moon』なんてもうゲゲゲの鬼太郎のテーマソングをUKロック風に仕立てました的な曲ですし、青森の恐山で鳴り響いてそうな、ハリーポッターの世界観にも通じる暗くて重い曲が多いのですが、そんな彼等にしては珍しく、若干の明るさもあり、エレクトロな要素も強い例外的な曲が本曲なのです。梅雨の合間の晴れた日の夕日に似合いそうな良い曲です。歌詞は相変わらず判りませんが、嘘だらけの世界を否定したい、真実が欲しい、新しいメシアを連れて来てくれ、みたいな事を言っていますが、正直、よく判りません。でも良い曲です。お勧めします。
このバンドは日本のファンの間では当時エコバニと呼ばれていて、ボーカルのイアン・マッカロクは日本の女子達にも結構人気があったし、バンドをやっていた周りの子達の多くが皆、彼みたいな髪型をしていましたね。当時妹が読んでいた少女漫画にも彼に似た髪型の主人公達が出て来る漫画が幾つもあった記憶があって、当時のロック少年達の型の一つみたいになっていた存在でしたね。懐かしいです。
一旦一休みしますが、この後もネオアコシリーズまだまだ続きます。
では。
湖畔人