チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

塩沢

2016年05月06日 17時30分08秒 | 日記
今日は30年前の塩沢をきて歩いていた
「奥様素敵に着こなしていますね塩沢でしょう?」
と年配の品のいいご婦人に声をかけられる

「ハイ嬉しいです」
「最近もう見なくなった蚊絣の塩沢ですね」
「はいかなり昔のものを着ています」
「いえ、そうではなくて、そういうシンプルな着物をお召になっている方に
なかなかお目にかからないですものね」

なんとも嬉しいお言葉だ
チャコちゃん先生は塩沢の小絣が大好き
白鷹も小絣が本道と思っている

ところが作る方も売る方も
柄が賑やかなもモノの方に価値を持って
最近はやたら複雑怪奇な着物が多くなってきている

塩沢の小絣を真冬に着るおしゃれを京都の安藤孝子さんに教わった
色んな色の行き交う冬の着物の中で
塩沢の小絣はひときわ光る
着物通に教わることは多い

しかし何と今日は雨にあった
朝着るとき「雨になるかもしれないな」
という思いがよぎったのに無視してしまった

濡れてしまったら今度は一重にして着ようと思う
着物はいろんなシーズンで楽しめますわね
コメント
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