都心から離れてやや田舎に引っ越しをした友人と久しぶりに会った
お顔が和らぎ目がキラキラ美しい、体から幸せオーラ―が発生されている
今年の春まで現役バリバリ
他の友人が「あの方とは一緒に旅をしたくない」
と言われるほどギンギンにビジネス感覚の持ち主でもあった
肩ひじ張った体の中から彼女の可愛さや寂しさを感じていたチャ子ちゃん先生は、いい距離をもって仲良くしていた
彼女が作り上げた全国的なビジネス団体から手を引き、再婚をしてやや田舎に引っ越したのだが、時折聞く彼女の生活がとてもほのぼのしていた
ゆっくり美術館を巡ったり、近くの国に旅したり、家庭菜園を始めたり、ご近所の人たちとのランチを楽しんでいたり
「よかったな」
と思いながら便りを見ていた
そしてお会いしたら明るく快活で人の話にきちんと耳を傾ける人になっていた、そのためそこで初めて会った方から
「あの方素敵ね」
という言葉が飛び交っていた
「ずーーと他人のこと、団体のことしか考えていない生活をしていて、つかれたの、自分をいつも置き去りにしていたから、もう限界!と思って手を引いたけど、引継ぎや何かで半年かかって、やっと落ち着いたので比佐子さんに会いたくなった」
引っ越し先ではみんなが助け合って生きていた
畑を借りてお百姓さんの教えを受けながら夏野菜をたくさん収穫した
弁当持って近くの山野に行き、ごみ拾いなどしながらみんなでおしゃべり
その土地の文化を知る時間となった
どうしてその土地を選んだのかという疑問もあって、時間を作って歴史を調べていると
「前に作った家系図が役立ったの、ずーと昔の先祖がこの土地の出身だった」
「先祖返りか――」(意味がちと違うけど)
都会に住む私は生活共同体という意識を持ち続けたいと思っているので、ちょっと昔女