チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

遊びの天才

2023年12月26日 08時55分08秒 | 日記
どんな環境にいても遊びを見出すのが子供
とてもいい環境にいても、不平を言うのが大人
今朝
歩き出したばかりの幼子を連れた親子連れと出会った
よちよち歩くのがうれしく、小さな虫を見つけてはしゃがんで遊ぶ、落ちた枯葉をつまんではひらひらさせて喜んでいる
母親はいらいらしてきて「早く」と手を引っ張るのだけど
幼子はめげずに石ころを拾っては投げてみたりしている
そして歩ける自分がうれしい
足を上げ手を振り上げて走ったり、しりもちついてはキャアキャアと声出して面白がっている

その姿を見てうれしくなったチャ子ちゃん先生一緒にかがんで枯葉を拾ったりして友達になって居たら、見かねたお母さんは、その子をさっと抱いて去っていった
その子は振り向きふりむき手を振って別れを惜しんでくれる

気長く子供と遊んであげることのできない今の生活環境なのだろうが、何をそんなに急ぐのだろう。今この瞬間は二度とこないのにーーー

子供は遊び上手、狭いところにいてもその中で遊びを見つける
近くに小学校がある。いつのころからかそこの運動場は舗装された、土の影が無くなったのだが、少し残った花壇をこまめに手いれしている姿をよく見かける。その時の表情の明るいこと、体も弾んでいて、子供たちが本当に欲しいものがわかる

大人は不平を言う
こんなところで野球などすれば怪我をする、その通りだと思う。しかし子供は怪我をしないように遊んでいる、その前に土を残さなかったのは大人でしょう?といいたい

下校時の子供たちはもっと面白い
女の子のハンカチを取り上げて姐さんかぶりをして歩く男の子をみんながはやしている
追いかっけこしたり、じゃんけんしながら勝った人が歩くなどしていていつ家にたどり着くのだろうと笑ってしまう

遊び作り出すこの町の子はきっといい大人になる
コメント
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