餃子の街・宇都宮  ある菓子店のひとり言・・・

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「白秋忌」と「ちゃっきりぶし」

2010年11月02日 23時14分20秒 | 故人
落葉松の 詩をつぶやきて 白秋忌   あかね さん  (40代/関東)


落葉松のイメージ画像です。


    落葉松 
 からまつの林を過ぎて、
 
 からまつをしみじみと見き。
 
 からまつはさびしかりけり。
 
 たびゆくはさびしかりけり。
       ・
       ・
       ・
他にも、ペチカ、この道、からたちの花、砂山、ゆりかごの唄など童謡にも数多く名作を残しています。

タイトルの「ちゃっきりぶし」ですが、ご存知静岡県の民謡として有名ですが、白秋作詞のその誕生秘話です。

▼昭和2年、静岡鉄道(静鉄)の狐ヶ崎遊園地が開業するに合わせ、沿線の発展と振興を図るために
白秋に作詞を依頼。

来静した白秋は、連日大歓迎を受けたがなかなか作詞に至らず酒浸りの毎日であった。

その日も盃を重ねていた白秋、田んぼに囲まれた遊廓街で土地っ子芸妓の〆吉が二階の障子を開けながら、だれに言うとなくつぶやいた言葉に、思わず耳を傾けた。
きやァるがなくんて、雨づらよ

〆吉は、(こんなにカエルがなくのだから、たぶんあしたは雨になるのでしょう)とつぶやいたのである。
これを聴いた白秋は、急いでかばんを取りに行かせて、原稿用紙にサラサラと書き綴ったと言う。
今回、この稿を書くにあたり見ましたら、「ちゃっきりぶし」は何と30番までありました~~。

1. 唄はちやっきりぶし、
男は次郎長、
花はたちばな、
夏はたちばな、
茶のかをり。
ちやっきり ちやっきり
ちやっきりよ、
きやァるが啼くから雨づらよ。

1番だけご紹介しましたが、原文では「啼くから・・」とありますが、地元の作家に云われ訂正したそうな。
また、この唄を唄った「市丸」姐さんも、「泣くんで・・」と濁音で唄っていたそうです。

後に、民謡コンクールでダントツの優勝を飾り、国体でもお披露目。
その後、日本各地に広まっていったようです。











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牧水忌

2010年09月18日 00時46分16秒 | 故人
最後まで書き終えたのに・・・消えてしまったーーー。もう一度書くか・・・。

    ☆  牧水忌 もの知りそめし風のころ    豊田都峰

という訳で、今日9/17は「牧水忌」でした。
歌人の若山牧水は、宮崎県の医師の家に生まれる。
早大文学部の同級生に北原白秋がいた。

友人の石川啄木の臨終に立ち会う。
結婚後(奥様は長野の方?)、静岡県沼津に移住。
沼津の自然を愛し、とりわけ千本松原に魅せられて、県の伐採計画を先頭に立って阻止する。

酒を愛し、1日に1升を飲んでいたとか・・・。
最後は、肝硬変で亡くなりました。享年43歳でした。

私が知っているのは、
「しら鳥はかなしからずやそらの青 海のあをにもそまずたゝよふ」

という、有名な歌です。

作詩・若山牧水、作曲・ 古関裕而 
    ★ 白鳥の歌・・・・・・藤山一郎
http://www.youtube.com/watch?v=9ET6ahexLSQ&NR=1
 



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立松和平氏・逝く!!

2010年02月09日 23時53分48秒 | 故人
連日の死亡記事で申し訳ございません!!。
ラジオのニュースから、「作家の立松和平さんが・・・・」と聴こえた時、仕事の手を休め次の言葉を待った。
8割方想像した言葉だったが、解離性大動脈瘤で心臓の手術を先月したばかりと後のTVのニュースで知った。

氏のことを、詳しくお知りになりたい方は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E6%9D%BE%E5%92%8C%E5%B9%B3 で、どうぞ。

宇都宮市生まれで、久米宏さんがキャスターをしていたテレビ朝日の『ニュースステーション』で、
「こころと感動の旅」というコーナーがあって、朴訥とした語り口が人気を博した。

「公害の原点」と言われる「足尾鉱毒事件」で栃木県足尾町(現・日光市)のはげ山に、
緑を回復しようと、毎年植樹に訪れていた。

62歳という若さでの死に、もっともっと活躍して欲しい人だった。
ご冥福を祈ります・・・
               ーー合掌ーー



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また一人同級生が逝った!

2010年02月08日 22時49分03秒 | 故人
下野新聞では、希望があれば亡くなった方の情報(いつ、誰が、何で、・・喪主、通夜、葬儀等々)を、
各市町ごとに「おくやみ」欄に一覧で無料で載せてくれる。
家族葬とか内密に行う葬儀以外は、大体これを見て葬儀を知る事が多い。

昨日の矢板市では、彼だけの名前が出ていた。
高校の同級生であり、会計事務所勤務時代は、当店の青色申告の担当だった。

今日、お通夜に行ってきた。
帰り際、最後の彼の顔を見ておこうと棺の扉を開けて対面した顔は、
今まで見たどの顔よりも痩せ細っていた!!。
訊けば、12月に気付いた手遅れの「肺がん」だったと言う。

胃がんの人は、結構何人も見たがそれでもこんなにはならなかった。
友人の面影は、無いに等しいくらいであった。


彼は、高校時代に流行った「G・S」(グループサウンズ)よろしく級友達とバンドを作っていた。
普段は、楽器を持ち寄り練習していたのだろうが、その年の「予餞会」で演奏する事になった。

私ともう一人が、ヴォーカルになり「夕陽が泣いている」「モナリザの微笑み」を、ほぼぶっつけ本番同様で唄い
1700名に喝采を浴びたのも、彼らとの楽しい思い出になっている。

K君、どうぞ安らかにお眠り下さい・・・・。               

                              合掌



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