それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

母と寿司

2008年07月06日 | 雑記

母が文字通り倒れて、救急車で病院に運び込まれたのは去年の
1月5日のことだった。
1ヶ月間ほどは生死をさまようように、意識不明の状態だった。

3ヶ月間は急性期病院に入院していたが、一応の病名である糖尿病が落ち着いたとの判断で、
追い出された先が今の病院(療養病棟群)である。
だから通算して1年と7ヶ月になるのだが、
血糖値はいつまでたっても安定せず、これが糖尿病なのだと思わされる。
したがって、退院はとても覚束ない状態だ。
しかし稀に1週間ほども安定することもあって、そのような時は体調もいい。

今日がその日であって、食事制限が厳しい中、医師から許可が出て、
本人が一回でいいから、食べたいと言っていた寿司を実現することができた。

本人は歯が良くないし、いつも病院で食べやすいものを食べているので、ちょっと心配だったが、
食べたのは、真だち、うに、大とろ、真ぞい、ひらめ、牡丹えび、白つぶ、それに岩海苔の味噌汁だった。

もちろん一貫ずつ。ちょっと食べすぎの感があるが、次、
いつ来れるかはっきりしないなか、この辺が良かったのかも知れない。

本人も満足したし、「ちょうど良かった」と言っていた。
その後、話があると言うので、これも入院して初めて我が家に立ち寄った。

幸い我が家は、バリアフリーではないが、手摺りや捉まる所が充分で、
体調の良い日、すんなりと居間にたどり着く事ができた。

話は新潟弁で言うと「もうぐれている」、言わば「呆けた話」で紹介するに足りないが、
本人としては真剣で、こまってしまったが、早々に病院に戻ることにして、送り届けた次第である。

わずか3時間弱の、母親介護であるが、楽でない。
毎日こうした介護をしている方の苦労が身に沁みて分かったような気分になった。

 ボクの好きな五輪橋通り。深緑が眩しい。