第656話.気になった音楽(289) 10cc 『I'm not in Love』

2021-12-27 17:21:06 | 気になった音楽
湖畔人です。

次の心を静め内省を促すのに最適な曲は、10ccの 『I'm not in Love』です。

本当は恋心で心が一杯なのに強がってその気持ちを否定する感じの曲なのかと思いきや、作詞をしたエリック・スチュワートによると、どうも私生活で、長く交際した末に結ばれた今の奥さんから、"どうして愛してるとかしょっちゅう言ってくれないの?"と聞かれたようで、その際、"あまり『愛してる』なんてしょっちゅう言ってると心が伴わない形だけのものになっちゃうでしょ?"と答えたらしく、その後、だったらむしろその逆の”僕は愛してませんから”の方が良くないか?って思いついたようで、それでこうした曲名と言うか歌詞になったようなのです。何か変ですね。

でも、そうしたI love youを気安く使わない姿勢のエリック・スチュワートご夫婦はその後も40年以上仲良くやっているようでして、そのやり方は決して間違っていなかったのかもしれません。イタリアの男たちは考えた方が良いかもしれませんね。でも女性は言葉でしょっちゅう愛の言葉を掛けられる方がいいんだろうね。ホントはね。それがイタリアの男達が浮気性でもモテる理由なんだろうね。きっとね。

それにしてもこの曲、コーラスとアレンジが幻想的でとても美しい曲ですよね。お薦めします。

湖畔人



第655話.気になった音楽(288) Stanley Myers 『cavatine』

2021-12-27 11:03:24 | 気になった音楽
湖畔人です。

アヴェ・ヴェルム・コルプスに続き、年末に、心を静め、内省をするのに最適な曲ですが、今度は、Stanley Myersの 『cavatine』です。

この曲は映画『The Deer Hunter』の主題歌ですね。
映画の方は、平和に暮らしていた平凡な田舎の若者たちがベトナム戦争に巻き込まれ、人生を翻弄され穏やかな生活も友情も精神も全て破壊されてしまうと言う大変悲惨なものでしたが、そうした悲惨な映画に相応しくない大変穏やかな名曲ですね。

お薦めします。

心を静め、内省を促すような曲達の紹介はこれからも続きます。

では。

湖畔人