昨日は観戦をとりやめ、国立競技場付近や代々木公園を歩いた
家族連れやカップルが三々五々秋の日差しを浴びてのんびりと芝生に座ったり、ベンチで話し込んでいる
みんな穏やかな優しい顔している。しかし全人maskなのがちと気になる。せっかくいい空気吸ってるのになあ、でもこの行儀良さも現実
脚立を立てて写真を撮っている人、ボクシングの練習をしている人、壁にボールを当ててテニスのラケットを振っている人、ジャズダンスを踊っている人、イーゼル立てて秋の景色の色付けをしている人、こういう人達もマスクt寺田、卒倒しないのかしらん
金曜日は日本橋の丸善で作品展をしていたもと「きものサロン」の編集長の古谷さんの個展に出かけお祝いに蕎麦チョコを購入。彼女にこんなかくし芸があったとは、長い編集者勤めから解放され、のちの人生を陶器やモノ作りに没頭したいという。第二の人生が始まったばかり、いつでも自分の人生を始められる。そんなことを感じながら、隣の部屋を覗くと、京絞りの寺田実さんの個展
毎回植物染料に挑戦していらっしゃるが、今回は藍、藍での絞り染めは大変な技術だと昔聴いたことが在る。難しいらしい
寺田さんの藍は、阿波の藍、琉球藍、京都の水染めの藍と分けた染をなさっていて、見ごたえあった。水藍の再現をなさったようだ
「京都で水藍染の技術が今もあるの?」
「再現しました、昔は九条の南の方は藍畑だったようです」
やはり京都という土地は底知れぬ歴史のある所だと思った
「サワフタギの染が間に合わなくって」
「私その色が一番好き」
個展はともに16日まで
秋は芸術の秋
まさしく、入場拒否で疲れ歩きすぎてぐったり
外での疲れは心地よい疲れ、ある人が
「東京は緑はあるけど自然がない」
とおっしゃっていたが、高尾山も今は美しい、奥多摩も見事、多摩渓流もある
美濃部都知事がたくさん公園も作ってくれた、いやその前は八代将軍徳川吉宗は川を作りその土手に桜の木を植えて、江戸を花と緑の都にした
これからさらに銀杏並木が美しくなる