第3話. 一度きりの人生を大切に生きる為に【1】 目標、モットーを決める

2016-07-24 14:44:41 | ★カジュアルスピリチャリズム(カジスピ),多分あっていると思われる事,人生観
湖畔人です。

今回は、人生をよりよく過ごすために、人生の目標設定、モットーの設定をすると良いですよ、目標設定、モットーの設定をする事で、自分の残りの人生で成す事を明確に出来、責任感、納得感が増してとても良いですよ、お勧めですよ、というお話をさせて頂きたいと思います。

(1) 一度きりの人生

私は転生輪廻を信じる者の一人ですので、人は何度でも生まれ変わると思っています。

でも、そうであったとしても、この時代に、この名前で、この家族構成や知人構成、この社会環境で、そして、それらのコンビネーションの中で生きる人生は、たったの一度きりだと思います。よって、替えのない、たった一度の、オンリーワンの人生という事になります。ですから、今の人生は、とっても、とっても、尊く、大切な人生なのだと改めて思う訳です。であれば、何となく漫然と人生を過ごすのではなく、是非しっかりと、納得をしながら、後で後悔しないような、ベストを尽くしたなーと後で思えるような、そんな生き方をしてみたいと思うのです。

(2) 何を成したいか自分に問う

後悔のない人生を送る為には、まず、自分自身に問い掛けをし、自分はこの人生で、残りの人生で何を成したいのか、一体何をしないと後悔してしまいそうなのか、それらについて、自分なりの回答を得て置く必要があると思うのです。

それは、誰に相談するでもなく、自分が自分自身に対し問うべき事だと思います。静かな環境に身を置いて、自分で自分に問い掛けをし、考えをまとめて置く必要があると思います。後悔のない人生を送る為には、自分の人生の方針決定は、自分自身ですべきで、他人に聞いて決めては駄目だと思います。

親でもなく、子でもなく、友人でもなく、何より自分自身が、自分自身に対して、問い掛けをする。自分が死を目前にした瞬間を想像しながら、一体どう生き、一体何を成したら、自分自身に対し、『よくやった、生き切った、後悔のない人生だった』 と、言えそうのなのか、自分を納得させられそうなのか、
逆に、何を成さなかったら、自分は自分の人生に対し後悔をしてしまいそうなのか、それらの問いに対し、自分なりの回答を得ておく必要があると思うのです。

でないと、弱い我々は、自分の人生に起きた様々な出来事を、周りのせいにして責任転換をしてしまいがちだからです。周りが悪い、社会が悪い、家族が悪い、同僚が悪いと、自分の境遇を周りのせいにしてしまいがちです。

でも、皆さんご存知の通り、自分の周りで起きている事柄に対し、自分がどう感じるかは、自分の感じ方次第なのです。鳥の囀りですら、人によっては騒音にも聞こえるし、人によっては癒しと捉える人もいます。自分に起きた出来事への自分自身の評価は、実は絶対的なものではなく、自分自身の感じ方次第なのです。自分の人生の幸、不幸は、自分の感じ方次第なのですから、結局、自分の人生の幸、不幸は、自分が決めている、という事になるのです。自分が決めているのであり、自分の責任範疇なのです。

その点をハッキリさせるためにも、自分自身が自分の人生に対ししっかり折り合いを付ける為にも、自分で自分に向き合い、何をしたら自分の人生に満足するか、何をしなかったら自分の人生に後悔しそうなのか、と問い掛け、納得を得るために必要な、達成目標なり、人生のモットーなりを、自分なりに整理し言葉にしておく必要があると思うのです。

この作業は、大変孤独な作業なのではございますが、人は元来、孤独な存在ですし、生まれた時も一人、死ぬ時も一人で死んで行く孤独な存在なのですから、一人死を迎える時を想像しつつ、自分にとっての納得のいく人生について、一度しっかり思いを巡らせておくべきです。ある意味、終活のようなものです。そして、一人静かに自分に向き合い、自分で自分の人生をどうしたいか決めておく必要があると思います。そして、そこで決めた目標やモットーに向けて全力で生きるべき、なのだと思うのです。

(3) 幾つになってからでも、何度でも

この作業は、できれば人生の前半に、出来るだけ若いうちにやる方が望ましいのは当然の事です。それだけ、早いうちから人生に真剣に向き合う訳ですから、若いうちにやるのが望ましいのですが、一方、別に年を取ってから始めたって全く何の問題がないとも思うのです。
何故かと言いますと、実際、この自分の目標やモットーを見出す作業を繰り返して行くと、始めは高く設定した大きかった目標も、時の中で、段々と自分の実力を知るにしたがって、次第に、目的が縮小、変形せざるを得なくなるのが普通だと思うからです。若い頃に設定した目標の大きさと、年を重ねてから縮小した目標を比較すると、その違いに驚きますし、如何に若い頃の自分が己を知らず、分不相応な大きな夢を抱いていたかと驚くものです。大きな夢を抱くことは若者の特権ですから、それはそれで良いと思いますが、大きな夢を描いた分、挫折や落胆が大きいのも事実です。だから、私は、自分が思う自分の実力から少し背伸びしないと届かないくらいの目標設定が調度良いと正直思っています。そして、もしその背伸びした目標を達成する事ができたなら、その時は、また目標の上方修正してやって行けばよいと思っています。大事な事は、自分で自分の人生に対し納得をする事だと思うので、それ位が宜しいかと思っています。

一方、年をある程度取られた方は、自分の実力、限界、得意な事、不得意な事、体力と財力の限界等、若者に比べればずっと現実的な目標設定が出来ると思いますし、特に人生の後半、終盤を迎えんとするならば、終活の一環として、残りの人生を自分の納得を伴ったものにする為にも、自分に向き合い残りの人生で成したい目標やモットーを決め、それに向けて全力で生きるべきだし、後悔のない人生を送ってほしい、と、そう思うのです。

ですので、この目標設定の作業は、幾つになってから始めたって全く問題なしです。年を取ってからでも、兎に角、思い立ったらその日の内に、自分への問い掛けを始めるべきと思います。自分に問い、『この人生でこれを実施しないと死んでも死にきれん』、と思える事柄をリストアップしてゆくのです。

それがもし大きな目標であるならば、実現可能なサイズに目標を小分けにして、少しずつ達成できるようにした方が望ましいと思います。きっと、その方が、目標達成の喜びを味わいつつ人生を過ごしてゆく事ができるからです。大切な事は、自分で決めて、自分で自分の人生に納得をする事なのですから喜びを伴った方が良いのです。ですので、この自分への問い、目標設定の見直しは、頻度良くやって頂きたいと思うのです。

(4) 第一のポイント:身の丈にあった目標

先に申し上げました通り、目標も時の中でどんどん小さく変形して行くのが常ですので、目標設定の見直しは、最低年に1度、できれば毎月1回、可能であれば、毎週1回位のペースで行っていただきたいものです。そして、その目標の中身を、自分の実力、身の丈に合ったものに整えて行って頂きたいと思います。目標をあまり高くしすぎますと、人によっては現実と理想のギャップに苦しみ、ストレスを抱え、体調や心理状態に支障をきたし、次第にあいつが悪い、社会が悪いと、周りを否定し始め、否定的な思考に支配されがちになるからです。でも、大切な事は自分で自分の人生に納得をする事なのですから、それではいけません。

自分の分を知り、実力を知って、身の丈にあった目標やモットーに変えて行くべきだと思います。これが、目標設定の注意点の一点目です。

(5) 第二のポイント:自分にとっても社会にとっても良い事

別にその目標が大それたものである必要はないと思います。明るく元気に生きるとか、明るく健康に生きるとか、人に親切にする、とか、そうしたシンプルな目標、モットーでも全く問題ないと思います。それが、周りに迷惑をかけず、ポジティブな物であれば、全く問題ないと思います。大切な事は、自分の人生の目標やモットーを自分で決め、自分の人生に納得をする事なのですから。

ただ、目標を達成する事が、自分にとってはいいが、周りにとっては迷惑、社会的にとっては悪、そういう目標設定は避ける必要があります。これが目標設定の注意点の二点目です。

やはり、自分がなさんとする事が、社会にとっても、周りにとっても良い事である、という風にしたいものです。目標を達成する事で、環境を汚し、人に迷惑をかけ、仮にそれで財を成したとしても、周りで苦しむ人達が多く、そこに不平不満が生まれ、恨みが残れば、自分だけでなく、最悪、家族や子孫にまで災いが及ぶようになり、不幸が拡大してゆきます。自分だけでなく、末代にまで禍根を残す事になるのです。

ですから、その目標の中身を確認し、その目標を成す事で、自分にとっても周りや社会にとっても良きものにする必要があるのです。目標を達成する事で自分も満足し、周りや社会にも有意義で、周辺に笑みや幸福が広がり、更に財も残し、評判も残し、その姿勢そのものが人々の励みとなる。そしてその評判と尊敬と財は、子孫に受け継がれて行くとするならば、それは、幸福の輪が二重、三重と広かって行く事となりますし、それは素晴らしい目標の達成、自己実現の姿、と言う事ができるかと思います。

出来うるならば、そうした自他にとっても未来にも幸福感を残す良き目標設定とその達成を目指したいものです。

是非そうした社会正義に見合った目標設定ができるよう、頻度良く目標の内容やモットーの中身の見直しをして行きたいものです。

因みに、自分の話をしますと、自分の目標、モットーは、本当にスケールが小さすぎて、大変恐縮なのですが、匿名をいい事に告白しますと、

私の人生目標とモットーは下記7条となります。

第一条: 自分が正しいと思う精神態度を常に保持せんとし、日々それを意識しながら生きる事。これが一番目です。

第二条: 次に、社会の一員として、町の行事等には出来るだけ参加し、特に、町を綺麗にするイベントには参加するようにして、自分の家とその周辺を常に綺麗に保たんとし、街の雰囲気向上に努める事、これが二つ目。

第三条:会社の一員として、会社と社会の利益が一致する方向になるよう、常に意識を払いながら、誰よりも仕事における知識を蓄積し、最適な判断を下せる存在にならんと日々精進する事。これが三つ目。

第四条:子供たちが一人前に自立できるまで、しっかりと養育する事。(親としては普通ですが)

第五条:ローンを払い、家を無借金状態にして家族、子らに手渡す事。(これも大分先の話になりそうですが、何とか実現したいです)

第六条:ブログを開始し、ブログを通して、自分の正直ベースの考えを世に問い、共感できる方々と意見を交換し、シェアし、共感し、励まし合い、影響し合う事。(今ちょうどやらんとしている所です)

第七条:そしてそれら全てがうまくいくよう日々神仏に祈り、助力を得ながら神仏と共に人生を歩んで行く事。

それら七条が、私が私自身に課した、人生の目標というかモットーです。

改めてこうして見てみると、本当にスケールが小さく、何とも恥ずかしくなってくるのですが、でもまあ、本当の事ですから、致し方ありません。これが等身大の自分自身の姿、自分の人生の目標、モットーなのです。

ですから、こうしてブログを通して、自分の考えを世に公表するという行為自体が、実は、自分にとっては、大きな自分の人生の目標の一つを達成している最中、と言う事となり、正直言うと、とっても嬉しいし、とっても幸せです。でも、ブログをやる事自体は、別に誰にでも、直ぐにでも出来る事ですし、私としては、身の丈にあった目標設定になっていると自負しておりますし、気に入っております。

こうして、実現可能な目標設定を持つ事は、人生の充実に大きく役立つと思います。

一つ申し上げると、これら7つの中で最も重要と思える項目は、一つ目の”自分が正しいと思う精神態度を常に保持せんとし、日々それを意識しながら生きる事”だと思っています。

何故そう思うか、それはまた別の機会に説明させていただきます。

ご参考になれば幸いです。

湖畔人

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