チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物は己を「無」にしてくれる

2014年04月17日 09時26分29秒 | 日記
下着を着けていよいよ着物を着始めても
内観は終わらない
自分自身の呼吸と身体の動きを見極める動作は
自分をしっかり見つめていないとできない

空気を上手に取り込みながら
紐や帯を結ぶ
この空気を入れることで
夏は涼しく冬暖かい

空気と自分の呼吸が合っているとき
着物は自ら身体に沿ってくれる

やがて着物を脱いでたたむときも内観できる
脱いだ着物は暫く空気と話し合ってもらい
人の体温をきれいにぬぐい去ってくれる

そのうち着物をたたむ動作に入るのだが
たたむときは空気をしっかり飛ばしたたたみ方
縫い目縫い目を合わせ空気を逃がしながらたたむと言う動作は
自分の手と着物とのスキンシップだ

そしてきちんと折りたためば
余分なシワも自然に伸びていく
たたむとき
今日の様々な記憶も一緒に消していく
そうすることで自分自身が「無」になっていく

「無」になるとどうなるか
自分自身の直感が豊富になり日々が楽しい

半衿つけからたたむ作業の中で
いつも着物に色々と助けられていると思う

こう言う衣類を残してくれた先人たちに
感謝感謝
感謝だけではなくしっかりと繋いで行きたい
コメント
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