いま我が産土神社の境内では
夜ともなると
若い鳶職人が火消しの梯子芸を稽古している
高い梯子低い梯子と二本
其の両方を使って
先輩にしごかれている
かがり火に浮き上がって見えるので
なんとも美しい
訓練の様子を見たいと立ち止まってみるが
決してやってくれない
だからといって
「お帰りください、見せられません」
とはあえて言わない
其の消えなければいけない空気を察して
自ら姿を消さねばならないのが
なんとも残念
見たい
見せない
そろいの鳶はっぴを着た男達が20人ばかり
訓練に励んでいる
お正月の出初式に行う火消しの梯子舞
コレはお江戸の華
また男の晴れ姿でもある
鳶は
屋根を華麗に歩く
其の装束や履物を取材したことがあるが
独特の美学がまぶしい
今わがビルも足場を作り
今風の鳶たちが
アラビアンパンツのような
太いズボンをひらつかせ
まるで猫のような身軽さで
空中廊下を足早に動いて仕事をしている
この鳶職は神事と深く関連があり
特に町鳶は門松を作ったり
神社の祭祀の手伝いをしたり
町の人たちの生活を守ったり
ありがたき存在
有名な
新門辰五郎という鳶の格好の良さは
語り草になっている
今夜も産土様に行って
どこからかこそっとのぞいて見るべ
夜ともなると
若い鳶職人が火消しの梯子芸を稽古している
高い梯子低い梯子と二本
其の両方を使って
先輩にしごかれている
かがり火に浮き上がって見えるので
なんとも美しい
訓練の様子を見たいと立ち止まってみるが
決してやってくれない
だからといって
「お帰りください、見せられません」
とはあえて言わない
其の消えなければいけない空気を察して
自ら姿を消さねばならないのが
なんとも残念
見たい
見せない
そろいの鳶はっぴを着た男達が20人ばかり
訓練に励んでいる
お正月の出初式に行う火消しの梯子舞
コレはお江戸の華
また男の晴れ姿でもある
鳶は
屋根を華麗に歩く
其の装束や履物を取材したことがあるが
独特の美学がまぶしい
今わがビルも足場を作り
今風の鳶たちが
アラビアンパンツのような
太いズボンをひらつかせ
まるで猫のような身軽さで
空中廊下を足早に動いて仕事をしている
この鳶職は神事と深く関連があり
特に町鳶は門松を作ったり
神社の祭祀の手伝いをしたり
町の人たちの生活を守ったり
ありがたき存在
有名な
新門辰五郎という鳶の格好の良さは
語り草になっている
今夜も産土様に行って
どこからかこそっとのぞいて見るべ