チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

70歳以上のサッカー

2010年01月16日 15時27分09秒 | 日記
札幌の呉服店主真木幸三さんから早朝8時
「センセイ今日サッカーの試合に出るので国立競技場までいらしてください」
全国から集まった70歳以上の昔サッカー少年達が試合をする
「赤いユニホームで背番号は66です」

真木さんは札幌で自分のチームを持ち
少年サッカーの監督だ

国立競技場は大江戸線で我が家から20分
美しい青空の下
昔少年、青年、壮年そして今おじいさん達が
ボールを蹴って楽しんでいる

45分が一試合の時間
途中5分の休憩と半分の選手の入れ替えもある
グランドの広さはそのままなので
昔取った杵柄とはいえ
70歳過ぎたら玉を見ているだけでも大変だ

70歳になったばかり
72歳まで
72から73歳まで
73歳から74歳まで
75歳以上

と細かく分かれていて
ユニホームも赤組み白組

真木さんは72歳グループに登場
全員の動きが「蹴鞠」のようで
なかなか優雅
さすがにメタボのおっちゃんはいない

ゴールキーパーは開店休業というテイームもある
そこまでボールがなかなか来ないのだ

真木さんのテイームは上手な人が3人いて
すっきりと点を入れていた

「あの三人の方上手だったわね」
「そうよ昔ワセダで鳴らした人たちだもの」
「真木さん歩いていちゃダメでしょうに」
「フルに走ったらしんじゃうよお」

まるきりスローモーションのような動きだったが
勝ち負けにこだわらず
ただただ好きなサッカーを
この国立競技場でやれるという
少年のようなワクワク感が応援席にも伝播する

応援席も
「あらあら足が届かんわ」
「頭に当たらんな」
「おうおう良く押さえた」
とどちらが点をとっても大きな拍手

要所要所に見所のアル足のプレイなどあって
結構楽しい時間であった

皆が同じ目的に向かって得意技を出し合っている
豊かな感覚で楽しい

暴走している何処かのお役所の面々も
広くて青い美しい空の下で深呼吸してご覧?

男は幾つになっても可愛いところがある
コメント
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