第309話.気になった音楽(79)&(80) 夏の終わりの曲① Maddona『Cherish』&Pet shop boys『Se a vida e(that’s the way life is)』

2019-09-01 01:31:39 | 気になった音楽
湖畔人です。

8月も終わり、今年も海にも行けず夏も終わってしまうのは何だか悔しいので夏を惜しむような海を感じさせる曲を幾つかご紹介させてください。

まずはマドンナの『Cherish』です。
マドンナはマイケルと同じくMTV時代の申し子、Queen of pop としてシーンを引っ張って来た存在なので、多分敢えてなのか何なのかMusic videoではかなりセクシャルな感じで刺激が強い映像が多く、まぁ放送禁止なったり教会からクレームが来たりと物議を醸す事が多かったイメージのアーティストですよね。
そうしたセクシャルなビジュアルのイメージが強すぎてまぁ曲自体の良さが中々耳に入って来ず、十分に伝わっていない疑惑がずっとあったのですが、その刺激的な見た目のイメージとは違って、マドンナの曲の中には、割と良質なポップスや良質なバラードも数多くあるのです。
今回紹介する『Cherish』は、それほど動画もセクシャル過ぎないし、マドンナが屈強そうな男性の人魚達とビーチで戯れると言うもので、そのビデオのイメージもあって夏のイメージがする曲なのです。
でも曲自体は純愛を歌ったもので、運命の人との出会いに、どうかこの思いとこの出会いとその喜びがどうか永遠のものとなりますようにと祈るように歌う誠実な思いを歌った愛らしい曲なのです。
お勧めです。

次はPet shop boysの『Se a vida e(that’s the way life is)』です。
こちらもMVがプールでの人間模様を描いたもので、それが故にか夏の終わりを感じさせられる曲です。ちょっとチープで軽薄で、ちょっと猥雑で、ちょっと騒がしく、でも空しい感じもある、でもこれはある意味リアルなもので、世の中って大体こんなものだ的な、それでも愛すべき存在がこの世界、なんて言いたげなそんなビデオになっています。ビデオのスタートでは詩が流れ叫び声が聞こえ(まるで人がこの世に生まれて来る様のようです)赤ん坊の写真に銃痕があり、何か意味深でちょっと怖い感じがするのですが、曲自体は爽やかでコーラスがビーチボーイズみたいで美しい曲です。難しく考え過ぎないで日の光の下に出てみなよ、きっと良い事があるはず、人生そんなに悪いもんじゃない、とでも言いたげな曲なのです。良い曲ですよ。お勧めです。

湖畔人