チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

へんなのおーー

2010年04月29日 13時43分18秒 | 日記
「着付け検定が始まるんですよ」
「なにそれ」
「○○着付け学院が自校の卒業生や在校生のために」
「自分の学院でおやりになる」
「違います国の検定です」
「なんじゃそれ」
「おかしいですよね」
おかしいに決まっている

今から三年前労働省が
美容院やホテルの着付けの人たちに向けて
国の着付け検定を定めた
合格しない人は
店で着付けは出来ない
また「着付けいたします」という看板も
着付け検定の合格者がその店に居ないと罰を受ける

これだっておかしい
鑑定に受かった人より
もっと上手な人が世の中にごまんと居る

今度は個人の着付けの検定だそうな
ひもは何本で此処に結ぶ
帯の結び方などなど
こまかく決められていて
その通りに着付けが出来ないと
国から検定書はもらえない
もちろん人に教えることも出来ない

こんなばかばかしいことを考えた御仁は
ちゃっかり勲章を頂いている

きもののことなどわけのわからない労働省のお役人に
くねくねと身体を動かして訴えたのだろう
エゴのかたまり
自分の学院だけが生き残ればいいのかい?

そんなバカなことを考えるから
ますます着物を着る人が減る

着物はどんな着方があってよろしい
100人それぞれに着方が違うのが
着物の面白さだわい

誰でも着ていた昔に
「検定」
など野暮なものはあるまい

自分ばかりの人が多すぎるよ
いやだねエ
コメント
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