それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

丸駒温泉 町内会日帰り旅行

2018年07月31日 | 再開(温泉)

昨日は町内会主催の日帰り旅行のため、支笏湖畔にある丸駒(まるこま)温泉旅館に行った。

町内にある地区センターを朝9時、旅館の無料送迎バスで出発。自家用車なら、我が家から45分で到着するのだが、それでは面白くないとのことで、札幌から見て支笏湖温泉郷の端っこにある支笏湖ビジターセンターまで、まずは直行(行き先の丸駒温泉は同じ支笏湖でも支笏湖温泉郷とはかなり離れているので)。

私自身は19年ぶりの丸駒温泉だった。

無料の施設だが、私にとっては何年ぶりかの訪問。すっかり新築されて見ごたえのある施設になっていた。支笏湖の歴史、成り立ち、自然、動植物などを実物や大画面のスクリーンで紹介している。

ここと、湖畔や温泉街やお土産屋さんなんかを散策して、1時間以上楽しんだ。何しろ、支笏洞爺国立公園なんですから。札幌市南区(私の区)も少しかかっているのです。

この湖から流れ出る川は千歳川一本で、ここはその源流部です。源流自体が始めから川幅20m以上あります。水は最高に澄んでます。色が変わって見えるのは川底の藻みたいなものの影響のようです。

支笏湖の最深は360m(秋田の田沢湖370mに次ぎます)、透明度は摩周湖に次いで2位とか1位を競ってます。冬、寒い年は一部結氷することもありますが、平年並みの冬では、日本最北の不凍湖でも知られています。

支笏湖温泉街はそれほど大きくなくて、30~40分もあれば散策できそうな感じです。

遊覧船もありますが、このような人力での乗り物の方が主力なのかも知れません。そういう意味では、本州と違って、こんなに誇れる自然等があるのに、利用しない北海道。観光客も少なくて、のんびりした道民性をつくづく感じます。

支笏湖は約4万4千年前に噴火してできたカルデラ湖です。噴火当初はカルデラ湖特有のまん丸の形でしたが、その後、恵庭岳と不風死(ふっぷし)岳が噴火してできて、まん丸の湖面に南北にせり出したため、今の湖面は落花生のような形になってます。

カルデラ湖生成のときの噴火による火山灰は札幌に近いだけに、方々に降り注いだと言われます。ただ、私の住む地区は豊平川の氾濫によって洗い流されて、岩盤が直に出ているような状況なので、地震には強いと言われています。札幌では、私の地域のすぐそばの、西岡や清田地区に降り積もって今でも水はけのいい土地だと言われています。

肝心の丸駒温泉です。この温泉の住所は「千歳市幌美内(ぽろぴない)」で、1915年(大正4年)に発見された、恵庭岳が湖に注ぎ込む際にあります。

館の先の道路は行き止まりです。下の写真のの露天風呂が有名です。

(写真はお借りしました)

この露天風呂は湧き湯です。ただ普通の露天風呂と違って、支笏湖の水面と同じになるように作られてます。だから雪融け時期など、湖面の水位が160cmにもなるときは背の高い人しか入れません。

今回はちょうど1mでしたので、大人は全員が立ってでも、少し腰を落としても入ることができました。

そんな訳で、ここ丸駒温泉旅館は昔から日本三大秘湯の一つと言われているのです。とは言っても他の2秘湯がどこなのか知りません。

パークゴルフ場もないので、12時宴会開始、3時終了の予定で、4時には帰宅しました。

うちの町内会は400世帯もあって、町内会費の「回収比率は90%」を超えてます。札幌市には10の区があります。回収率、加入率が4割を割る区もあります。それで、参加費個人負担は2,000円なのに、参加者数はたったの18人。どうなってるんでしょうね。

お昼なので、豪華食事は避けて単なる弁当です。あとで2品ほど出ましたが、弁当代2,700円、入浴料・部屋代・送迎バス代で600円ということで、一人当たり3,300円をホテルに支払。日本酒・ジュース類は人数分無料。持ち込み料はなし。

秘湯温泉のブームがあるようで、この旅館はすごく流行っています。1泊1万5千円はどんな部屋でもかかります。でも日中は、誰も来ないのでしょうか。

随分と安い旅行を満喫した次第であった。


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